秋の七草くず、おばな と 帰化植物イヌキクイモ
秋の雲高積雲(ひつじ雲)ではなく
夏の雲積乱雲のような巨大な雲が頭上を
支配している敬老の日の祭日。
赤褐色に成熟したセイバンモロコシの実が河原を支配
しているなかで、昔から残っている低い石垣に残された
僅かな隙間に根付いているススキの穂が白銀色に美しく
開花してきた。
人の手が入らず、野草が繁茂しているこの一角で
秋の七草くずの花があちこちで甘い香りを
漂わせている。
しばらく前からツバメのねぐらのヨシの原の所々が
黄色く色づいているのが気になり、近づいてみると
この黄色はイヌキクイモの花たちであった。
今年の残暑の影響でキャベツが大豊作となり
価格が暴落しているとの報道がされていたが、
イヌキクイモの花もススキの花穂も例年より少し早く
開花しているように思う。
秋に咲く野菜の花 ウド ニラ
先週末に出張した岡山も残暑が厳しかったが、
二子玉川周辺は二日続いてスコールと呼ばれる
短時間のシャワーが降り続き、
亜熱帯のような気候が続いている今年の東京。
そのような気候であるが、今年も2メートル程度に
大きく成長したタラノキ属の多年草ウドに
白く小さな球形の花が咲き始めた。
ネギ属のニラの花が晩夏の風に揺れていた。
風光明媚な青島の海岸からそれ程遠くなく、
ホテルや大きなビルが立ち並ぶダウンタウンの一角に位置し
従業員は全て地元の中国の方が働き、新鮮な食材に溢れ、
いつも地元の人たちで溢れていたイオンのショピングモールが
暴徒の略奪にあり、
壊滅的な被害を受けたとの報道がなされていた。
治安の良さや、青島市幹部の熱心な態度を受けて青島に研究所や
工場を築き、多くの優秀な中国の人を雇用している日本企業があるなか、
中国の友人達の人生にも大きな影を投げかけるこのような
一部の暴徒の行動が、中国の友そして一般の市民達の生活を
脅かさない事を願う。
「善き人」
1937年ナチスが台頭してきた時代にベルリンで教鞭をとっていた大学教授と
その親友であるユダヤ人の精神科医がユダヤ人排斥の時代に全く別の
人生を歩むこととなった、魂の彷徨の物語。
「人は信念を貫くべき。
不治の病に苦しむ妻を殺すのも その愛情。
恩寵の死は人道に反しない」
との思想で書かれた著作が“ユダヤ人撲滅”の思想を
論理的に指示すると曲解されたヒットラーに気に入られたことから
大学教授ジョン・ハルターの人生は時代の荒波に飲み込まれていく。
重要な場面で必ずユダヤ人であったマーラーの作品が聞こえてくる
ジョン。
作品後半の“絶滅収容所”の言語に絶する描写、
囚人達が演奏(幻か)するマーラーの交響曲は、どんな環境でも、
人間の高潔な精神の炎を消すことはできないことを暗示していた。




