島牧・天狗岳368mー2024.2.13 | 道北ヤブ山日記

島牧・天狗岳368mー2024.2.13

島牧・天狗岳368mー2024.2.13 (単独)

 

道南遠征4日目。

2月としては記録的高温予想で、特に道南では10℃を超える予報である。

どんな状況になるか想像できず、山の予定が立てられない。

折角の年休だが、自然相手では仕方ない。

 

当初は島牧の神威山を目指して千走川温泉をスタートしたが、あまりの雪の悪さに絶対届かないと確信し、早々に中止。代替え案として、距離の短い島牧・天狗岳368mに変更した。

島牧には他に659mの天狗岳があるが、これは昨年登頂済みである。

 

島牧村豊浜の先で右折し、墓地のある高台に車を置いた。

 

右には天狗岳の山頂が見えている。

条件が良ければ何てことはないピークだが、この日は一段と遠くに感じてしまう。

強風の中、貉川の右岸に続く林道を歩き出す。

 

初っ端から新雪が板の両面に付着し、林道を歩くのも泣きそうになる。

こんな条件の悪い日まで登らなくても・・・(笑)

 

98-231-294のルートとしていたが、急遽変更し、最初のヘアピンで林道を離れて直登尾根に向かう。

雪が酷すぎるので、最短ルートで行くしかないのだ。

 

途中横断する沢は2か所あり、いずれも開いていた。

貉川は際どいブリッジを抜けて、予定の尾根に乗っかった。

 

何の変哲もない尾根にしか見えないが、雪がとにかく悪い。悪すぎる!

しかしこれは分かっていたことだ。

 

一歩一歩がこのあり様。写真を見て分かるヒトは分かるはずだ。

スキーを前に押し出すと、ベタ雪が塊になり、前へ進まなくなる。

なので、スキーを押したらダメで、持ち上げて踏みつけねばならないのだ。

それでも裏に毎度くっ付くので、ストックで板を叩かねばならず、板もストックもボコボコ。

 

あまりに酷くなると、スキーを外して雪を剥がす。この繰り返し。

低山ながら前日の太櫓岳よりも疲労度は全然上。

 

苦しみながら到着した島牧・天狗岳368m。

全く期待していなかった山頂だが、植生が無くて良い眺望が得られた。

南には懐かしい大平山の稜線が綺麗に見えていた。

 

狩場山は雲がかかっている。

高々300m級の天狗岳でも強烈な風だったので、狩場はきっと大変なことになっているだろう。

 

望遠で覗くと初めに目指した神威山が見えていた。

クソ、必ずリベンジしに戻って来るぞ!

 

ルートはこんな感じです。

 

普段は何てことは無い山でも、条件が悪いと難易度が上がる良い例。