異国で暮らすこと、異国で眠ること | 水行末

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第3の人生の足跡の備忘録のためのブログです。

 普段時間を持て余した時、YOUTUBEに頼る。

 

 ロシアで暮らす日本人として森翔吾さんと“シンとカーチャ”の番組に登場するシンさんの2名の男性の番組をよく見る。ロシアの冬の厳しさやその自然、ロシアでの生活、ダーチャと呼ばれる別荘における自給自足生活など、ロシア社会を知ることができる。

 

 森さんはタタール人の奥さんを持ち、ソフィアとアマヤという名の娘2人、家族4人で暮らされている。職業やどのように財をなされたかは知らない。

 シンさんはロシア人の陶芸家カーチャさんとモスクワのアパート、近郊のダ―チャで生活されている。

 

 最新の番組では森さんは、ウズベキスタンに1週間一人旅をされている。その折、日本人墓地へ日本酒などを持参してお参りされている。ああこのようなことが徳を積むということだなと思う。

 

 話は変わり、先年、私は突然依頼された仕事で訪れたモンゴルで仕事の合間に、ウランバートルの近郊に存在する日本人、1700名近くの日本人の慰霊所を訪れる機会があった。

 ソ連の捕虜となり移送中に命を落とされた人々がモンゴルの地で眠っていることも、この時初めて知った。その死因の多くは寒さだったと聞く。

 

 「寒かったでしょう」「日本に帰りかったでしょう」と手を合わせ、ご冥福をお祈りし、皆さんの無念を思う。

 

 慰霊碑を作り、無念にも異国で命を落とした人々の霊に手を合わせる。亡くなった人にはその声は届かない、手を合わせ故人の冥福を祈る気持ちを忘れないことが、生きている人間の義務だと思う。

 

 慰霊所で安倍首相の記帳は確認した、民主党の政治家に名前を見つけることはできなかった。少なくとも枝野某はモンゴルを訪れたことがある。私が民主党、立憲民主党に政権を担ってほしくないと思う所以である。

 

 話を戻すと、私には異国で異国人を妻として生きる力、精神力、生活力が無い。ただ、どこで永久に眠るかについては、日本の私の故郷で眠りたいとは思わない。私は散骨で十分だと考えている。できれば、ブータンの大学のグランド、ティエンプーの河、プンツォリンのアモ河に散骨されれば嬉しいと考えている。

 

 しかし、そのようなことが可能かも含め、決めておかない時期は近いのだ。