歌登・坊主山(枝幸町歌登)ー2024.2.17 | 道北ヤブ山日記

歌登・坊主山(枝幸町歌登)ー2024.2.17

歌登・坊主山(枝幸町歌登)ー2024.2.17 (3名)

 

久しぶりの道北山行は歌登・坊主山へ。

 

歌登・坊主山はこれで3度目となる。イイ山には何度でも登りたくなるものだ。

今回は職場メンバーでの3名Pで。

お二方ともに初めての山であり、自分はアテンド的役割となる。

 


歌登本幌別から上流川沿いの道路に入り、最終農家が出発点となる。

このルートは4年前のルートと同じ。(その時の記録

 

浅いラッセルの林道を4.5km程進み、442の南で林道離脱。

小沢を渡って626尾根の縁を南下する。

 

 

500mコルを乗越すと坊主山が目の前にドーンと現れ、テンション爆上がり。

 

地形図で確認したところ、どの尾根であっても急斜面は避けられない。

地形を目視しながら検討した結果、前回より上流にある山頂に突き上げる尾根を使うことに決めた。

 

ツネオマナイ川を600m遡って、予定尾根に取り付く。

雪面の状態は極めて悪く、最近の高温でカチカチになった雪面の上に新雪が15cm程乗った状態。

踏ん張りの利かない雪とスリップによりずり落ち多発。

消耗しつつもスキーアイゼンの刃を引っかけ、各々でルートを見つけて騙しながら登った。

 

Co800を越えると傾斜が緩んで断然登り易い。

煩かった樹林帯も抜けて、疎林で展望が良くなった。

 

振り返れば、屋根棟山の向こうには鬼刺、天狗山をはじめとした道北の山並み。

 

函岳だけは終始ガスがかかっていた。

 

平坦で広い山頂台地は風も弱く、実に穏やかだった。

 

歌登・坊主山山頂。

 

天候にも恵まれ、山頂からは道北の展望が欲しいままである。

ペンケ、パンケ、ピンネシリ、イソサン、ポロヌプリ・・・・。

オホーツク海には流氷の白い帯をも確認できた。

 

下りは目を付けていた沢形を滑る。

 

苦労した尾根のことはすっかり忘れ、パウダーを堪能して沢床まで一気に下った。

道北のマイナー峰、やっぱりイイね!!

最近通っている道南とは根本的に雪質が違うようだ。

 

ルートはこんな感じ。

 

翌日は緩い山を予定していたが、見えた山容に惹かれ、中川のペンケ山へと変更。