昨日の七五三ブログの続きです……。

 

神様、仏様、占い、スピリチュアル系すべてにうとい私ですが、現実的なコトこそ大好き! 七五三後の会食のアポは私にまかせて!

……ね、実態の見えないモノにお金を使うのは相当渋りますけど、楽しいコト・おいしいモノには喜んで財布を開く私です……w

 

 

お祝いということで、ちょっと特別感のあるフレンチ、イタリアン、和食? んー、私は洋食好きだから最初の2つかな。でも、ヤンチャ盛りの次男がね……。 お客さんや店員さん全員に、力の限り「バイバーイ!」と声を張り上げて手を振り、そうかと思えば「ハラヘッタ、メシメシメシ!」と大騒ぎ。自由奔放に旅に出たがり(歩きたがり)、アイツとの外食なんて考えただけで憂鬱……。祝宴どころじゃねーな。

 

というわけで、以前から気になっていた出張シェフを頼むというのはいかがでしょう。

しかし今度はエグさん(3つ下の口うるさくて生意気な夫)が渋りだした。「酒代別で4万円近く支払うなんて高い!」と言うのです。だったら近所のビストロの方がコスパはいい、と。

 

ちょちょちょ、それって普段使いの店じゃないですか。たしかにおいしいお店だけど、今回の食事はそれとは別にしましょうよ。

……ほら、急に張り切ってプレゼンし始めた私ですw 七五三(儀式)のときとは大違い。

 

「値段が高いのが気になる」というのと、夫はあまりヒトを家に入れたがらない性格。それで渋っていたみたいです。家に入れることに関しては、私が麻痺しているのかも。というのも私は商店街の娘で(実家が学習塾をやっていました)、大勢の人々が常に家にいる、という状態が当たり前だったから。

 

まぁ、とにかく1回出張シェフ、頼んでみようよ。以前から私、このシステム気になっていたんだよ。もし気に入ったら大勢呼んでの忘年会とかにも使えるじゃん? と、だいぶ強引に話を進めw、いざそのときがやって来たのでした。

 

 

まさかのばあさん(実母です)が出張シェフ!?

 

違いますw

お宮参りから戻り、夫が小腹が減ったと言いだし、そーいや昨日良さげなイカを買ってさ。そうだばあさん、塩辛作ってよ! とおねだりしたらこうなったのでした。

ばあさんは内陸生まれのクセに(山形県米沢市)、いかの塩辛を作らせたら世界一(私のなかでね)。

 

 

なんとなくヒマそうな子どもたちです。

 

 

この後、次男はジブンのベッドでお昼寝タイムに突入! 作戦は大成功! 私たちが食べ終わるまで起きなくていいから~w

ほら、外食だったらこんなこと不可能でしょ。眠い次男がぎゃぁぎゃぁ愚図ってえらいことになっていたはず!

 

 

で、16時、出張シェフが旅行用のスーツケースをガラガラとひいていらっしゃったのでした。本当は17時から食事スタートだけど、1時間前に来て準備開始。

 

シェフとはこの日初めて会ったのだけど、メールでは何度もやり取り。

 

・どんな会か(長男の七五三のお祝い→6歳だけど……)

・参加メンバーの様子(酒好きな40代夫婦と80歳の祖母→つまり、酒に合うメニューだと嬉しい。あと6歳と1歳の何でもよく食べる男児たち)

・長男の体質のこと→生まれつき糖質が代謝しづらく太りやすいので炭水化物少なめ、タンパク質と野菜多め、スイーツは果物で

・夫がカボチャが嫌い→当初予定していたカボチャのスープをやめてサーモンを使ったメニューに変更

 

あとはわが家にどんな料理器具が揃っているか、コンロがいくつでオーブンはあるかなど料理環境などを伝えました。野菜に特化しているシェフとのこと。楽しみ♪

 

 

以前パイセンからいただいたGossetで乾杯♪

 

ていうかわが家のキッチン、何の説明もしていないのにシェフはまさに「百戦錬磨の勘」でいろんな調理道具を探し当て(笑)、テキパキ・パキテキ料理していたのが本当に驚き。けっこう複雑な場所にしまってあったピーラーでニンジンの皮をむいていたりね。すごっ!

 

長男のご馳走はと言うと、

 

 

お子様プレート。リクエスト通り糖質控えめ、タンパク質・野菜多め。生ハムの手まり鮨なんておしゃれ~。……けど食器が普段使いなモノで……。もう6歳だし。上手に食べるし。もうちょっと洒落たものを買ってあげようと写真を撮りながら反省……。

 

 

家にシェフが来ると言ったら、めちゃくちゃ喜んでいた長男です。「シェフとパズルするんだー」とか言って。おいおいおい、シェフはオマエさんと遊ぶために来るわけじゃないんだよw

 

 

ホワイト・アスパラガスのソテーにモンゴウイカをまとわせて、からすみとエディブルフラワー乗せ。

 

 

サーモンの春菊ソース。

 

 

なんとか鯛のポワレ、カリフラワー・ピューレと。

 

お酒は、うちの近所のソムリエがいる気の利いた酒屋で、白を2本、赤を1本前日に購入した。ソムリエにこの日のメニューを伝えて選んでもらった。

 

 

蟹とシイタケのアメリケーヌ・クリームパスタ。

 

 

豚肩肉のロースト、伝統野菜とともに。

 

ちょうどわれわれが食べ終わるころ、次男が寝室でうえーんと泣いて(作戦は大成功過ぎる!)、気づけばシェフが食器をすべて洗い、キッチンをピカピカに掃除してくれた。なんということでしょう!

 

 

小猿センセ(長男カメラマン)が撮ってくれた幸せの一枚。

 

今回の出張シェフを呼ぶにあたり、渋っていたエグさんがとても喜んでいた。「いまのオレたちにこそピッタリなシステム」って。料理から片付けまですべてやってもらえる“全自動スタイル”が、小さい子どもがいる家向けだと。でしょー!


ばあさんも言わずもがなで大満足。國井家の忘年会などで呼んだらどうかと。今回はフレンチだけど、鮨職人だって呼ぶことができると言ったらビックリしていた。

 

一番喜んでいたのはやはり長男で、シェフがお帰りになった後、お得意の「成りきりシェフごっこ」。オモチャのご馳走を私たちにたくさんサーブしてくれたw

 

おのおの心に残る七五三になったと思います。モノより思い出(というか胃袋)派としてはw

 

 

今回利用したのが、最近よくテレビなどで紹介されているPRIME CHEF。「こんな感じの食事会が希望!」と書きこんだら、すぐに4人のシェフをAIが紹介してくれて、彼らが提案するメニューや、雰囲気や、好みの食材を私たちが照らし合わせ、今回野菜使いが得意なシェフを選んだ、というわけでした。

 

ちなみにお値段ですが、

・大人/9000円×3人

・子ども/2000円×2人

・出張費/2000円

TOTAL36100円(税込)

 

お祝いディナーとしてはけっこう手ごろかなと。帰り道のタクシー代もかからないし。そしてコースにはもっと高いスペシャルなものがあったり、5000円くらいのカジュアルなものも。いろいろ選べて、上手に使いこなしたら楽しめそうですね~。