コロナの影響で、イベントが軒並みキャンセルとなり、ハワイからのゲストも来ない。
このような経験のない事態では、出稼ぎに来ているハワイのクムフラにとっては、銭の実入りがなくなって、非常に困ったものかもしれません。

人との付き合い、コミュニケーションが希薄になり、マスクをしていることで、会話は表情がなく音声だけ。
なんか、寂しさを感じますね。
とはいえ、感染して重篤になると生死をさまようことになりかねないですし。
今のまま、zoomやSkypeを使うことが普通になるのでしょうね。

私も、5月頃より、Zoomによるリモートレッスンを開始していますが、非常に苦労します。
レッスンは単に曲を踊れるようにするわけではないから、このビデオ暗記してね、というわけにはいかない。レッスン、イコール、お稽古だから、しっかり稽古をつけないとレッスンにならない。
対面して教えるのではないのに、どうやったら伝わるか、どれだけ限られた状態で伝わるか、たくさんの言葉うまく説明し、それと、わずかな画像情報、それも、平面的な画像だけで、フラをうまくさせないといけない。

一方、ワークショップ、と言われる、まあ、自分の生徒でない人に、フラをやっている人に振り付けを伝えることは、真剣にやったとしても、比較的その責任は軽く、リモートなら尚更。
当然ながら'Unikiないしね。

私もイプヘケを作るワークショップを開催していますが、ワークショップで行う内容と、レッスン中に自分のhaumana(生徒)に課す内容は異なりハーラウには時間の制限がないので、終わるまで、できるまで、最後まで、自分で、という内容になってくる。
助け舟を出来るだけ出さない、ということです。

対面であっても、リモートであっても、アウアナのワークショップに沢山出て、たくさん新しい曲を習ったところで、フラが上手くなっていくなら、ワークショップで十分ですね。

自分がイベントで踊っている姿をあとで動画で見た時に、ミスアロハ良のように踊れるようになるならね。

今の自分に、何が必要なのか、
どういう練習が必要なのか、
3年後、今のままのレッスンを受けていて上手くなっているのか、
ハワイのクムから本当に認められているのか、

まあ、色々考えたらいいでしょう。

虎の威を借る狐、で集めた生徒たちは、そのうち自分の生徒に手を噛まれるでしょう。

また、
本場のハワイのフラの先生なら、日本人よりも指導方法が上手くて、たくさんの情報をくれて、質問に答えてくれて、真剣に向き合ってくれるはずでしょう。

本気で人を育てるつもりがある素晴らしいクムフラなら。

教育はお金ではなく、知識。
知識はお金では買えない。

気持ちのある人こそ、私のハーラウに来て学んで欲しい。

来週は、Nā Hōkū Hanohano Awards発表。友達のアーチスト達がたくさん活躍していて、いくつ受賞するか楽しみです。