顕進様のお話 ー 2015年11月29日の訓読会(3)

2015年11月29日に、顕進様が日曜訓読会で語られた内容を個人のノートから紹介しています。

「平和メッセージ 1の題目は何ですか。私はその題目が本当に気に入っています。それが私達のモデルのようだと思いませんか。何故これがそれほど良いタイトルですか。この一言の中に全てのこと、人類の希望が圧縮されているからです。事実を正確に理解するだけで留まらないでください。もっと重要なことは流れを明確に説明できることです。皆さんはそれをただ単に私たちの信仰に基づいた内容だけではなく、人々がこの内容の重要性を理解できるような文脈の中で表現しなければなりません。」 

「私たちは責任分担を強調しています。皆さんはどのように自分の責任分担を完遂した人になるのですか。それは主人になることによってできます。皆さんがここで学んでいることは皆さんにとって概念ではなく実体にならなければなりません。皆さんは毎日の生活においてその内容を守り、皆さんがその内容の実体にならなければなりません。」

「私は正邪の境界を曖昧にさせるような相対主義的考え方が好きではありません。そうすると、どんな種類の逸脱的行為でも容認されます。彼らは「愛」や「寛容」といった、あらゆる種類の言葉を駆使して逸脱を容認します。しかし実際それは最も卑劣な行動を生みます。アダムとエバは神様と共同創造者になることができる贈り物を忘れ、何が彼らを動物と区分するのかを忘れました。科学は信仰者から出てきました。信仰者たちは知的誠実さによって信仰の跳躍を果たしました。真の信仰は知的誠実さに連結されなければなりません。信仰は自然法と連結されています。」

「何故こういう貴い関係が最も崩壊したのでしょうか。明確な境界を備えることができない時にそれが起こります。その内容をここで詳しく説明はしませんが、それゆえ基準が非常に重要なのです。信仰者は道徳的相対主義に対し相当問題視すべきです。それゆえ性の役割がとても重要なのです。男性と女性が結婚によって一つになることを通して神様が完全に現われるのです。崩壊した家庭には途方もない社会的結果が伴います。社会的・経済的結果だけでなく、何よりも子女に悪い結果が伴います。家族を破壊することは貧困に向かう最も速い道です。」

「40年前にお父様は離婚と家庭の崩壊という否定的風潮について語られました。どれだけ多くの欠損家庭の子女たちが今日存在しますか。そういう子女は関係を維持するのに心理的・情緒的困難を経験するはずです。弁明はいくらでもできますが、結果は現実です。ですから、結局は身を清めて良心の声に耳を傾け、自分の生活における過ちを直し、自分の罪が後代につながらないようにするのが、より望ましいことではないでしょうか。そうする唯一の方法は、私たちの生き方において変化をなすことです。そうすれば皆さんの子女はより良くなるでしょう。これが平和な家庭の為の公式であり、平和な社会、国家、世界を形成する公式です。」

「皆さんが真の祝福家庭となるなら、そういう家庭は全ての面で祝福されると思いませんか。社会において人々が皆さんの家庭を見るだけでも皆さんの家庭のようになりたいと思うはずです。」

「祝福家庭とは自分が経験する小さな困難にいちいち不平不満を言う家庭だと思いますか。皆さんは私が不平を言うのを聞いたことありますか。それとも皆さんは、私が神様の為にこの仕事を続けることができることに感謝する姿を見てきましたか。私はそれを私自分の成長を続けることができる機会と見ています。姿勢がそれだけ重要なのです。お父様は真の愛について教育されました。お父様は自分の命を奪おうとした体制をも愛しました。」

「夫婦として皆さんがそういう基準を高めれば、皆さんの子女たちは他の子女たちよりもそれだけずっと前に進むはずであり、皆さんが子女たちに有利なスタートを与えることでしょう。神様が祝福し、神様が接して生きていく可能性がより高くなるでしょう。家庭での生活がより強化されれば、それだけ子女たちがそういう資質を自然に相続する可能性が大きくなります。したがって、そういう生き方は実際の結果と影響を生みだします。ところで、そういう生き方は皆さんが何者であり、皆さんが何を信じるのか、自分の生活を主管する原理と価値観がどういうものかについて明確に認識することから始まります。皆さんはこういう内容を実体化させようと努力しなければなりません。原理は現実となるはずであり、皆さんの子女たちはその結果を目の当たりにするようになるでしょう。これはちょうど自然界において子熊が母熊の行動を全く同じように真似るのと同じです。自然界においては雌が次の世代に及ぼす影響力の方がより大きいのです。女性が自分の責任を正しく果たせなければ、その家庭に大きな結果が伴うようになります。」