ガソリンスタンド16(回想) | ぼんくら雲のすけのブログ

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双極性障害手帳2級
障害厚生年金2級
二型糖尿病 直近ヘモグロビンA1c6.4
失業保険7月初旬で終わりますので就職しないといけません。
去年の年収は145万8903円でした。

合コンから帰宅してそうそう、初めての彼女とも呼べる茶髪の子に電話した

私「気をつけて帰ってね」

茶髪の子「ありがとう、またね」

茶髪の子は家が遠いらしく、まだ帰宅できていなかった
家からも、車で一時間以上かかる距離だが
せっかくの上玉だ問題あるまい(^o^)

次の機会、私は再び電話をかけた

茶髪の子「もしもし・・・」

私「もっしー?わかるぅ!?」

私は必死に話を盛り上げようとした、だが肝心の会話が盛り上がらない・・・

私が会話下手なのもあるが、彼女?の家の電波が悪いらしく、まともに話せないのだ

ガガッ!
ピーッ!

雑音が混じりまともに会話もできない、それでも何度か連絡し
二人で遊ぶ約束をしてはいたが

私もめんどくさくなり、結局遊ぶ機会もないまま、自然消滅してしまった・・・(>_<)

実はその前、私は初恋の人がいたのだがフラれてしまった
よって、事実上の二連敗と相成った(/_;)

三回目のチャンスも、わりとすぐにきた!よっしゃああああぁあぁ!
それなり?に遊んでいたから、それなりにネタはあったのだろう

友達の彼女の紹介ではじめは、なぜかメル友からのスタートだった
当時のメル友ってのは、迷惑メールなどなかったし
ちゃんと会えたし、もっとまともだった気がする・・・

それをあっためて、あたためまくって!電話友達に昇格し、さらには互いに写真交換などし(お互い好印象)
最終的には、お互いの思惑もあり(面目や友達への顔)
3対3の合コンへの流れとなった

自分の成功がもちろん一番大事であるが、私としても合コンの主催者として連れの二人(同高の親友)にも楽しんでもらわなくてはならない・・・

電車で20分はかかる遠い街に、我々3人は乗り込んだ。周囲を威嚇しながら、同世代の奴には眼をくれた(バカ)

私「どーもどーも!」

彩「盆暗くん、はじめまして」

私の狙いの「彩」写真程ではなかった、むしろ普通
そんなことは、どうでもよかった
私の眼中には彩しかいなかった

彩の友達は二人
一人はダンサー風で、エキゾチックな魅力のある変わった子
もう一人はお嬢さま風で可愛い子だが面食いらしい(友達が挑んだが、脈がなさそうなので辞めたらしい。友達もやり手)

あまり会話が噛み合わず(彩達も私立の女子高偏差値55くらい)
私は焦りを感じていた・・・

怖がられるといけないと思い、おとなしめのカッコが裏目にでたか?いっそ無免で単車で乗り付ければよかったかな??
タバコは吸っていたが酒は控えていた、カラオケでは相変わらずX JAPANやラルクアンシエルを熱唱した(下手なのに)

親友k「つまんねぇ・・・」

参加者の一人、親友kは機嫌が悪そうである
kは元々、不良の一軍であったがつるんでいた奴が学校を辞めてしまい、うちらとつるむようになった

私「もう一人の子可愛くない?」

k「まぁな、好みじゃないけど。あーあ。ふぁーっ」

kはどうでもいいといった感じだ

私「なんか飲む?」

彩「ううん、いい・・・」

彩は初対面こそ普通だったものの、終始そっけない感じであった

カラオケが終わり、行くあてもなく私達はデパートをさまよった

私「お腹空かない?」

彩「別に・・・」

相変わらず彩はそっけないが、私の友達と話す時は別人のように瞳をキラキラさせてテンションが高かった(´_ゝ`)

もっとも、私の親友の眼中は他の所にあった

k「おい、あいつら見てるぜ喧嘩してこよう」

私「・・・」

kはめちゃくちゃ喧嘩が強い、おそらく学年でNo2に入るだろう(極真空手を習っていた)

そんなkが側にいるのは心強かった、時には公私共に私を支えてくれたのだ

そうこうしているうちに、お別れの時間になってしまった(女性陣の門限があるらしい)

このままではマズい・・・
私にはとっておきの切り札があった

電話で何回も盛り上がった話、香水の話があった
当時の私の愛用の香水は、ウルトラマリンとシーケーワンだった

彩はウルトラマリンの匂いが好きらしい、今日もつけてきた
彩は気づいているだろうか?

私「これ、プレゼントしようと思って」

彩「・・・」

ウルトラマリンのミニサイズボトルであるが、それでいてしっかりオシャレに作られている
今日のため、わざわざ少ないバイト代の中から用意してきたのだ

私「ウルトラマリン、好きって言ってたよね」

彩「いや、いい・・・」

私「何で?好きって言ってたのに・・・」

彩「・・・」

私「ほら、ちっちゃいのにちゃんとGIVENCHYって書いてあるじゃん。オシャレじゃない?」

彩「あたし、門限があるんだ。ごめんね、じゃーね」

彩は走るように行ってしまった

取り残された私たち・・・
重い雰囲気の中、お嬢さま風唯一?の可愛い子が口を開く

お嬢さま「盆暗くんはオシャレだし、カッコ悪くはない。でも、私は面食いだから・・・」

お嬢さまなりのフォローだろうか、傷ついた私の心の傷に塩を塗りこまなくてもいいんじゃないかい?(^o^)

ダンサー風「あそこで、追っかけなくちゃ!どうすんの?彩に聞いてあげようか?」

こいつはいい奴だが、すでに私の心は上の空だった・・・