一家に一冊 | 山下晴代の「そして現代思想」

山下晴代の「そして現代思想」

映画、本、世界の話題から、ヤマシタがチョイスして、現代思想的に考えてみます。
そしてときどき、詩を書きます(笑)。

 FaceBookで、昔の「幸福の手紙」のようなリレーがはやっている。おもに本に関してだが、ほかのジャンルもあるようだ。「ブックカヴァー・チャレンジ」と題されたリレーは、流れがいくつもあるようだが、決まりは毎日、7日間、すきな本の表紙だけ示し、次なる招待者を指名すること。これだけであるのに、「説明抜き」とあるのに、長々説明する人が多い。それも「我田引水」の説明(笑)。「ご指名された」喜び、指名する不安(ちゃんと受けてくれるかしら?)……ゆえに、指名する人は、自然「気心の知れている安全圏の人」であることが多い。

 とくに詩人の方々は、プライド丸出しでやっている。単なる「ステイ・ホーム」のための、お遊びなんだってば。「ブックカヴァー」は、タイトルからして、発祥は、ブックデザインなどのデザイナーではないだろうか?

 私も、よく知っている人が指名してくれたので、一応やってみましたが、原書がほとんどだったので、反応する人がほとんどおらず(笑)、それでは、と、7日間終えたあと、独自の番外編を作りました。一つ前のブログにあげた、「ソーカル事件」関連本もそのひとつですが、本書もそのひとつです。FBの表に出した方が面白かろうと、出したしだいです。