リレフォーライフ。 | のんびりと・・・・・

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平凡のようで平凡でない。そんな私の歩く道。

リレー・フォー・ライフは、がんサバイバー、ケアギバー(家族、遺族、支援者)を讃え、地域社会全体でがんと闘うための絆を育むための、啓発サポートキャンペーンです。日本国内では2006年9月、つくば市で第一歩を踏み出しました。現在は全国に広がり、実行委員会や地元ボランティアの協力で各地で大いに盛り上がっています。

ともに歩き、語らうことで生きる勇気と希望を生み出したいという思いを込め、1985年にアメリカで始まったこの催しは、参加者がリレー方式で24時間歩きながら寄付を募る形式で定着し、現在は全米約5,000カ所、世界20カ国で開催され、年間募金額は400億円にのぼります。
(日本対がん協会HP 抜粋)



8月28日・29日と室蘭市で行われたリレフォーライフに参加してきました。


2008年北海道で初めてこのリレフォーライフを実現させたのは、1月に亡くなった

私の姉です

それから毎年、北海道の室蘭市で行われています。

今年は石狩でも行われたそうです。

一昨年は家族全員で参加しました。

24時間歩くという事は容易ではなく、交代で歩くのですが

終わった後は足が痛くてひどかったのを覚えています。

一昨年、実行委員長を務めた姉。

抗がん剤の副作用に耐えながら毎日忙しくしていたのが昨日のようです。

当時の私はそんな姉が羨ましくもあり妬ましくもあったのも事実です。

何故、辛いのにそんなにまで必死になれるのか?

私には分かりませんでした。

でも参加してみてわかりました。

多くのサバイバー(ガン患者)が病と闘い、そして仲間と共に歩き励ましあい

また来年も一緒に歩こうと約束している姿・・・・・・

患者にとって、”来年”という言葉どれほど重いか・・・・・・

でも、このイベントで再会を約束することで

生きる希望を持てる。

つらい闘病生活を耐え生き続ける事の意味がそこにあるのだから・・・・

私は、そんなサバイバーを見ながら生きる勇気を貰いました。

だから私は体調が悪くても、足の痛みをこらえ歩き続けたのを覚えています。

昨年は、彼のお父さまが亡くなった直後だったので参加はできませんでしたが

今年少しの時間ですが参加することができました。

父が亡くなってから四十九日法要にも出られないほど体調は最悪でしたが

参加することで、また学べるものがあるかもしれない・・・・・

そう思ったからです。

がん患者の力にならなければならない立場にありながら

がん患者から教わる私でした。

今年は、もう姉もビデオカメラを持って歩かずにいた父もいません・・・・・

姉が築き上げたイベント歩く事の意味。

沢山のルミナリエに書かれた言葉。
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その一つ一つを読み

姉を亡くした私、父を亡くした私が歩く道。

何だか姉に教えて貰った気がします。

生きる事は辛くもあり、苦しくもある。

それでも私達は生きていかなければならない。

何故なら、自分の歩いた人生を子供達に教えていかなければならない・・・・・

そして、後世に”私”という存在を残しておかなければならない・・・・・・

たとえ平凡な人生でも、私が生きる事で後世に繋がっていくのだから・・・・・


沈みゆく夕日を見ながら娘と2人手を繋ぎ歩きました。
$のんびりと・・・・・

今年も私に生きる事の意味を教えてくれたリレフォーライフ。

来年はもっと元気な姿で歩きたいなと思いました。