21秒の重さ; 第87回箱根駅伝
昨日、今日と全長217.9kmを20チームが疾走した
第87回箱根駅伝は10時間59分51秒の大会記録で、
早稲田大学が18年振りの総合優勝を果たし、
出雲駅伝、全日本大学駅伝の勝利でも封印していた
歓喜の胴上げで渡辺監督の姿が宙に舞った。
往路では昨年総合優勝校の実力を発揮し、強かった
東洋大学。
肉体的にも、精神的にも厳しい毎日の練習で鍛え抜かれた
選ばれた選手達が約11時間、高速で疾走し、
最後に21秒の差が勝敗を分けた。
指導者の意識・管理そして、選手達の自己管理で、極端な
ブレーキもなく、注目され・期待された選手がある程度
その期待に答えた走りをみせた本大会だが、
早稲田の選手で言うと一般入試で早稲田に入り、
4月からは社会人として実業団駅伝とは無縁の商社に就職する
猪俣君が山登りの5区でトップの東洋大学と27秒の差で
襷を復路の選手につなげることができた頑張りと、
猪俣君と同じく4年生で初めて箱根を走る高野君が
6区の山下りで先行する東洋大学に逆に36秒の差をつけて
往路で再びトップに立ったことがとても印象深かった。
華やかでいつも注目をされている選手ではなく、“雑草”のように
黙々と練習をこなしてきた4年生がこれまで4年間の
苦しい練習の成果を箱根駅伝の場で発揮できた事は
“一生の宝”となるであろう。
同じく4年生のアンカーの中島君の責任感、そして素晴らしい快走で
流れを作った1年生の大迫君の判断力も素晴らしいものであった。
各大学の選手力が拮抗していた今年の箱根駅伝、
今年駅伝を走った選手、そしてそれを支えた関係者の皆様に
「感激をありがとう」の言葉を捧げたい。
ごくろうさまでした。
SANSPO.COMより
ブレイクダウン: 1対1での激しいプレー
今日、国立競技場で行われたラグビー大学選手権準決勝2試合。
第一試合では、昨年の対抗戦の時とは全く違うチームのような
力強い帝京大学の戦いぶりが見られたが、第二試合の早稲田大学も
有田隆平主将が究極に姿として思い描いていた戦略を実現させた。
有田主将、そして早稲田大学ラグビー蹴球部の今日1月2日
早明戦にかける意気込みは“ブレイクダウン”、1:1での
激しいプレー。
Breakdown自体は崩壊とか挫折を意味するがこの場合の
ブレイクダウンはタックルされ持っているラグビーボールを
手放さなくてはいけない接点でのプレー。
今日の早稲田大学は全選手が1対1、あるいは2対1で
明治大学の選手を倒すその気魄にあふれていた。
有田主将、攻撃的ハイパントに徹底したスタンドオフ山中君、今日も
快速を魅せてくれたウィング中濱君、素晴らしい活躍のセンター村田君、
坂井君、力強いロックの中田君とバックスとの連携で今日2トライの
同じくロックの岩井君、そしてフランカーの中村君と早い球出しが
光ったスクラムハーフの榎本君、そして万能プレーヤーの田邊君
今年卒業する4年生がこれまでの苦しい練習で体に叩き込んだ成果
を全て見せてくれた。
1昨年は帝京大学との1戦で胸部を負傷し、途中退場して、早稲田が
敗退する場面をフィールドの外のパイプチェアで見ていた当時フッカーの
有田隆平君の姿と、
今日の試合で明治大学が試合を構築する上でキーマンであった
4年生のスタンドオフ田村君がわき腹に負傷で交代し、
フィールドの外で頭をたれ、無念さを表している姿が重なった。
1対1での激しいプレー。
今日の早稲田大学はこの志を持ち続けていた。





