フラと向き合って生きていくこと、それは単なる好きという感情以上に、深い責任感を伴います。
 

私にとってのダンスやフラの始まりは、
クラブでチャラく踊ったわけでも、派手なものを好むからでもなく。

むしろ静かで着実なスタートでした。

学びを深めるにつれ、フラの歴史的背景や学術的な知識の重要性を知ることになった。
その知識は、表現力や指導力へとつながります。

一方、ハーラウでは、フラを多くの人々に広める活動もやりつつ、

それと同時に、学びを深め、もっと知りたいという欲求に応えることも必要。
 

そのためには、自己研鑽が大切で、避けられない。他人に厳しい前に、自分に厳しくありたい。

常に自己反省し、自分の行動が正しいかどうかを問い直すこと。

寝ている時間や、泣いているすきま時間があったら、オリの解釈を学ぶ時間に充てる。

これは正しかった教えだったのか?クムはちゃんと教えてくれたのか?それとも私から変えてしまった解釈か?など。

これを経験的にずっと続けていくと、間違いも減りますし、新たな発見も多くあります。



ワークショップで一曲を教えてくれる有料のワークショップがありますよね。

でも、その際、その曲の深い意味を伝える時間が十分に取ってもらえないことがあります。
今の時代、ちゃらっとモーション教わるならスマホで動画撮って後で見直せばいいこともありますね。
(私からこんなことを言うのもおかしいかもしれませんが、もはやそういうソースを使うことも大切です)

曲を覚えることは大切かもしれませんが、多くを覚えたところで、最終的には記憶力の限界にぶつかります。

30曲踊れたところで何の自慢にもならない。

 

大切なのは、流行りの曲を踊りたいと思う、習う人の気持ちよりも、曲を作った人の気持ち、

その意図や背景を理解することが、何よりも重要だと思います。
だから、一時間のワークショプなら、曲の説明に40分ぐらい充ててほしい。と思いますよ。

私は振り付けだけのワークショップなんか、魅力を感じないので、行かない。振り付けよりも、歴史や諺、地理的な背景をまなびたいからね。金儲けに加担する気持ちは無い。

コンペティションへの参加は、その曲や舞いの背景を深く掘り下げる機会を提供してくれます。

金銭的な負担も伴いますが、その結果は自己成長につながります。

さて、来月はメリーモナークが始まり、マーク・ホオマルの復帰も予定されており、非常に楽しみです。賛否両論あるパフォーマンスでも、伝えたいメッセージは明確です。

新しいクラスの体験レッスンも始まります。初心者の方は、通常クラスへの参加は勇気が必要ですが、

体験レッスンの時間なら、初めてのフラに触れる参加者の皆さんと、また初めて私とお会いする皆さんと、

レベルや方向性について相談する時間を大切にしたいと思います。
 

今年になってから、体験レッスンに参加される方も多く、その都度、様々な気づきを頂いていて、本当に感謝です。

これからもさらに努力を続けます。3月体験レッスンにお越しください。