「原理本体論」の真実(7) | 親と子の訓読家庭教会

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後天時代に於ける子女教育を考える

前回にもお伝えしましたが、後天時代においては私達親が責任を持って自らの子供達を教育していかなければなりません。特に「絶対性」を中心とした祝福教育をする為には、単なる講義や説教だけでなく、親の体験から来るところの真実の話が一番です。

 

 

たとえば、どの様に夫婦がそれぞれ神を求め、その結果最後に愛し合って一つになったかという話や、夫婦が愛し合う時にお互いの愛だけでなく、いかに神様の臨在と愛を一緒に感じたかという話をしてあげるのです。 そしてその結果として産まれて来たのがあなた達であると夫婦でしみじみと語ってあげることが出来れば、それは子供達にとってどれ程感動的な話になることでしょう。

 

 

そして、「あなたは神様の愛のなかで生まれてきたのだから、私達夫婦の肉体を通して生まれてきた神の子である」と言ってあげば最高の教育です。 その時子供達は親をたいへん誇りに思うでしょう。 そして自分の親の教育の伝統を受け継いで、自分の将来の子供達に対しても、いつか同じ様に語りたいと思うことでしょう。 それどころか、もっと理想的な家庭を築き、もっと夫婦で神の愛を感じ、もっと神様の事を子供達に教え伝えたいと思うでしょう。

 

 

その時子供達は、神を中心として真の愛と真の生命と真の血統が、親の祝福を通して自分達に繋がっていることを確信するのです。 それにより、子供達は自らが何者であるかというアィデンティティーを、自分の親と自分達の出生を通してハッキリと悟るのです。 これは、ただ組織的又は伝統的に教会に属するだけの、外的なアィデンティティーとは違って、はるかに深いものです。 さらに祝福中心家庭とは、単に一宗教団体に属する家庭群ではなく、「夫婦の愛」の行為自体が一般家庭とは根本的に違う天の家庭である事を教えてあげる事により、祝福中心家庭の本質的違いを理解させ、それに対して誇りをもたせてあげるのです。

 

 

私達は、原理や祈りを通して、または前線活動や教会生活を通して色々な神体験をしてきました。 でもそれらは全て、最終的に「絶対性」を通して神の愛を知り、その愛を生命にして、さらに血統にして育てる為の準備期間だったのです。 と言う事は、色々な神体験の中でも、「絶対性」を通して夫婦が共に感じる神の愛こそが一番強くないといけないという事です。 それこそが、人類が堕落する以前に神が求めていた本来の人間に対する創造目的であり、蕩減復帰時代が終わった後、祝福中心家庭が全うすべき後天時代の責任分担であり、天一国を建設する道なのです。

 

 

そうなって来ると、まず親が「絶対性」を中心とした夫婦の愛を通して神体験しなければなりません。 しかしながらその様な神の愛の直接主管圏に入って行くことは理論的には解っても、感覚的、霊的、心情的に実感しているような理想夫婦にはなかなかなれないかもしれません。 それでは、その様な境地に入って行く為には具体的にどうすれば良いのでしょうか? 先に述べたような心と体の一体化(原理本体論の真実-4)と、為に生きる真の愛(原理本体論の真実-5)が神が主管する「絶対性」の基準ならば、それを日常信仰生活の中で訓練する方法はあるのでしょうか?

 

 

そこで、御父様がその時の修練会の最後の方(2008・10・14)で言われたみ言を紹介します。 

·         「突然に絶対性の基準は立てられません。その為には日頃から正午定着の生活をしていなければなりません。」

·         「正午定着を基盤として、絶対性を完成して行くのです。」

 

ということで、次回では「正午定着」と「絶対性」の関係について述べてみたいと思います。