Kūnihi Ka Mauna という曲を知っていますか?


フラダンス教室に入ったら、結構、最初の方に習う曲だと思います。

それは通常なことですが、私の場合は、違う。

フラダンスを習いたい、とする日本人の気持ちは、ハワイ人のそれと大きく違うから、この曲の持っている本来の意味を含め、最初に教えるべきでは無いとおもっている。


パスワードチャント、と紹介されていますが、そもそも、書いてある内容は、カウアイ島に関すること。

それを、神話上、ヒイアカが唱えたであろう、ということに当てはめているわけです。

ヒイアカが唱えたとしても、ヒイアカは実在したかどうか?というそもそも論が出てくるからね。


仮にそうだとしても、パスワードや合言葉のようなことは書いていない。すなわち、それは後日当てはめられたもの。

じゃあなぜパスワードソングと言われるのか?考えたことありますか?


ハーラウに入る時、レッスン前にこの曲を唱えることになっていると、誰かから教えてもらったのか、自分のクムから教わったのか分かりませんが、元々の意味を分からないのはとても残念です。


この曲には、フラや、ハーラウや、クム、ハウマナの根本が書かれていてこの解説だけでもものすごく時間をかけたい。


そして、私が、やっと今だからこそ、私の生徒たちにこの曲を伝えたいと思う時が来たな、と思っています。


ヒイアカが、ワイルアと出会って、板一枚を隠された。とか、いうのは、情報としては乏しい。

ポイントはそこじゃない。


知りたい人、フラを学びたい人は、私のハーラウにお越しください。


知識はクムが全て。ということもこの曲が示している。


でも、日本人が運営する、もの知りサイトやブログでは、ご自分の私的な見解が書いてあるのをお見かけするが、おおよそクムフラが書いてるものは無いし、それがフラをやっている私たちに正しい情報がどうかは、検証しないと絶対ダメ。

ハワイ語や英語の学術引用や原文を当たっていない日本語のネットの情報は、鵜呑みにしないように。


クムフラが伝えてきた神聖な内容だからこそ、ネットで拾える安い情報の真偽は大切だから。

ネットで調べるなら、英語やハワイ語の原文をチェックすることを、絶対忘れないで。


クムフラは、自分のレッスンで生徒に教える。

そのスタートが、Kūnihi Ka Maunaだから。


もうアガパンサスの季節。