パウスカートショップに持ち込まれる修理希望のフラダンス用の楽器ですが、その数は本当に多いんです。
特にウリウリ。
なぜ修理が多いかというと、元々壊れてもいいように、とても適当に作られているので。
それをまた直さなきゃいけないというのがとても切ない。
でも、元々の作りがいい加減なので、完全に治らない、ということです。
ハワイで売っているからといって、全てが完璧でハワイ産が全て素晴らしい、ということは、絶対にない。
接着面はいい加減、
材料も非常に重くて、
材木も斜めに切ってしっかりまっすぐ切れてない。
グリップを巻いている籐や竹ひごは、材料を節約してやって、途中で強引に繋げてあったり、
被せてある布は短く、すぐにほどけるようにできていたり。
塗装はいい加減。
私だったら絶対こんな風に作らない。だから、完璧に治らないんです。
楽器は、ものすごく手間をかけて時間をかけて手塩にかけて作るからこそ、軽くて音色の良いものができる。
そうやって私が材料を厳選して作ったものよりも、
これはハワイに住んでいる東南アジアの人達が作っているものを好んで使う。
なぜなら、ハワイから買ったから。
元々の作っている構造が違うので、それを元通りに直せと言われても、指摘があったところだけは直しますが、完璧には治らないです。
いつまた壊れてもおかしくない状態です。
壊れたら是非購入したところに持っていってください。
私が作った物は、私が直しますが、滅多に壊れません。
ハワイで有名なハーラウはコンペティションでは必ず作ります。売ってるものが劣悪でいい加減だということはわかっているからです。
楽器作りもフラの一部ですので、是非、ご自分のフラの先生から習ってください。