別冊リツコング-MOTONAVIです


V6の長野くんが表紙のMOTONAVI 、ただいま発売中。


別冊リツコング-中身です


今回の連載のゲストは、モデルの古澤恵ちゃん。

その日の模様はこちら


ロケ当日の朝、恵ちゃんの愛車のエンジンが掛からず、
彼女を待つ編集部にて、スタッフ全員緊急会議。
「どうするー?」
「写真だけでも、2台で走っているような感じで撮る?」
「後日、恵ちゃんのハーレーだけ撮りに行く!?」


いろんな案が出たなか、
“冬にエンジンが掛からない=バイク乗りなら誰もが経験アリ”。
リアリティを持たせるためにも、
彼女のオートバイ無しで撮影を進めちゃいましょう!
ということで、私のXR230にふたりでタンデムして、
下町をゆるーくツーリングしたのでした。
ふだん、よくエグさんを後ろに乗せて走っているけど(笑)、
美女と2人乗り、ちょいと緊張。めちゃくちゃ楽しかった!
そんなMOTONAVI、書店さんに並んでいます。
ぜひご覧くださいませ。


★★★★☆★★☆★★★★☆★★☆★★★★☆★★☆★★★★


昨日の話。
集合は14時。
出発までちょっと時間があったので、


別冊リツコング-明日の食材確保


明日の朝ごはんと、エグさんの弁当のおかずを作った。
・キャベツとお揚げの梅煮
・ちくわとピーマンのきんぴら
・切り昆布の煮物


ま、私がこうやって用意周到な動きをするのには、
当然もちろん裏がありまして(笑)、

夜出かける→呑んでいい気分になる→帰宅後即寝(悪顔)!


と、そこに今日お邪魔する予定のご近所さん、

Rちゃん夫妻から連絡が入る。
「集合30分遅らしてもいい?」

いいよー。


別冊リツコング-つまみ呑み


ついつい、さっきスーパーでもらった
ビールの試飲缶をプシュッと(笑)。
先ほど作ったアレコレつまみつつ、


別冊リツコング-鶏レバーの甘辛煮


もう一品、おかずを作りました。鶏レバーの甘辛煮。
これで翌日の晩も少しラクになるわい(笑)。


Rちゃん夫妻宅に着くと、


別冊リツコング-始まっていました


すでに作業が始まっておりまして……。
左が今回の先生、Hさん。
右手の女性が学生時代の友人、Rちゃんの奥さんRちゃん。
(ダブルR夫妻)


庭では家主Rちゃんが、何かを煮こんでいた。


別冊リツコング-外ではオトコたちが


あら、エグさん、あ~た居心地いい場所を見つけるの、
早くて上手だわね(笑)。


ねぇねぇ、何作ってるの?


別冊リツコング-おいしそー


豚の血のソーセージと、豆と、パンツェッタの煮物……。
聞いただけで美味しそうだ♪


さて、この日は何をしにRちゃん夫妻宅に来たかというと、
前回 このお宅で呑み友だちとなったHさんを先生に、

味噌作りを習いに!
自家製味噌なんて、なかなかステキでしょ。


別冊リツコング-マメです


材料はとてもシンプル。


★約1.8kgの味噌の材料
・大豆1kg
・麹(麦or米→今回は麦麹にした)1kg
・塩400g
しめて、2000円弱でした。


手順はこんな。


①前日の朝、豆を洗い水につける


別冊リツコング-マメをふやかします


水分を含むとどんどん膨らんでくる豆。
「大丈夫かしら?」ってくらい、水は多めに大胆に張って。


②豆を煮る


別冊リツコング-マメを煮ます


吹きこぼれないよう、半分フタをした鍋で

弱火でふつふつ2~3時間。
アクをこまめに取ること。
指でつぶすと「ふにゃ」っとするくらいまで柔らかく煮る。


③麹と塩をよく混ぜておく


別冊リツコング-麹と塩を混ぜます


ムラのないようにね。


④ザルで汁気をこし、豆をひく


別冊リツコング-マメをひきます


煮汁はかたさ調整のため、とっておく。

ソーセージを作る機械を使い、アツアツの豆をひく。
うにょうにょ出てきて、おもしろい。気持ちいい(笑)。


別冊リツコング-作業に加わります


でも、ハンドルを回す手が疲れてくるので、


別冊リツコング-みんなで作ります


男手プリーズ!!

味噌作り、みんなで楽しくやりましょう♪


⑤豆、麹、塩、材料をよく混ぜる


別冊リツコング-よく混ぜます


耳たぶくらいの感触ならOK。
もしそれよりかたければ、煮汁を混ぜて調節する。


⑥材料をテニスボール大に丸める


別冊リツコング-団子を作ります


なんで!? って思うでしょ。
なぜなら、甲子園を目指していた元高校球児(エグさん)に、


別冊リツコング-投げつけます


保存容器に思いっきり投げつけてもらうため!
そうすることによって、空気が抜けるそうだ。へぇ。


別冊リツコング-ナイスコンビ


エグさんが投げつけたモノを、ならす家主Rちゃんです。
その作業をしばらく繰り返す。
なんだか、モチをついているみたい(笑)。


⑦平らにする


別冊リツコング-平らに、滑らかにします


元高校球児のエグさんが力一杯投げつけて、
Rちゃんが繊細にならした味噌の材料を、

H先生がさらにすべすべに、平らにしていく。


⑧ふちに溝を掘る


別冊リツコング-溝を掘ります


味噌だけに、ここがミソらしい(寒)。


⑨周りをきれいに拭く


別冊リツコング-周りをよく拭きます


飛び散った具材をティッシュでよーく拭く。
そうすることによって、カビが生えるのを防ぐそうだ。


⑩ラップする


別冊リツコング-ラップで密閉します


⑪ラップのなかの空気を抜く


別冊リツコング-空気を抜きます


空気にさらされることによって、材料がいたむ。
それを防ぐため、ティッシュを使って丁寧に空気を抜く。
私が一番苦手とする作業ですな(不器用)。


⑫溝にラップを落としこみ、塩でフタ


別冊リツコング-溝を落としこみます


さきほどくぼませた溝に、ラップをキュッキュと落としこむ。


別冊リツコング-塩でふたをする


溝部分に塩を流しこみ、


別冊リツコング-完成


塩でフタをして完成♪


ちなみにこの塩、


別冊リツコング-シチリアの塩です


イタリアはシチリア島のものだそうだ。
どんな味になるんだろう~。楽しみ!


⑬涼しい場所で保管する


別冊リツコング-開封が楽しみ


私んちは、冬寒くて夏暑い北向きの家なので(最低)、

年中気温が安定している実家のガレージ(半地下)に
置かせてもらおうと思っています。


開封は7月終わりごろ。
はじめは発酵が浅い、ライトな味噌。
H先生いわく、「その味は手作りじゃないと食べられない」。
そのころにはたぶん空中菜園でキュウリを作っていると思う。
ちょっと味が浅い自家製味噌に、
ジブンちでとれたキュウリをつけて食べたら、
ビールがよく合うんだろうなぁ~!楽しみだなぁ(笑)!



★開封のときの注意

おそらく、ふちのあたりにカビが生えている。

深めに取り除いて捨てる。ふちの周りにフタをした塩も捨てる。
完成した味噌は、タッパーorジップロックに
小分けして冷蔵庫に保存。
そのとき、あえて混ぜないのがミソ(笑)。味噌だけに(しつこい)。
濃い薄い“ムラ”がある手作り味噌の味わいを楽しもう!
いろんなヒトと一緒に作ると、いろんなヒトの手の味が加わって、
おいしい味噌になるそうだ!?
私たちの作品、いったいどんな味なんだろうねー。



さて、無事に味噌作りが終わった。打ち上げをしましょー(笑)。


別冊リツコング-鱈の魚卵の煮物です


鱈の魚卵の、煮物です。H先生作。
ビールが進むわぁ~。


別冊リツコング-ナマのキクラゲです


ナマのキクラゲ。こちらもH先生作。
ちょいスパイシー。口のなかでポリっこりっと弾ける。


別冊リツコング-新じゃがです


新じゃがの煮物。ピリリと何かが主張していた。

H先生、すごく香辛料の使い方が上手。
どれもこれもおいしかったです。ありがとう。ごちそうさま。


お次は家主、Rちゃんが腕をふるう。


別冊リツコング-パクチーとタコのサラダ


ナンプラーもパクチーも苦手なうちのエグさんが、
「うまいうまい」とペロッと食べた、タコのスパイシーサラダ。
私が作ったヤムウンセン(タイ風春雨サラダ)には
微妙な顔するくせに!
きっと何かが足りないんだろうなぁ。
Rちゃんのごはんを食べて、勉強します!


別冊リツコング-豚の血ソーセージ


先ほど庭でRちゃんが作っていた、豚の血のソーセージと、
豆と、パンツェッタの煮物。
パンツェッタから、いい感じの塩味。
そのため塩はまったく入れていないそうだ。
豚の血のソーセージ、初めて食べたけど、
胃袋にずどんと染みる味だった。感動。


感動と言えば、


別冊リツコング-マトンカレーです


よーく煮こんで、口のなかでほろっとするマトンすじ肉のカレー!
たくさんの香辛料がココナッツミルクでまろやかに包まれていた。
うまーっ!!


別冊リツコング-癖になる臭いチーズ


匂いフェチの私には、たまらんチーズです。

指についた匂い、ずっとクンクンしていた。し・あ・わ・せ(笑)。


Rちゃん夫妻の家では、いままで食べたことがないイロイロ、
毎回たくさんいただく。
そのへんの高級レストランよりも、贅沢な外食。ありがとう。


これもすごかったよ。


別冊リツコング-初めて食べた


口のなかでじゅわっととろける、大変珍しい幻のごちそう。
豚の背脂、チンタセネーゼ。


でもこれ、チンタネーゼだったか、チンタ“セ”ネーゼだったか
Rちゃんもあやふやになっていて(正解はチンタ“セ”ネーゼ)、
食卓では、「チン」という言葉が蔓延。
ただ単にみんな、言いたいだけなんだよ。
小学生みたいな酔っぱらいたち(汗)!


別冊リツコング-ぽーださんです


一番はしゃいでいた、ぽーだサンです(笑)。
この日も遅くまでたくさん笑ったね。



おまけ。


2週間ぶりに会ったユッカさん。


別冊リツコング-始まりました……


だいぶ大きくなったねー!


別冊リツコング-とろけています


白目なんか剥いちゃって、
やばい、かわいい、チンタセネーゼ!