“ 薫風のしっぽ ” ... ⑨ もう、お手上げです。 | 柴犬 風花丸♡ 19歳になりました!

柴犬 風花丸♡ 19歳になりました!

2000年2月10日生まれの、優しいお爺ちゃん犬です。

【 薫風 ( くんぷう) は、風花丸のお母さん犬です。2017/2/2 に、18歳8ヶ月で天寿を全うしました。薫風なくしては風花丸を語れず ... 。薫風の最期の1年半を、“ 薫風のしっぽ “ シリーズとして、記憶をたどって書いておきたいと思います。

自分のための ... 、これからの風花丸のための ... 、そしてお役に立つかもしれないお一人の方のための、薫風のお話です。】


✴︎


獣医師のお友達がいるという姪の声かけで、T大病院の研修中という彼女が、

仕事の帰りに薫風を訪問してくれました。


医療用の糸で根元をキツく結ぶ処置を数回、日にちを置いてしてくれました。

イボの根元は、皮膚に密着している面積がとても大きかった事が分かりました。

私は今まで、イボの観察をしながら手当をしていましたが、それを持ち上げたり、引っ張って

根元の確認までは怖くて出来なかったので、ちょっと驚きました。


流石!獣医の先生だわぁ。


だけど処置してもらった糸は、患部に食い込んでいき、残念ながら効果はありませんでした。

 

 


このイボは、やっぱり「 肉芽腫 」だそうです。手術は難しいんじゃないかって... 。

高齢だからね。

 

でもね本当に可哀想で...。

 

抱っこすれば、私の着ている物がいつも汚れます。

薫風のイボから滲み出る膿のような物と血液とで、とても臭い。

その匂い...きっと、薫風はもっと匂うよね、臭いよね。鼻の近くだもの、嫌だよね。

私は汚れてもいいようにと、いつも割烹着のようなエプロンを着ていました。

抱っこはいつも左手でするので、エプロンの左ポケットの口は縫い止めていました。

薫風が暴れて足を突っ張った時に、足先がポケットに入って引っかかるので、安全の為です。


思いつく、あらゆる物をいろいろ…、本当に、いろいろ試してみたけどダメでした。


もう、お手上げです。

 

そのイボは(腫瘤)は、また、少しずつ大きく成長しているようでした。





今のままでは可哀想。

 

だって多分もう、薫風の命も残り少ないよ。

 

このイボを付けたままの亡くなった姿なんて、本当に可哀想だから、

どうにか取り除きたいという思いが、どんどん強くなっていきました。

 

たとえ、命が短くなったとしても...

 

たとえ、命を閉じてしまったとしても...

 

イボのない、綺麗な薫風で逝かせてあげたい。

 

やっぱりイボを取ってあげたいよ。

 

それを諦めきれなくて、それを家族に伝えたら、みんなも同意してくれました。

 




だから本気で、薫風の腫瘤を取ってくれる動物病院を探し始めました。