春はそら豆がおいしい季節です。
毎日ビールが欠かせない主人には、小皿にちょっとずつのおつまみが欠かせません。
おつまみにピッタリなそら豆。
大好物なそら豆。春を感じる旬の豆。
そしてレモンバームがたくさん若葉をつけ始める時期でもあります。
そら豆をさっぱりレモン風味につけこんだマリネ風のサラダ。ぜひお試しを~。
<材料>
そら豆 皮をむいてゆで、薄皮を取り除いておく
紫玉ねぎ 1/2個 粗みじん切りにし、水にさらしておく
ハーブビネガー 大さじ1
粒マスタード 小さじ1
オリーブ油 小さじ1
砂糖 小さじ1/3程度
塩・こしょう 少々
レモンバーム 若葉15枚程度(洗ってよく水気をきる)
<作り方>
①ハーブビネガー、粒マスタード、オリーブオイル、砂糖を泡だて器でよく混ぜる。
②そら豆を①に入れ、味をなじませるように軽く混ぜる。
③水気をよくとって絞った紫玉ねぎを②に加え混ぜる。
④タッパーに入れ、レモンバームを散らして冷蔵庫で味を30分以上なじませる。
※マリネ風のため、作った日はしゃっきりと歯ごたえがあり、
2~3日後に食べると紫玉ねぎがしんなりして、おいしく召し上がれます。
お好みの食感でお召し上がりください。
※ハーブビネガーは手作りです。
今回のハーブビネガーは、白ワインビネガーにローリエ、唐辛子、タラゴン、タイム、粒黒白コショウをつけこんだものを使用しています。
今後、ハーブビネガー特集も掲載していきます。
レモンバームとは
シソ科 多年草
学名 Melissa officinalis
学名のメリッサとは、ミツバチを意味し、ミツバチが好んでよってくるハーブです。
学名にオフィシナリスと書かれてあるものは、古代から薬用として利用されてきたものが多いのが特徴です。他に学名にオフィシナリスと書かれているハーブには、ローズマリー、ポットマリーゴールド(カレンデュラ)、ボリジ、ダンデリオン、コモンセージなどがあります。
11世紀のイブンシーナ「医学典範(カノン)」には、「こころを明るくし陽気にさせ元気を取り戻す」と記されています。
スイスの医師パラケルススは「生命のエリキシル(不老不死の霊薬、万能薬)」と呼びました。心臓に対して鎮静作用を示すからです。
万病に効く薬として、中東地方では強心剤として薬として広く使っていたそうです。
レモンバームのバームとは、パルサム(芳香のある含油樹脂)を縮約したもので、ヘブライ語の「パルスミン」(油のかしら)を意味する語から由来しました。
レモンバームのティーは神経を安定させ、イライラや眠れないときに心を落ち着かせてくれます。
レモンバームからとれる精油を「メリッサ」といい、精油の女王であるバラと同じくらい価格が高い精油です。よく偽和されますので、安いメリッサの精油はお気を付けください。真正のメリッサは効果です!
春から秋まで、メリッサがどんどん若葉がでてきます。
たくさん使ってレモンバームを日常に取り入れてください。
レモンバームのパウンドケーキやマフィン、レモンバームで入浴剤に。
白ワインにレモンバームを浮かべるのもおしゃれですよ。
レモンバームティーを冷たくすると気持ちが落ち着きます。
熱を伴う風邪のときはホットを熱いうちに飲みましょう。発汗を促してくれるでしょう。
また、フレッシュのレモングラスとレモンバームのミックスティーは消化を促してくれるので
食後のティーとして最高ですよ~
参考文献
ハーブインストラクター講座 STEP1 /ジャパンハーブソサエティー
アロマテラピーのための84の精油 /ワンダー・セラー著 高山林太郎訳 フレグランスジャーナル社
ハーブ事典 /佐々木薫著 池田書店