南岳(札幌市)-右股川東面沢ー2024.6.8 | 道北ヤブ山日記

南岳(札幌市)-右股川東面沢ー2024.6.8

南岳(札幌市)-右股川東面沢ー2024.6.8 (3名)

 

札幌にある南岳は定山渓の奥に位置する983mの山。

一般的には積雪期に登られると思われる。

一般的ではない?自分は無雪期に登る計画とする。

オリジナルルートに拘る!というのは建前で、ただ雪が融けてしまったのが本音(笑)。

 

前回の毒矢峰以来二週間ぶりの天狗小屋駐車場。

マニアック山行に同調していただける貴重なメンバーと合流し、同じ林道から出発する。

 

林道には真新しいクマの足跡が続いていた。

大きさから見て若グマのようだ。

前回はクマの気配はなかったが、やはりこの辺にも居るらしい。

 

毒矢峰への直登沢で林道は終わり、右股川に降りる。

増水していた二週前に比べ水量は随分と少なくなっていた。

 

前回の記事でも書いたが、右股と左股の記載が逆だと思われる。

国土地理院のミスか??

 

下流で見られたゴルジュ地形が最大の不安材料だった。

しかし難しい箇所は特にないまま615mで東面沢出合となり、胸を撫で下ろす。

東面沢の水は濁っていて、上部にデブリの存在を感じさせられた。

 

地形図の土崖記号通りに両岸が土壁のデブリ地帯だった。

ドロドロ地帯や雪渓地帯を越えると、Co700で沢は落ち着く。

 

Co750で小滝がチョコっと出て変化が出る。何れも越えるのは容易。

 

稜線近くまでヤブ被りの無い沢形が続いて楽チンだ。

5月に入ってから定山渓界隈のヤブ山に複数入っているが、何れも苦労は少ない。

つまりヤブが濃くない山域と言うことだ。

個人の主観にもよるので敢えて「薄い」とは表現しないが・・・・。

 

Co950で台地に乗るとヤブの疎らな部分を繋ぎながら山頂へ。

 

南岳山頂。三等三角点名は「嶽南」。

意外なことに標石は普通に顔を出していた。

掘り起こす覚悟で気合を入れていたので少し拍子抜けである。

 

山頂は背丈を超す笹に覆われて展望もクソもなし。

だが無雪期登頂の喜びに満ち溢れるメンバーたち。自分も含めて・・・(笑)

 

復路では山菜を採りながらのんびり下る。

豊平峡温泉に浸かり、カレー食べて帰旭。

 

ルートです。

条件が良ければ毒矢峰と合わせての無雪期二山登頂も射程内。