ロングツーリング用 “本命” ライディングウェア | Cycle-Life(旧:おやじ、自転車ロードレースを走る)

8月11日(金) ~ 13日(日)の3日間で行った東北ソロツーリングでは、1日目 猛暑、2日目 豪雨に始まりつかの間の晴天を経てその後に横風が加わった台風、そして3日目 猛暑時々ゲリラ豪雨…と日々天候が変化した。その時にロングツーリング用の “本命” ライディングウェアを探さなければならないかな…と本気で思った。

 

今回は、そんなライディングウェアに関しての備忘録的ポスト。

 

 

 

 現在のライディングウェア

 

4月にこの車輛が手元に来たわけだが、それに合わせてヘルメットやインカムなどはそれなりに色々と調査検討を経て購入した。だが、ことライディングウェアに関してはなかなかその検討が進まなかった。その理由としては、サイズ感や質感等が実際に手に取って見てみないと分からない部類のものとの認識があり、我が街にはバイク用品店が1店舗しかなくしかも品揃えは寂しい限り…ときた(横浜時代が懐かしく羨ましく思えた瞬間だった)というのが主たるもの。

 

品揃えに関しては仕方のないことなのでどうのこうの言うべきものではないが、ウェアに関しては実際に試着することがマストと思っていたので、関東圏にいく用事のついでに試着してサイズ感や見た目の好み等々を総合的に考慮し “妥協的な判断” のもとで “とりあえず” 着るモノを購入した。

 

 

 

KOMINE JK-1593 プロテクトクールドライパーカー

 

 

ネット界隈では “コミネマン” なる揶揄する記事も見受けられたが、見た目がシンプルで作りもしっかりしてるし、プロテクションは 胸・肩・肘の3か所にしっかり入っているので、外野が騒いでいたとしても、良いもの(自分が良さげだなと思ったもの)ならそれでいいじゃないかと言うことで。

 

 

 

実際に使用してみてもそう悪くはない印象。こうだったら…と思うところは多々あれど、日帰りツーリング程度ならばその点も対応可能ではあった。この頃のバイクの乗り方ではこれで特に支障はなかったのでそんなに急ぐことは無かったが本命ライディングウェアを探してはいたものの、良さげなもの…嗅覚が反応するものはなかなか出てこない。

 

そんな中でRSSR2023コンプリート東北ツーリングを思い立ち計画実行に移したわけだが、その東北ツーリングで前述の様な日々変化する天候に少々翻弄されたので、ロングツーリング用本命ライディングウェアへの思いがより強くなる。

 

 

 

 ロングツーリング用本命ライディングウェアへの要望

 

かつての経験とこの東北ソロツーリングでのことを考慮して、ロングツーリング用本命ライディングウェアに求める要件をより具体的にまとめて考えるようになる。

 

 1) 安全性(プロテクション性能)

 2) 対天候適応性(様々な天候に対応する適応性能)

 3) 暑さ対策(ベンチレーション性能)

 4) 収納性(ストレージ性能)

 5) みための好み

 

求める項目は誰が考えても大体こんなところにまとまるだろう。それを基に色々な製品をみていてもこれと言うものが見つからない。GS乗りのユニフォームともいわれるBMW純正ライディングウェアも見るには見たが “まったく” と言って良いほどトキメキがないばかりか、ネガティブなイメージしか浮かんでこない。ものが悪いと言っているのではなく、これ着てツーリングに行きたいなという気持ちを私に起こさせるものではなかったというだけ。

 

そうこうしていると一つだけ気になるものに偶然遭遇する。調べてみても情報が少ない。しかし私の中では存在感がどんどんと増していくのが分かる。直感で “これ良いかも” と。

 

 

日本語に対応していないホームページ

 

 

さらに調べていくと我が街からそんなに遠くないところに日本総代理店があることが分かり、そこで実際に手に取って見ることができることを知る。そうなるともう気持ちは加速するばかり。となるともうその先は決まり切っている。行って見て触って試着してみるのみだ。

 

 

 

 

週末にさっそく店舗を訪問する。感じの良い若い代表が対応してくれた。実際に触ってみると製品的にとてもしっかりとしている。カラーも含めたデザインもとても好みに合っている。プロテクションやストレージ性能も申し分なし。対天候適応性能に関しても GORE-TEX が使用されているのでおそらく問題ないだろう(これは実使用しないと評価できないが)。

 

 

 

 

直感で “良いかも” と思って見に来たが、実際に見て触って着てみて “これいい” に変わった。かつてこういうパターンで出会ったモノは “良いもの” であることが多かった。この経験則に従って即決で購入を決めた(この直感を私は信じている)。

 

 

Klim Carlsbad

 

 

到着まで約2週間とのこと。その頃にはこの猛暑も少しは和らいできているはず。この猛暑でこれを着るのはいくらベンチレーションがしっかりしているとはいえ厳しい試練の時となるのは想像に容易いので、そういった意味で活躍してくれそうに思う。

 

総代理店代表によると、スノーモービル界では超有名メーカーで、その技術を引っ提げてモーターサイクル界に飛び込んできたとのこと。まだ知名度が低くこのメーカーを知らないライダーの方が圧倒的に多いらしい。そういうバックボーンにも興味が引かれるところがある。

 

あまり知られていないけれども、モノは物凄く良い!

 

まだ実使用していないのでそうなるかどうかは分からないけれども、そうなってくれたらとても嬉しく思うし、そういうメーカーのライディングウェアにいち早く嗅覚が反応した自分を誇りに思うだろう(自己満足の極み)。

 

兎にも角にも、届いて着て走ってみるのがいまから楽しみでしかない。やっぱりこれは良いな…と思えるモノだったらさらに良いのだけれども。