日々のお散歩で...。 | 柴犬 風花丸♡ 19歳になりました!

柴犬 風花丸♡ 19歳になりました!

2000年2月10日生まれの、優しいお爺ちゃん犬です。

梅雨が開けないまま、7月の最終日になりました。

風花丸を送り出してから、ヶ月になろうとしています。

もう何年も経ったように感じる...と、息子は言います。

思えば、風花丸は一度も入院することもなく、

ペットホテルなどの経験もなく、

常に家族の誰かと一緒にいたから、

一日たりとも家族と離れたことがなかったから、

もう何年も会っていないような気持ちになったのでしょうね。


 
 
犬のいた生活は、どれをとっても非日常に思える今日この頃。

毎日のお散歩はもちろん、ドッグフードなどの購入も、

何でもない「当たり前」の事も、今は特別に思えます。

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レインスーツと、作業用の長靴は必需品でした。

雨の日のお散歩は、風花丸と薫風の2本のリードを握りしめたくて、

傘をささずに、子供みたいにバシャバシャ歩く自分に、

この歳で...と、何だか可笑しく思いました。


毛糸の帽子と手袋と、厚手の防寒着で着膨れて行くお散歩。

茨城県の県南でも、真冬に5cm以上の立派な霜柱がたつほど寒い。

その上を、ザクザクという音を楽しみながら、出来たてほやほやの、

温かい○○○の入った袋で、かじかんだ手を暖めていると、

「私も同じ!あったかいよね〜♪」と、

それに共感してくれる人がいたのも面白い。

その温もりは、“生きている証”だと思ったものです。


真夜中のお散歩で、人気のない場所に向かって吠える薫風。

足早に通り過ぎても、なお振り向き歩く薫風の横で、

「何?何?」と、屈託のない笑顔で嬉しそうに歩く風花丸。

感性の強い薫風と、あどけない風花丸。

真夜中の散歩も今は怖くて、出来ません。


薄く積もった雪に、肉球の跡がついて可愛いく思ったり、


空き地のツクシを見つけて、いち早く春を感じたり、


夏はいつまでも明るかったけれど、

「カナカナカナ」と、ひぐらしの鳴く時間が少しずつ早くなると、

秋が近づいているのだと、少しホッとしました。


肌寒くなった頃の西の空は、赤く染まった夕焼け空がとても綺麗で、

いつも思い出していた、映画ザ・マジックアワー


どこからか聞こえてきた、南部鉄器の風鈴の澄んだ音は、

季節外れだったけれど、一年間、頑張ったなぁと心に滲みて癒されました。


風花丸と薫風と一緒ならば、初めての場所も心強くて、

2匹と私で町探検をしに、あちこち行きました。

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車に乗る時に、争うようにダッシュして乗り込んだ風花丸と薫風。

2匹とも、窓から外を見るのが大好きで、

風花丸は助手席のドアに付いている肘掛けに、前足をついて箱乗りで、

薫風は後ろの席のドアの肘掛けに寄りかかり、マドロス風。

だけど、いつしか...。

ダッシュしても、失敗して、座席に上れなくなり、

お尻を持ち上げて手伝うようになって、

やがて、抱っこして乗せてもらうのを、待つようになりました。





窓の外も見ないで、目的地まで寝て過ごすようになって、

興味がなくなったんだなぁ...と、少し寂しい。

それでも現地に着けば、興味深々で匂いを嗅いで楽しそうで、

こんな風に、歳を重ねていくんだなぁ...と思ったものです。

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東京に住んでいた頃に、お散歩で見つけた、マンホール。⬇️




当時は、「柴犬にしか見えない」と話題になりましたが、

その後、犬か? カピバラか?論争になったそうです。

時代の流れを感じますね。




犬小屋に見える部分から「犬」と思っていたら、

カピバラの小屋も似ているので、

論争は再び、振り出しに戻ったとか...。

同じに歩いていても、風花丸と一緒だった頃と全く違う。

じろじろ、キョロキョロ...、一人じゃ怪しすぎますね(笑)。

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毎日の生活は、風花丸たちとのお散歩に始まり、お散歩で終わりました。

当たり前だった日常は、些細な事も、今は特別なことに。

改めて思い出したら、キリがないくらい沢山あって...♡

風花丸と薫風との毎日の中で、見たり聞いたり、感じたり...。

日常だった、日々のお散歩に感謝です♪


(ᵔᴥᵔ)