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黒い河 BLACK RIVER


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アメリカ西海岸シアトルの東に位置するワシントン湖。

BLACK RIVERはかつてワシントン湖の水を流し出す

一番大きな川だった

人間がよけいな手出しをして、ワシントン湖運河を作ったために

ワシントン湖の水位は9フィートも下がり、ブラック川は突然

消滅してしまった。

そして地下にもぐった川はいたるところで地上に顔を出し、

沼や湿地をつくっている。



シアトル在住のG.M.フォードが2002年に上梓した

フリーのノンフィクションライター フランク・コーソシリーズ

2作目「黒い河」は、シアトルの美しい自然を背景にした

人間の邪悪な心と相対する隠遁したフリーノンフィクションライターの物語。


かつてのロシアのギャングニコラス・バラギュラが指示した

カリフォルニア州の病院の手抜き工事が原因で、

ちょっとした地震の直後、新築のこの病院が崩壊し、

41人の子供を含む63人が死亡した。

サンフランシスコで開かれた第一回公判では犯罪帝国のトップ

バラギュラとその部下の手で極秘裏に行われた陪審員の買収により

審理無効となったが、正義を求める世論の声に押されて、はるか北の

シアトルで第2回公判が開かれることになる。



病院の崩壊事故からこの事件を追い、バラギュラ一派による

陪審員買収の解明を続けているコーソは

只一人検察側のアドバイザーとしてこの公判に出席する。



中国、韓国、東南アジアからの移民が多く暮らしている

米国西海岸、

本作で登場したタイの難民キャンプから10年前に

米国にたどりついたカンボジア人のニム・ボウは

どこまでも勤勉で律儀に描かれ、

ポーティジ湾に係留したクルーザーで生活している

コーソが、検察官のルネ・ロジャースを乗せて湖側からしか

その全貌を見ることの出来ない巨大なショッピングモールの

ような5千平方メートルのビル・ゲイツ豪邸を描写する場面など、

法廷での検察側と弁護側そして裁判官の間での

緊迫した心理戦を描いた米国伝統の法廷物であると同時に、

シアトルに生きる人と自然の描写が印象的であった。



ワシントン湖



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自由が丘 hyphen 「花」 美しい日本語



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昨日の「人と人をつなぐ。 音楽と人をつなぐ.自由が丘の隠れ家」

hypen ハイフンでの赤石香喜のピアノと兎本有紀、星ようこの朗読と

おしゃべりと歌の夕べ「花」は三人の個性が見事に融け合ったライブ

だった。


三人の共通の友人である秋本奈緒美さんが企画・発案したライブ「花」。

音楽監督・ピアノ担当の赤石香喜さんがブギウギのリズムを全身で奏でる時の

躍動感、歌唱力では定評ある兎本有紀さんの歌声と軽妙なおしゃべり、

そしてライブで歌を披露するのは初めてという星ようこさんの個性豊かな歌、

情感溢れる朗読が印象的で、あっというまに時間が過ぎ去っていった。


昨日の朗読で使われたのは向田邦子のエッセイ。

舞台での活動が長い兎本有紀さん、そして廣木監督の作品で

映画に本格デビューした星ようこさんのお二人の朗読は、

それぞれが舞台の一場面、そして映画の一場面のように、

向田邦子の美しい日本語で紡ぎ出す昭和の日本を

観客の脳裏に鮮やかに蘇らせていた。


上野毛「風和利」のカウンターの中にいる姿とは別の

女優としての顔を見せてくれたようこさん、

「風和利」で時々お会いするいつも朗らかな赤石さん、

ライブで歌声を聞いたのが一昨年の「わいわいムーン」以来で

あった兎本さん、

美しい言葉で三人が築き上げた昭和の日本の世界を

もう一度聴いてみたい。




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センダン、ネズミモチ


今年は許認可の問題からついに営業が再開できなかった

兵庫島のイタリアンレストランPEACE

このPEACEに隣接する場所で、今年も桜の開花する頃から

営業していた軽食堂兼休憩所の“川の家”が、

先週から始まった晩秋恒例の解体工事により構造体が倉庫に運ばれ、

今日はその場所が更地になっていた。





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かつては二子橋の下流で沢山みかけたよしず張りの“川の家”、

再開発で姿を消し、二子玉川周辺で一軒残った“川の家”。

最近はよしずで囲われることはないが、昔懐かしい“川の家”も

来春まで冬ごもりに入った。


遊歩道に沿って植えられている低木のシャリンバイの茂みは、

先日まで熟した紫色の実で被われていたが、

実を目当てに連日沢山集まるスズメたちにより

その実は殆ど完食の状態になってきた。

同じく完熟すると濃紫色となり野鳥の冬のエサになるネズミモチの実。

夏の間を草色で過ごしたこの実が赤紫色に色づいている。

この赤紫色が濃紫色に変わると木枯らしが吹きすさぶ冬の到来。




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センダンの実も冬越しの黄褐色になってきている



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