顕進様が語られた真の女性像についてのお話を紹介します。
女性は生命を代表します。男性は種を持っているので、権威とアイデンティティの根を持っています。しかし、種子も土壌がなければ生命を生み出すことができません。赤ちゃんを子宮に抱える母親は、その子どもの生命の本質と源泉です。そういうわけで、世界中の多くの伝統において、生命を代表する人物、シンボル、トーテムは女性の姿を持っているのです。
堕落が起こった時、人類は創造そのものの本質に違反しました。それでも、復活、再創造、救いの摂理が始まったのは、まさに神様が人類に対して持っていた無条件の愛と恵みによるものでした。これは神様の女性的性質です。
男性と女性は互いに補い合うペア(対)となるように造られています。一方が他方よりも優れているということではありません。創造原理の中にペアシステムがある理由は、宇宙全体が授け受ける相互作用の表現であるからです。言い換えれば、これは他者のために生きるという原理である真の愛の表現です。人類の中で、神様の姿の完全な表現は、男女の和合です。それが神様の二性性相を表しているので、それ以上聖なるものはありません。
今は真の女性が立ち上がるべき時です。真なる女性運動は、家族の中における女性の重要性を明確にしなければなりません。この運動は、女性の役割に妥当性、意味、目的をもたらすでしょう。家庭は天国の構成単位であるため、最も重要なものです。神様の観点から見れば、女性は家族の中心であり柱であり、家族を一つにまとめる接着剤のようなものです。母親とは子供を養育し、育てることそのものです。したがって、その観点からの女性の役割は、男性の役割よりも大きいとさえ言えます。祝福家庭の女性は、真の女性としての勝利的なモデルを立てる必要があります。世界にはそのような先例がまだ現れたことがないからです。