エアコンから嫌~な臭いがし始めていたので、エアコンフィルターの交換を行いました。2025年07月の車検整備の時に一緒にお願いしようかとも思いましたが、これらの見積り額が思いのほか高額だったので(パーツ代・交換工賃)、それならば自分でやってしまおうと。
本日のポストは、約2か月経ってやっと重い腰を上げての交換作業となりました VOLVO V60 エアコンフィルター交換&エアフィルター交換 についての整備記録的備忘録です。
エアコンフィルターに関しては、中古で購入した後にDIYにて交換してから、前回の車検時にVOLVOディーラーにてエバポレーター洗浄及びフィルター交換を経て、今回が3回目のフィルター交換となり、前回交換時より丸2年2か月が経過しています。エアフィルターは、前回車検時に正規ディーラーにて交換して貰っているので、それ以降では初めてのDIYでの交換となり、約2年が経過していることになります。
エアコンフィルター交換
初めてDIYにて交換を行ったときの備忘録を見返して、記憶を呼び起こしながらの交換。必要工具は T25トルクス のみです。
交換手順としては下記の通り。
① グローブボックス下の横長なパーツが2本のボルトで留まっているので、T25トルクスドライバーを使用して取り外します。
①②がボルト、③は車体側に嵌め込まれていますので、ボルトを外した後に引き抜くだけです。
足元ライトの線も接続されているので、それも外します。
③はココに刺さりこんでいます
② サイドパネルを引きはがします。
下記画像の赤丸6カ所で留められているので、これを手前に引いて引き抜くのみ(工具は不要です)。少し抵抗があり心配になりますが、ある意味力技です。個人的な感覚としては、一番右手のところから順に剥がしていくと、剝がし易い印象があります。
③ マットが邪魔なので少し捲り起して、エアコンフィルター蓋を完全露出させ、蓋を外す。
サイドパネルを取り外した後、エアコンフィルターの取り出しにかかります。その前段階として、エアコンフィルターの蓋を外しますが、フロアーマットが邪魔なので、邪魔にならない程度に捲り返しておきます。エアコンフィルターの蓋は、奥側の3カ所(赤丸)でロックされているので、手前に引く感じでロックを外して、蓋自体を取り外します。
蓋を取り外して、エアコンフィルターが見えるようになったのが下の状態です。
④ エアコンフィルターを引っ張りだして、取り外します。
ここまでくると、あとはエアコンフィルターを引っ張りだすのみ。ヒューズボックスが邪魔になったり、変なホースが邪魔になったり…と作業効率なんて考えてもいないかのような構造なので、その辺の諦めは必要です。冷静に…とにかく冷静になることに努めることが、一番の近道です。
ちなみに、唯一の通り道にある上から伸びている白いホースは取り外し可能なので、外して邪魔にならないところに避けておいた方が “ほんの少しだけ” 楽になります。
⑤ 新品のエアコンフィルターを入れなおして作業完了。
使用済みエアコンフィルターを取り外すことができたら、あとは新品を入れなおす “だけ” です。“だけ” な作業ですが、取り外すとき以上に “冷静さ” が必要になります。とにかく落ち着いて、冷静になぜ入って行かないのか?引っかかっているのはどの部分なのか?を確認・把握しながら、ときには大胆に、ときには冷静に作業を進めましょう。そう、知恵の輪をやっているときのように。この作業に “偶然” はあまりないと思った方がいいかも知れません。スウェーデン人からの挑戦だと思って、この知恵の輪を楽しむくらいの気持ちが必要だと感じました。
2度しかやっていない人間からの役に立つかどうかわからないヒントがあるとすれば、キモは “フィルター上部をいかにスペース内にぶち込めるか” だと思います。そこが入ったとしても、日本車のそれのように スポッ! っとその後が入っていく訳じゃないので、上部が入ったあとも冷静さを伴った作業は続きます。
ちなみに…フィルターの方向は作業を始める前に必ず確認してからにしてください。キモだと思われるフィルター上部が上手く入った後で「逆だ…」と気が付いたときのショックはそれ相当なものです。その後の作業において必要な冷静さを確保することが数倍大変になります(経験者談)。
⑥ 取り外したものを、逆手順にて戻して終わり。
蓋 → フロアーマット → 白いホース → サイドパネル → グローブボックス下のパーツ の順に。外した配線などを刺し戻すこともお忘れなきように。
サイドパネルのこの部分のみ他と固定方法が違いますので、ご注意ください。まずココをひっかけてから、他の部分を押し込む順序で。
今回は、市販の除菌消臭剤を使用したので、フィルターを取り外して、新品を入れなおす前の段階で、その作業を行いました。気休め程度かも知れませんが、気持ち的に。フィルターがない状態で作業した方が、各径路部分にダイレクトに薬剤が高濃度で行き渡るのではないか?という素人的な考えで。
風量最強・ACオン・内気循環で…と説明書通りに設定し、規定通りの時間を待ちます。このあと新品エアコンフィルターを入れなおした訳ですが、全ての作業が完了した後は、吹き出し口からはさわやかな風が出てきます。これがいつまで持続するのか分かりませんが、少なからず効果はあった…と言えるでしょう。
2年使用したエアコンフィルターの使用前・使用後
エアフィルター交換
交換手順云々は、言うまでもなく、見たまんまの作業手順。エアフィルターボックスをT25トルクスで外して、入替えるのみ。これはホントの意味で入替える “のみ” です。
MAHLE社のエアフィルター。どのメーカーの製品が良いのか等々はよく分かっていませんでしたが、インターネットで探した時に一番最初に見つけたもので、エアコンフィルターと同じメーカーの製品です。エアクリーナーボックスを開けて、付いていたものを見てみると全く同じもの、純正品をOEMで作っているメーカーだったようです。
サクッと外して、サクッと入れなおす。ただそれだけ…の簡単な作業。こんな作業に工賃払うの勿体なさ過ぎる。
こんな感じで、エアコンフィルターとエアフィルターの交換作業をしてみました。そんなにマメにメンテナンスするタイプの人間ではないために、つぎの交換はいつになる事やら…。エアコンフィルターは毎シーズン交換でもいいのかもしれませんが、もう少し作業がし易かったら良いのにな…と、来年になっても腰は重いままだろうと思われます。