”私が自己肯定感を取り戻すまで~HSPメッセンジャー講座受講レポート”~森未来さん | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

HSP/HSCプロデューサー
国家資格キャリアコンサルタント 皆川公美子です。

HSPメッセンジャー講座の6期目が終了いたしました。
次回は6月22・23・24日の開催です。(リアル東京開催かオンラインか5月21日に判断します。)

講座はどんな感じで開催されているの?というご質問をよくいただきますので
ご参加いただいた体から声と心を整えるボイストレーナー森未来さんのレポートをご紹介させてください。
 

森未来さん ボイストレーナーさん

 

 

~以下転載~

 

HSPって知っていますか?~HSPメッセンジャー講座受講レポート①

 

体から声と心を整えるボイストレーナー

森 未来です。

 

「HSP (Highly Sensitive Person) 」という言葉を、聞いたことはありますか?

日本では「とても敏感な人」「繊細さん」などと呼ばれ、ここ数年、認知が急激に広まりつつあります。本だけでなくウェブニュースやテレビでも取り上げられる機会が増えたので、耳にしたことがある人がいるかもしれません。

 

HSPの基礎知識を、最初の提唱者であるアーロン博士の理論に忠実に学びたいと思い、

 

HSP/HSC プロデューサー、キャリアコンサルタントの皆川公美子さんが主催する「HSPメッセンジャー講座」を受講しました。

HSPという言葉を聞いたことがない方が多いと思いますので、まずはHSPとは何ぞや、というところから説明しますね。

 

HSPとは


「HSP=Highly Sensitive Person」

 

1996年にアメリカの心理学者エイレン・N・アーロン博士が提唱した概念です。

 

(子どものHSPは「HSC=Highly Sensitive Child」と呼ばれています)


生まれつき、神経系や脳における情報処理が通常とは異なり、(右脳が活性化していると言われる)刺激に対する感受性が強い人たちのことを指します。

人口の15%~20%存在し、男女比は半々。人間以外の100種以上の生物にも、この特性が見られるといいます。

HSPはあくまで心理学上の概念であり、医学上の概念ではありません。つまり、HSPは病気や障害ではなく、気質であり特性です。

そのため自分がHSPかどうかを知る手段は、医師の診察や検査によるものではなく、チェックリストによる自己診断となります。

私はどうだろう?と気になる方は、こちらのチェックリストで自己診断してみてください。

HSPチェックリスト©HSP Mirai Lab

このチェックリストは、今回受講したHSPメッセンジャー講座主催の皆川公美子さんがアーロン博士の研究チームの許可を得て掲載している、信頼性のあるチェックリストです。

 

 

アーロン博士の著書

 

 

 

 

HSPの定義DOES


アーロン博士はHSPの特徴を、神経学的な側面から次のように定義しています。

1. 深く処理する
2. 過剰に刺激を受けやすい
3. 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
4. ささいな刺激を察知する

この4項目は「DOES」と呼ばれています。4項目はタイプ分けではありません。

4項目全ての要素を満たしている人がHSPです。

 

 

 

皆川公美子さん分類・HSPの3タイプ


アーロン博士のDOES定義とは別に、講座主催の皆川公美子さんが「HSPが何に対して敏感か?」ということを基準に、次のように分類しています。私はこの分類がとても分かりやすいと感じたのでみなさんにもシェアします。

1. 感覚の敏感性(五感+第六感)
2. 共感性(人の気持ちを深く理解し、影響を受ける)
3. 洞察性(物事の本質や真理、全体的な構造を察知する)

メディアでは共感性について取り上げられることが多く、HSPが「傷つきやすい人」「うつ病になりやすい人」と誤解を招くような表現も見受けられます。

HSPは感受性が強いのは確かですが、「傷つきやすさ、打たれ弱さ、臆病、神経質、心配性、引っ込み思案、人見知り」などの脆弱さとして表れるのは、HSPの特性そのものではなく個人の経験や環境によるものであるため、その表れ方や度合いには個人差があります。

また、HSPの特性そのものが精神疾患を引き起こすわけではありません。誰でも過剰な刺激を受け続ければ、うつ病などの精神疾患にかかる可能性があります。

 

 

 

HSPは「感じる力が強い人」


HSPは日本では「とても敏感な人」「繊細さん」などと呼ばれていますが、個人的には「敏感」「繊細」という表現には、いささか情緒的なイメージを感じます。

私がHSPを日本語で表現するなら

「感じる力が強い人」

「高感受性さん」

HSPに対するイメージがニュートラルに感じられる気がするのですが、いかがでしょうか。

 

 

 

HSPを知って解放された


HSPは社会の中では少数派です。

 

(少数派ながら存在していることには生物学的な意味があるのですが、その話はまた次の機会に)

 

でも5人に1人という意外と多い割合で存在しています。

私は自分がHSPという概念に当てはまると知って、

「私だけじゃないんだ」
「普通になろうとしなくていいんだ」
「強くなろうとしなくていいんだ」

と気持ちが楽になり、目に見えない呪縛から解放された気がしました。

そして自分に合ったライフスタイル、物事の捉え方、考え方を徹底的に追求しました。

その結果、HSPという特性のポジティブな面に目を向け、伸ばすことができれば、その特性は才能になり得る!と確信するまでに至りました。

ボイストレーナーとして個人で仕事をするということも、自分がHSPだと知っていなかったらできなかった選択かもしれません。

そして私がとてもラッキーだったのは、自分がHSPだと知るずっと前から、ありのままの私を認め、尊重してくれるパートナーと友人たちに恵まれていたことです。

HSPは、ありのままの自分を受け入れてもらえる場では、のびのびと本来の能力を発揮します。


***

 

自己肯定感が持てなかった20代までの私


10代の頃は人間関係を上手く築くことができず、青春とは程遠い暗黒時代を過ごした私。

20代で音楽活動を始め、ほどなく夫と出会い、気の合う仲間ができたものの、「自己肯定感」が奈落の底に落ちていた私はしばらく、

「自分の気持ちがわからない。わかっても、どう伝えたらいいのかわからないし、伝えるのが怖い。」という思いに苛まれていました。

当時から付き合っていた夫の力を借りて、たくさんのつまずきを経ながらも、すこしずつ自分らしくいられる時間を取り戻していきました。

 

 

 

自分がHSPだと気づいたキッカケ


結婚して30代に入り、プライベートや音楽活動においては安心できる環境や人間関係を築けていたものの、仕事(その頃は音楽を仕事にしていませんでした)に関しては悩みが続いていました。

とにかく仕事が続かないのです。最長で3年くらい。半年~1年くらいで辞めることが多く、その度に疲れ切って塞ぎ込んでいました。「私は社会不適合者なんだ」と自分を責め続けていました。

そんなとき偶然、ネットで「HSPチェックリスト」なるものを見かけました。チェックしてみたら、ほとんどが当てはまり…「これって私のことじゃん!!」

人間関係に悩んだ10代、自己肯定感が低かった20代、仕事がことごとく上手くいかなかった日々…全て、HSPという特性を知らずに、特性に合わない行動を取り続けていたがゆえの苦しみでした。

「私だけじゃないんだ」
「普通になろうとしなくていいんだ」
「強くなろうとしなくていいんだ」

と気持ちが楽になり、目に見えない呪縛から解放された気がしました。

そして自分に合ったライフスタイル、物事の捉え方、考え方を徹底的に追求し、今の仕事と生き方にたどり着きました。

 

 

 

HSPという特性を活かして社会とつながる


やっとたどり着いたボイストレーナーの仕事は、私の天職だと思います。

講座主催の皆川公美子さん分類・HSPの3タイプに基づいて考えると、

音楽を聴いて詳細に分析する能力=感覚の敏感性+洞察性

相手の要望を、言語外からも読み取る能力=共感性

相手の状態を、声と身体(姿勢や動き)から読み取る能力=洞察性

などを使って仕事をしていると感じています。

 

 

 

私は私のままでいい。心の深いところに根づいた安心感


私がHSPメッセンジャー講座を受講したのは、HSPの基礎知識を学ぶことでHSPである自分をより深く理解し、自分の能力をより良い形で社会に還元できるようになりたいと思ったから。

そして、ミュージシャンにはHSP、HSPではなくとも繊細な感性を持っている人が多いので、その感性を才能として堂々と表現できるようにサポートする能力をもっと高めたいと思ったからでした。

その目的が果たせただけでなく、

「あぁ、私は本当に私のままでいいんだな」


と心の底から感じました。

これからも落ち込んだり、自信が揺らぐことがあるかもしれませんが、講座を受けた三日間で手に入れた、心の深いところにある安心感を、忘れないでいようと思います。

 

 

 

人はみな、才能豊かで特別な存在


HSPは才能です。

いや、人はみな、それぞれに才能豊かで特別な存在です。

私はこれからも、歌と音楽を通してそのことを伝え続けていきます。

今までわたしに出会ってくれた全ての人たち、

今わたしのそばにいてくれる全ての人たち、

講座を受講した三日間を共にしてくれた人たちに、

心からの感謝をこめて。

We are all special. I love you allハート

~以上転載~



森未来さんの元記事はこちら↓

未来さんは、講座の最中にこんなことをシェアしてくださいました。

 

「HSPがトラウマを受け易かったり、疎外感を受けやすいってことは

とってもよくあるってわかったけど
自分の場合は、歌う、ということで自分の本能的な部分・本質と

つねに繋がれてきたのがラッキーだったと思う。

歌で自分をナチュラルに表現できてきたってことが

人生のなかで幸せなことだった。」
 

これをうかがって、心からなるほどなあ〜と思いました。

そうやって自分のコアを表現するということがいかにHSPさんにとって大事なことか。
外へ外へ意識が向きがちなHSPにとって
コアな自分とつながる「ツール」として

声を使うっていうことができるんだなあと感じました。

 

声を出したい!

って欲求は人間すべてのものですよね。

 

うまくカラオケをうたいたい、もいいけれど
未来さんは発声や「声の出し方」そのものに

フォーカスしていらして

アーティスト系のHSPさん、要チェック!💖

 

森未来さんのブログ

https://ameblo.jp/otonavocal/

 

 

 

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