毎週金曜日の晩には、シェアハウスにいろんなヒトが

わらわらと集まってきて、パーティが開かれるそうだ。
酒もごはんも、基本持ちより。
私も東京でそういう集い、好きでよくやるけど、
じゃぁなんか一品作ろうかな。inハワイ。


上手くいくかわからないけど、この旅に出る前

妙に成功した、鮭の和風マリネでも作っちゃおう。


ということで2/17は朝から料理。この日のブログはこちら


別冊リツコング-鮭です


冷蔵庫にね、ちょうどいい感じの鮭があったもんでよ(笑)。


それにしてもこっちって、なんでもかんでも賞味期限、長いよねー。
この鮭、パックされてから約1週間大丈夫って!

日本だったら長くて2日がいいところ。
われわれが神経質すぎるのか、
こっちの食料品にはよほど強い保存料が入っているのか。


別冊リツコング-料理中


そんなこと、どーでもいーかと、クッキング(結局いつもこうだ)。


別冊リツコング-完成♪


和風ダシが無いなか、醤油でむりやり“和風”にしたけど、
なんとかなったかな(笑)。
夜、みんなで食べよーっと。


マリネを冷蔵庫に寝かせたのち、
バスに揺られてこの旅2度目のコストコ、
いやいや、こっちの言い方をすれば“コスコ”へ。


別冊リツコング-主食です


以前からアミノ酸を欲しがっていたエグさんにおみやげを。


別冊リツコング-エグさんオミヤ


アミノ酸入りコラーゲンと、ビタミンCをゲット!
アミノ酸→髪・肌・爪にGOOD
コラーゲン→ぎっくり にGOOD(笑)
ビタミンC→サーフィンでダメージを受けた肌にGOOD!!


ふたたびバスに揺られてワイキキに戻ると、


別冊リツコング-ワイキキにて


すっかり日が暮れていて、


別冊リツコング-お祭り騒ぎ


別冊リツコング-お祭り騒ぎ


この街のメインストリート、カラカウア通りは今宵もまたお祭り騒ぎだ。


宿ではすでにパーティが始まっていた。
日系人、ハワイアン、白人、黒人、
いろんな肌のヒトが20人くらいいたかな。


別冊リツコング-お邪魔虫


美形の家族のなかにむりやり潜入!
若い両親はラスベガスでダンサーをしているそうだ。

このシェアハウスで暮らすおばさんのところに、
休みを使って遊びに来たという。


それにしても坊や、サービス精神旺盛ですごくかわいいんだ。
さすがダンサーの両親から生まれただけあって、

私たちの目の前で軽やかな踊りを見せてくれた。



マイケル・ジャクソンじゃなくて、
マイクロ・ジャクソンだね♪


別冊リツコング-男同士の


Yさんと男の約束?



2/18、目を覚ますと北風ビュービュー。この日のブログはこちら

残念ながら、今日もまた波乗りは断念。
でも、前よりサーフィンに対してガツガツしなくなった私である。
というかハワイという場所が、やること盛りだくさんで、
波乗りに固執させないのかもしれないね。


別冊リツコング-朝ごはんです


ダイニングに行くと、誰かが朝ごはんを用意してくれていた。
THE 米国なゴハン。野菜はどこ(笑)?
“サプリメント大国”などと言われるゆえんは
このあたりにあるわけですな。


別冊リツコング-すてき家族


おー、おはよー。
昨日の美しい家族&シェアハウスで暮らす彼女らのおばさんです。


別冊リツコング-複雑な髪型です


一夜明けてよくよく見てみれば、
お父さんの頭、ずいぶん複雑なことになっているわね(笑)。


別冊リツコング-サイクリング中~


食後、Yさんに「市場まで行こう」と誘われて、自転車でGO。


別冊リツコング-市場です


KCCファーマーズ・マーケット。
毎週土曜日の朝8時からやっているそうだ。

果物とか花とかジュースとか、いろいろ売っていた。


別冊リツコング-アワビですって


トコブシかと思ったら、こっちのアワビだってさー。醤油のいい匂い。


別冊リツコング-ピクニック


ゆるーい感じで。

地元民に混ざり、観光客の姿もたくさん見かけた。


別冊リツコング-双子ちゃん


ツインズです。
こっちはベビーカーもでかい!


別冊リツコング-ご親切にありがとう


市場見学中、 お腹がきゅーっと痛くなってトイレを探していたところ(汗)、
親切なおじさんがご丁寧に案内してくれた。助かったー(笑)。


別冊リツコング-ちょっと取材へ


宿に戻り、自転車に板を積んで海へ……。


行くふり(笑)。


ちょいと取材らしいことも、しなきゃなぁと思い。


別冊リツコング-KタとYさん


カメラマンはヤングKタ。
なかなかいい写真、撮ってくれたね。ありがとさん。


次回のバイシクルNAVI の連載はハワイネタで決まりだ(笑)。


ふたたび着替えて、


別冊リツコング-動物園にて


たぶんハワイには10回以上来たことがあると思うけれど、
ん? 20回? ま、いいや。
動物園を訪れたのは、初めてかもしれません。


でもね、行けど進めど、


別冊リツコング-またサル


サルと、


別冊リツコング-またカメ


カメしかいなくてさ(汗)……。


何ここ、サルカメ園なの!?


と思ったら、


別冊リツコング-ケニアみたいです


ああ、ようやくキリンさんがいらっしゃいました。


去年エグさんのご家族と行った上野動物園 や、
何年か前の冬に旅した北海道の旭山動物園と全然違う、
いい意味“野放し”の、のほほんとした場所だったね。


別冊リツコング-サイクリング中


カラカウア通りをサイクリング。


ハワイでは、自転車は車道の一番右側を走る。
歩道を走行することは禁じられている。
(商業エリア以外なら大丈夫な地域もあるらしいが)
それだけ歩行者、クルマ、自転車の棲み分けが進んでいるということ。
日本もいつか、こういうふうにメリハリの付く日が来るのでしょうか。


あと、


別冊リツコング-ノンヘルです


ノンヘルのライダーをしばしば見かけるけれど、


別冊リツコング-ノンヘルです


ハワイではヘルメット着用は義務づけられていない。
その代わりアイウエア(サングラスor透明なゴーグルなど)の着用は義務。
違反した場合、罰金$78だそうだ。


若かりしころハワイに来て、「ノンヘルでいいの? いえーい!」 と、
ヘルメットをかぶらずオートバイで走ったことがある。
でも目にゴミは入るし、チリが顔に当たって痛いし、
なにより風切り音がうるさいしで、すぐさま宿にヘルメットを
取りに帰ったね(笑)。


別冊リツコング-あんまり見かけない


そういえば昔はハマーのリムジンがバンバン走っていたけれど、
久しぶりのハワイでは激減していたなぁ。不景気だからかねー?


別冊リツコング-砂場です


ワイキキビーチに面した場所で、こんなふうに砂が盛られていた。
コレ、なにかわかりますか?


別冊リツコング-デュークさんの前で


ピンク色の矢印。
この船が海底から砂を採取して、ビーチに補充するそうだ。


ワイキキビーチはもともと人工浜。
波や潮の満ち引きで毎年20~30センチずつ浸食する。
沖からむりやり砂を持ってくるあたりが、“力づく”なアメリカらしい発想(笑)。


夜は、ヤングKタの提案で、彼オススメのタイ料理屋へ。


別冊リツコング-オープン!


お酒は持ちこみで。
海外ではこのスタイルの店、けっこう多いよね。


別冊リツコング-ラストナイト


美味くて安かった!
ヤングKタの、大学時代の行きつけだったそうだ。


別冊リツコング-夜のドライブ



その後、ひとりお酒を我慢してくれたKタの運転で、


別冊リツコング-お似合いです


ワイキキの夜景が一望できる丘へ。きれい~。
ていうか、みなさん怪しい~(汗)。


別冊リツコング-楽しかったね


私はこの日、ハワイ・ラストナイトだった。
きっとヤングKタ、 私が喜びそうなコト、
前もって企画してくれていたんだね。いい男だね。
きっとスグ、すてきな彼女、見つかるよ(笑)。
ありがとう。


ああ、ハワイ、終わっちゃうのかぁ……と、落胆した2/19、
朝っぱら波乗りに行き、ローング・ライドにキャッキャと喜び
(この日のブログはこちら )、宿に戻るや、


別冊リツコング-朝ごはんです


ツナパスタと、卵サラダを作製!


別冊リツコング-いただきます


みんなで朝ごはん。


食後パッキングをして、YさんとヤングKタと一緒に空港へ。


チェックインして、荷物を預けて、まだ時間があったので、
みんなで花壇の縁に座ってなんとなく雑談した。

ふとYさんがこんなことを言った。


「帰る人はいいよ。次の生活が待っているから。
でも送り出す方は、ただたださみしい。心に大きな穴が空く」


その横でKタは、冷静な顔をして深くうなずいていた。


Kタはハワイに移り住んで以来、ここ数年、
幾度となく誰かを送り出している。
そのときのさみしさは、彼が一番よく知っている。


たしかにこのとき私は、ハワイを離れるのはさみしい反面、
羽田に迎えに来るエグさんのこと、翌日からの仕事やエグさんの弁当作りや、
翌週末のスノーボードのこと、「これから」のいろんなことを、
ちょっとワクワクしながら考えていた。
そういえば、いままで私は送り出されてばかりいたなぁと、
Yさんと、ヤングKタの顔を見ていたらそう思った。


私たちはしばらく世間話や今回の旅で楽しかったことについて話した。
さてそろそろ行くかと、大混雑しているゲートに私ひとり並んだとき、
急に4年前に亡くなった親父のことを思い出した。
ガンが発見されて彼が死ぬまで84日間という、
長いのか短いのかよくわからないその時間、
私は親父から一度も目をそらさなかった。
息絶える瞬間まで、とにかく彼と向き合おうと思った。
親父が入院していた病院や、一時滞在していた品川のホテルには
毎日のようにお見舞いに行ったり、自宅静養に切り替えたときは

仕事部屋を親父の部屋の隣に移したりした。


口が悪く、似たもの同士の私たちは毎日のように喧嘩をした。
親父が亡くなるその日まで、なんやかやとやり合った。
そんな親父が逝ってしまった後、
私の心には大きな穴が空いたのだった。
どちらかというと、“トラウマ”に近い、と言った方がいいのか。
親父没後2年くらい、ちょっとおかしな気持ちの日々が続いた。


というのはだいぶ極端な例としても(汗)、
YさんやKタ、たとえ好きでハワイに暮らしていたとしても、
送り出す方は少なからずさみしいものだ。
そして、私たちの人生のなかで大なり小なり「別れ」は必ずついて回るのだと、

当たり前なのだけど、いままで考えたこともなかったそんなことを、
私はホノルルの空港で、列に並びながら、なぜかはっきりと思ったのだった。
なんでだろうね。
よくわからないけど、たぶん飛行機って乗客と見送り客との境界線が
パキンと分かれているからかな。


別冊リツコング-そういうこと!


ゆるーくサーフィンしたり、バスに乗って買い物に行ったり、
毎晩3時ごろまで呑んだり。
まるで暮らすように過ごした今回のハワイ。
楽しかったね。ヤング&オールドKタもありがとう。
またどこかの海で会いましょう。


別冊リツコング-乗ります乗ります


別冊リツコング-さよならハワイ


またね。