2024年07月07日(日)は猛暑な一日だった。こんな日に丸二年のブランクを経ての復帰戦があるというのも、なんとも言い難い気分だ。スタート前から不安しかない状態だったが、成るようにしか成らない。
今日のポストは、そんなロードバイクライフ第二章的な備忘録。
小熊山
猛暑確実な天気予報ゆえに、暑さ対策グッツを前日に入手する。私は元々が攣りやすい体質なうえに3000↑なプロフィールに耐えうる筋力もないということで、攣りを避けることはできないだろうことを自覚しているがため。途中での水浴び必須ゆえに2本持って行くボトルには真水をいれ、エネルギー及びミネラル系の補充は経口からのみとした。
バックポケットにはこれらの他にBCAAと塩タブレット多数。実際にこれらの全てを消費したが、最後の最後でダンシング一発かましたときに突如脚が攣った(まあちょっと伸ばしてすぐに復活したが)。そもそもが絶対的な筋力不足が否めない状況ではあったが、これだけの量を定期的に摂取していたからそこまでもったともいえる。
前日夜から雨が降ったのだろう、白馬に到着するとこんな感じで霧が出ていた。晴れるのは分かっていたので、特に朝霧でも何とも思わなかった。逆に、小熊山から雲海が見ることができるかも…という期待をしたくらい。実際には期待する程の景色は見ることができなかったが、まあそれでも晴れた早朝の眺めは気持ちを晴れやかにする。
小熊山登坂中の木々の切れ間から
小熊山トップから 同じグループの3台と共に
グループ参加でのスペシャルコース 160kmなので、基本的にグループで行動を共にする。ガツガツすることもなく、のんびり走る一日も悪くない。逆にガツガツいかれたら、確実に途中で脚が攣ってTHE ENDになること請け合いなので、このペースで助かった…と言うべきか。
結果的に、フルコース完走はできなかった。メンバー一人の限界が近づき、第二関門前のエイドで足切りを受け入れたからだ。頑張れば何とかなる状況なら頑張ることも良いかもしれないが、そうじゃない状況の時にはしなくてもいい無理はする必要はない。逆に無理して何かネガティブなことが起こることこそ避けるべき。
足切りを受け入れるとっても、メンバーの意向としては “リタイアではなくショートカットで”とのことだったので、最後の鷹狩山をパスしてそのまま大町市街地までショートカットルートで向かう。そこで大町市街地を通る正規ルートに合流して、その後はゴール地点の鹿島槍スキー場まで。ショートカットと言いつつ、距離が極端に短くなる訳でもなく、名物の激坂を抱える鷹狩山をパスすると言うだけの、パスカットコースだ。自転車乗りの “もう少しで上りも終わるよ!” を代表するような、嘘っぱちの一種だったんだなと理解をした(このことを批判する意味合いでの発言ではないことをご理解ください)。
松川大橋より白馬を望む
最終的には、距離と獲得標高は正規のものよりも少なくはなってしまったが、ショートカットしたとはいえメンバー全員が無事にゴール地点まで戻ってこれたということで、楽しいイベントとして終えることができた。
終わって思うのは、もうこんなに上ってばかりのイベントには出たくないな…と言うのが正直なところ。でも、PEAKS等と比べたらまだまだ可愛いこの程度の距離&獲得標高を、鼻歌交じりとはいかなくとも平然とこなしてしまう人になれたらな…との憧れみたいな感情も出てきたというのも実はあったりする。その為に今後何か行動を起こすかどうかは、また別の話しだが…
まあ、とりあえずは丸二年のブランクを経て、不安がいっぱいだったなかでも無事に戻ってこれたことが何よりの収穫。今後のことはこれから考えるとしよう。