思うのですが、
芸能人は総じて、「俺が俺が、私が私が」と自己主張が激しく、
自己顕示欲が強いものです。
それぞれがお山の大将で、誰の呼びかけにも応えない、
ゴーイングマイウェーの人種です。
それだからこそ厳しい生存競争に勝ち抜いていけるのでしょう。
今回芸能人の皆様へ、と題して、自分が集めた義援金の行方に責任を持っていただきたいとか、
どうせなら今支援を必要としている人たちを今救うことができる義援金にとか、お願いしていましたが、ほとんど無視だろうな、とどこか諦めていました。
ところが!
毎日の作業で、いただいた義援金を通帳記帳し、ホームページにお名前を載せさせていただくために順番に打ち込んでいた時、見慣れた名前がありました。
え、え?、ええー!?っという驚き。
その人が呼びかけに応えてくれたことと、その金額に二度びっくり。
義援金はもちろん、その金額ではなく、託されたお気持ちをありがたく受け止めるべきもので、こんなことを書くのもマナー違反なのかも。
けれどそれにしても・・・・。
良い奴だとは思ってましたが、男ですねぇー。ほんと感動させてもらいました。
私の呼びかけに、良いことだと判断して素早く、えいやっと参加してくれる、芸能人らしからぬ懐のでかさを感じます。
(いったい誰なのかは、ホームページに義援金をいただいた方のお名前をすべてアップさせてもらいますから、皆さんの目で確かめてくださいな)
嬉しかったのは芸能人の人も、同じように手続き踏んで、同じ目的のために参加してくれたこと。
今救いたい人を今すぐ救うための、私たちのクイックダイレクト義援金の輪が、どんどん広がってゆく予感がします。
託された私たちは身を呈して、と言うとちょっと大げさですが、皆さんのご厚意を活かすために、
27日には被災現場まで出掛けて行って、救援物資を配らせてもらいながら、今回の取り組みの説明、説得、広報を行ってきます。
そして現地との密な連絡網を構築して、長い被災生活の中で子どもたちやお年寄りにどんな困難や問題が生じても、すぐに飛んで行ける態勢を作ります。
一人ひとりとダイレクトに繋がることで、きめ細かいサポートができると思っています。
そういった活動の中でいつか、河口湖の「森と湖の楽園」へ行ってみたいと望む家族や子どもさんたちが増えてくるのを待つことにします。
もちろん今すぐに避難移動をしたいという家族や子どもさんたちは、私たちが物資を運んだバスに乗っていただいて、一緒に河口湖へ帰ってきます。
今すでに園内で暮らし始めている被災者の皆さんも、もっとたくさんの人がやってきて、にぎやかに「生きるチカラ キッズキャンプ」がスタートすることを望んでおられます。
みんなで分かち合えば喜びは倍になり、哀しみは半分にすることができます。
被災者のみなさん、どうか私たちにも哀しみを分けてください。
そしていつか大きく、何倍にもして、その喜びを分かち合いましょう!