週末、久しぶりに彼女とお泊まりデートである
彼女「会いたかった・・・」
私「・・・」
彼女「ねぇ、他に好きな人できたんじゃないの?」
私「そんなわけないだろ・・・」
彼女「本当!?」
私「あぁ・・・」
彼女「私のこと好き?」
私「好きじゃなきゃ会わないよ」
彼女「大好き・・・」
彼女が抱きついてきた、欲求も溜まっていたのだろうか?
私「好きだよ、愛してる・・・」
彼女「嬉しい・・・」
前戯をしながら、私は甘くささやいた
もっとも、頭のてっぺんからつま先知り尽くしている女だ、そこに新鮮味はない
彼女「きて・・・」
私「・・・」
しばらくして、私は彼女の身体の中で果てた・・・
「行為後」の気だるい雰囲気があたりを支配していた
彼女「一緒、ずっと一緒に・・・」
私「・・・」
私はどこか上の空だった
本当にこの子でいいのだろうか・・・?
若い私は、それなりにはモテたので他にも選択肢はあるような気がしていた・・・
そんな雰囲気を察してか、彼女は私の腕に抱かれながらも、真剣な表情になり私の目をじっと見つめる・・・
彼女「ずっと、一緒だよ・・・」
気がつくと、彼女の手が私の首というか喉元にあった(゚-゚)
人間の弱点みたいなところだ、私は少し怖くなった(^o^)
彼女は真剣な表情をしていた
それは、彼女の本気度が伺えるモノであり、今の私にとっては温度差がありものすごく重たいモノだった・・・
彼女「遊びじゃないの・・・?」
私「そんなわけないだろ」
彼女「本当に?」
私「あぁ・・・」
別の日、同じくお泊まりデートであったが些細な事でケンカした
私「なんだ、このカードは?」
彼女「お金が足りなくて、でもみんな持っているし大丈夫だから・・・」
私「ふざけるな!」
それは有名な丸○の赤いカードであった
審査が甘く、学生でもカードが持てるらしい
私「いくら借りたんだ!?」
彼女「10万・・・」
私「堕落しやがって!!!」
彼女「ごめんなさい・・・」
私「学生の分際で借金なんかしてんじゃねーよ!!!失望した」
彼女「・・・」
私「今から返しに行くぞ、金は俺が出すから」
彼女「それはイヤ、大丈夫自分で何とかするから」
私「・・・」
もちろん、専門学校の付き合いもあるだろう
金がかかるのは仕方ないが、バイトするなり親から無心すればいい
彼女「ごめんなさい・・・」
私「お前がそういうつもりならいいよ、こっちにも考えがある・・・」
そもそも、彼女の言うことに実態はなかった
何かにつけて、「一緒、ずっと一緒」
「結婚したい」「子供がたくさん欲しい」
などと言っていたが・・・
学生時代の私は、それを真に受け真剣に考えていた
自分のふがいなさもあるが、金が必要なことはわかっていた
それもあって、先へ先へ生き急いでいたのだ
彼女はというと、口では重たい事を言うものの学校と親のいいなりだった・・・
私「そんなんじゃ、操り人形だろ!もっと自分の意志を持てよ」
彼女「ごめんなさい・・・」
そもそも、彼女のことは好きではなかった(゚-゚)
元々、好きだった人の友達であり
私にとっては、ただの女友達の一人だった
私が好きな人にフラれ、彼女とは友達として関係を継続しているうちに
彼女から突然告白されたのである
だが、私は回答を保留した
好みではなかったし、ただの友達としか思っていなかったからである
反面焦りもあった、私は当時既に高2になっていた
友達などは早々に成果を上げ「男」になっていった
気がつくと私は取り残されていたのだ・・・
そんな私にもチャンスはあった
高1の時、なぜかお嬢さま女子高との合コンがあり私も参加することになった
かくして、お嬢さま私立高校(偏差値60くらい)
と、我々底辺県立高校(偏差値46)の合コンが始まった(^o^)
4対4で、カラオケに行った
うちらは酒にタバコだ(バカ)
当時はおおらかな時代だったので、制服でも酒を飲ませてくれる店が多かった
気まずい雰囲気の中、私はX JAPANなどを熱唱した記憶があるw
可愛い子は二人いた、一人は少し茶髪でもう一人は歌手のトーコ(いたよね?)に似ていた
私は茶髪の子のほうが好みだった、合コン終了後、告白タイムまではいかないが、近いようなことがあった
私は茶髪の子を指名?した
理由は、可愛いかったからだと思う(^^;)
なんと!運良く、茶髪の子も私のことを気に入ってくれたらしい(゚Д゚)
正式な告白ではないものの、それとなく付き合ってほしいような事や
次に二人で遊ぶ約束を取り付け、私はルンルン気分で帰宅したのであった・・・
やった、やったよ!俺やったんだ、ついに春がきた(^o^)
だが喜びは、ぬか喜びで終わってしまった・・・