【 薫風 ( くんぷう) は、風花丸のお母さん犬です。2017/2/2 に、18歳8ヶ月で天寿を全うしました。薫風なくしては風花丸を語れず ... 。薫風の最期の1年半を、“ 薫風のしっぽ “ シリーズとして、記憶をたどって書いておきたいと思います。
自分のための ... 、これからの風花丸のための ... 、そしてお役に立つかもしれないお一人の方のための、薫風のお話です。】
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獣医師のお友達がいるという姪の声かけで、T大病院の研修中という彼女が、
仕事の帰りに薫風を訪問してくれました。
医療用の糸で根元をキツく結ぶ処置を数回、日にちを置いてしてくれました。
イボの根元は、皮膚に密着している面積がとても大きかった事が分かりました。
私は今まで、イボの観察をしながら手当をしていましたが、それを持ち上げたり、引っ張って
根元の確認までは怖くて出来なかったので、ちょっと驚きました。
流石!獣医の先生だわぁ。
だけど処置してもらった糸は、患部に食い込んでいき、残念ながら効果はありませんでした。
このイボは、やっぱり「 肉芽腫 」だそうです。手術は難しいんじゃないかって... 。
高齢だからね。
でもね本当に可哀想で...。
抱っこすれば、私の着ている物がいつも汚れます。
薫風のイボから滲み出る膿のような物と血液とで、とても臭い。
その匂い...きっと、薫風はもっと匂うよね、臭いよね。鼻の近くだもの、嫌だよね。
私は汚れてもいいようにと、いつも割烹着のようなエプロンを着ていました。
抱っこはいつも左手でするので、エプロンの左ポケットの口は縫い止めていました。
薫風が暴れて足を突っ張った時に、足先がポケットに入って引っかかるので、安全の為です。
思いつく、あらゆる物をいろいろ…、本当に、いろいろ試してみたけどダメでした。
もう、お手上げです。
そのイボは(腫瘤)は、また、少しずつ大きく成長しているようでした。