毒矢峰(札幌市)-右股沢南西面沢ー2024.5.19 | 道北ヤブ山日記

毒矢峰(札幌市)-右股沢南西面沢ー2024.5.19

毒矢峰(札幌市)-右股沢南西面沢ー2024.5.19 (2名)

 

毒矢峰。

名前だけを聞くとヤバそうな雰囲気だが、地形図で等高線を見ると何の特徴もない山。

 

この山の記録を検索すると積雪期のモノばかり。

確かに雪山が簡単っぽいが、すでに雪が融けたため無雪期に登る計画を立てる。

どうせならと、毒矢峰と南岳の両方を計画して現地へ乗り込む。

 

天狗小屋で山仲間と待ち合わせ。

定天への登山者見送って、我々は反対方向にある右股川沿いの林道へ歩き出す。

 

左股川との分岐を過ぎ、さらに右股川沿いを進む。

地形図上の破線記号となっても林道はしっかりしていた。

右股と左股、位置的には反対の気がしてならないのだが・・・。

 

下に望まれる右股川は雪解けで大増水中。白く泡立つ流れがド迫力だ。

地形図から読み解けないゴルジュ地形が続いていて、林道が無ければ厳しい沢登りになりそうだ。

 

正面には雪融けの進んだ余市岳が時折望まれる。

白井川からの余市岳夏道は廃道になったそうだ。

 

地形図の通りに毒矢峰南西面沢で林道は消失し、水量の少ない沢に入る。

沢はちょっとした段差がせいぜいで、難しいものは何もなし。

 

Co650を超えると右岸は大きく開けた地形になる。

沢の規模が小さい割には不自然に広い場所もあり、過去の作業道の存在を感じる。

 

足元の岩盤地形は最後まで続き、ヤブ被りの無いままに稜線に出た。

ラッキーと言うべきか、拍子抜けと言うべきか・・・・・・。

 

稜線上のヤブも薄く、何の苦労もないままに山頂に達する。

三等三角点「毒矢峰」は地面から顔を出していた。

 

倒木に乗っかって展望を求めるガチ山ちゃん。

山頂は平坦な稜線上にあるため、展望はよろしくない。

 

下りは同じ沢を引き返す。黒みを帯びた無意根山が印象的だった。

 

南岳は大増水した沢を嫌って今後に持ち越し。

体が濡れても苦にならない時期に再計画とする。

 

ルートはこんな感じ。

距離も短く、技術的にも容易なルート。