タバコにダイエット効果があるか

 

ここのところ、ずっと禁煙のお話で、タバコを吸わない方には関係のないお話で

ごめんなさい。

自分自身が禁煙しようと15年以上かけて、何度もトライをするのですが、体重増加に耐えられず挫折を繰り返してきました。

私は数年前に、薬と信頼できる医師の協力のもと、禁煙できました。

一人ではとてもできないことでした。

 

現在タバコを吸っていない方で

タバコにダイエット効果がありそうと魅力的に見える方が大勢いることと思います。

私もタバコにダイエット効果があるように感じた時期もありました。

しかし、卒煙して数年が経過し、実際はどうだったのかがそろそろ分かるようになってきました。

 

私の体を通しての感覚ですが、お話させていただきます。

 

タバコの呪縛から離れることの難しさ、困難さを知っていただき

参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

 

☆喫煙で過食や口さみしさをなくすことができるか

喫煙によって過食は止められません。

喫煙で食欲のコントロールはできません。

タバコを吸ったからといって、食べたい気持ちは収まりません。

空腹の状態での口さみしさは、喫煙で補えません。

 

 

そもそも、穀物を必要に応じて食べていれば口寂しくてなにか食べてしまうことはなくなります。

 

☆吸収率が下がり、ふとりにくいか?

タバコを辞めると食べた量は変わらなくても、しばらく太る傾向になります。

と言うことは逆さまを考えれば、多少は影響はあるかもしれません。

しかしタバコをやめてしばらくして、わたしの身体は「そんなに吸収しなくても大丈夫」と喫煙時と同じ吸収率にもどりました。

これを考えると、吸収率が下がるのは、はじめだけで、体はどんな状態でも必要なエネルギーを吸収する仕組みがあると思います。

 

 

☆ストレス解消になって過食を減らす効果があるか?

精神的に安定するのは、ニコチンが足りなくなった時に吸って安定したときのみ。

楽になったように感じた感覚は、ニコチン依存の症状。

喫煙したから精神的になにか心の問題の解決になったことは何もなかったのではないかと思います。

喫煙は深呼吸に近い動作なので、ほっとすることができるかもしれません。

しかし

新鮮な空気を深呼吸したほうがはるかに精神的にいいはずです。。

 

結論

 ダイエットにはならない。

 過食は止まりません。

 精神安定につながるものでもありません。

 

摂食障害の傾向のある方やダイエット依存になりやすい方は、私も含めて何かに頼りたくなる傾向があります。

とても依存心が強い。

 

体重増加の危険+依存していたものの喪失。この二つをともなうのが禁煙。

なかなか難しいことがお分かりいただけると思います。

 

わたしは喫煙者になり、禁煙に苦労した経験を通して良かったと思えることが、ひとつだけあります。

それは、自分が依存しやすい体質であること、意思が弱くやめることが大変難しい体質であることが分かったため

覚せい剤や麻薬、その他いろいろあると思いますが、決してそれらに手をだしてはいけないということがわかった。それだけです。

 

ダイエットになるから、これからタバコを吸ってみようかなという方がいらっしゃいましたら

是非、お勧め致しません。

辞めるのは並大抵ではありません。

 

 

現在喫煙し、辞めたいけれど、体重が増えて怖いからやめられないと感じている方へ

 

私は、禁煙外来で、医師の協力のもと、禁煙ができました。

 

わたしにできたのですから皆様もきっとできます。

 

自分が禁煙した時に、いろいろな方の禁煙記録を励みにさせていただきました。

 

私も成功した暁には、恩返しをしたいと思っておりましたので、今回、記事にさせていただきました。

太るのが怖くて、禁煙できない方。

もったいないです。

あきらめないでください。

わたしにできました。

きっと、みなさんにもできます。

タバコの呪縛から解き放たれて

楽に生きてください。

 

 

最後になりましたが、わたしの主治医の古川先生。ありがとうございます。

 

 

ここまでのストーリーは

ふとらない禁煙のお話❶

 

ふとらない禁煙 ❷

 

ふとらない禁煙のお話❸

 

をご覧下さい。

 

 

 

 

精神疾患の既往のある方は医師とよく話し合い、指示のもと、進めてください。