「原理本体論」の真実(3) | 親と子の訓読家庭教会

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後天時代に於ける子女教育を考える

先々回からの続きで2008年の10月10日からハワイでお父様が自ら指導された、一番最初の原理本体論修練会の内容の真実の報告です。今回はまず最初に原理本体論修練会の摂理的背景を少しだけ説明します。


御父様は修練会の後半になって、その時が丁度御父様のヘリコプター事件から80日後、病院から退院されてから40日後に当たることを説明されました。そして御父様のお弟子さん達が失敗する度に、今まで何人も真の子女を霊界に送って再出発の条件を立てないといけなかった事を明かされ、今回は孝進様の供え物が私達に天国の門を開けて下さったと語られました。


そしてその時の私達全員の新しい再出発の基準が「絶対性」であり、修練会の一番大切な目的でもありました。先々回も言いましたが、御父様が言っておられる「絶対性」の基準とは、 ただ単純に結婚前の純潔や結婚後の貞操を外的に守る事だけではなく、霊的にも純潔で貞操である事を求めておられます。御父様は、今回が最後の再出発の時である事を何度も訴えられ、後天時代の方向性を今ここでハッキリ示すと言われたのです。


次にその「絶対性」に関して話された新しい原理的内容を紹介します。本来創造原理に於いての「人間の責任分担」とは、我々が成長期間を通して神の実体対象となり、第一祝福を全うする事でありますが、お父様は第二祝福も「人間の責任分担」であると言われたのです。


この説明からいくと我々は祝福を受けて血統転換し、更に成長してその後家庭を出発してからも、我々の責任分担が終った訳ではなく、神中心の理想家庭を作るまで我々の責任分担の追行が続くと言う事になります。そして大切なポイントは、第二祝福の完成の鍵も「絶対性」であると言われた事です。つまり、「絶対性」を通して、初めて神はその夫婦に臨在出来るし、家庭、社会、国家、世界へと神の血統と心情文化を展開出来るし、その基準と基盤のもとに第三祝福と神の創造目的が完成出来るというものです。


という事はどんなに素晴らしい人であっても、結婚前の個人レベルでは、神が完全に降りてくる事は出来ないと言う事であります。そして、もし夫婦が神を中心として「絶対性」の基準で一体化するならば、その時神が直接的にその夫婦に降りて来るというのです。これを御父様は「神は90度の垂直線を通して、最短距離で降りて来る」と表現されました。


つまり、そこで初めて神は完全に喜ばれ、私達夫婦も神の愛を完全に感じる事が出来るという、神の直接主管圏が初めて生まれ、神の創造目的が遂行されるのです。確かに原理講論の1章5節の直接主管圏の説明には「神を中心として、アダムとエバが完成して合性一体化し、家庭的四位基台を造成すること」と書かれていますが、これは本来、我々が天国に入るには、個人ではなく、家族でしか入れないという程度の単純な意味ではなかったのです。


そしてこの神の直接主管圏こそが、神の結婚であり、縦的愛と横的愛、霊的愛と肉的愛、神の愛と人の愛が完全に一つになる十字の接点でもあります。更にその接点が我々の生殖器であり、宇宙の中心であるとも言われました。だからこそ、神は本来私達の生殖器を一番丹精こめて作られたのであり、それを知っていたサタンがその生殖器を奪っていったというのです。
(次回に続く)