太るのが怖くて、禁煙できない方。

もったいないです。

あきらめないでください。

わたしにできました。

きっと、みなさんにもできます。

タバコの呪縛から解き放たれて

楽に生きてください。

ここまでのストーリーは

ふとらない禁煙のお話❶

 

ふとらない禁煙のお話 ❷

 

ふとらない禁煙のお話❸

 

ふとらない禁煙のお話 ❹

 

をご覧下さい。

 

11目の朝、タバコの味が前日に比べだいぶまずくなっていた。

「薬が効いてきたのかな」

でも

タバコは味で吸っているわけではなく、習慣性も大きいため

不味くても吸いたい気持ちは変わらなかった。

朝ごはんを食べて、薬を飲んだ。

ここまでで2本。

 

仕事中はまったく吸わない。

 

仕事が終わって夕方、いつもはここで一服の時間。

 

どうしようか迷う。

 

せっかくここまで吸わないでいられたので、もう少し我慢してみよう。

 

夕飯のビールを早めに飲み始めることにして気を紛らわせた。

 

夕食を食べて、薬を1錠飲んだ。

 

吐き気が突然襲ってきた。

 

気持ち悪くて仕方がない。

 

 

吐きはしないが1時間横になった。

 

この吐き気のおかげで、タバコを吸いたくなくなった。

 

早めに寝ることにした。

 

11日目は朝2本吸っただけ。

この日が卒煙の日になった。

 

 

12日目

 

 

昨日の朝2本吸ったまま、吸わず12日目の朝になった。

 

朝のタバコは少し迷ったが、昨日の朝以来、20時間くらい吸っていないので

吸うのがもったいないという気持ちが湧いていた。

 

一番辛い20時間は経過していた。

薬の力でそんなに辛くなく過ごしているのも事実。

いつもだったら、ここを乗り越えるのは至難の技だ。

何度も挫折してきたのでよくわかった。

 

この薬はすごい薬だなと思った。

 

吸わなくてもたいして苦しくない。

 

脳に作用して、ニコチンが入っても、快適な感覚が出ない薬。


反対に

脳に作用して、こんなに効果を発揮するなんて、強い薬だとも思った。

 

そんなことを考えながら

 

依存性体質で意思の弱い、わたしが禁煙するならもう、この方法しかないと思った。

 

こんな強い薬のを飲まないとやめられないのなら、二度と吸ってはダメだとも思った。

 

朝ごはんを食べて薬を飲んだ。

軽い吐き気はあったが、夜ほどではなかった。

しかし

便秘になり始めた。

 

「下剤を飲みたいなあ。」

便秘は摂食障害の頃からナーバスな部分。

 

ひどい下剤依存だったが、何も飲まなくても毎朝快便を維持できるようになっていた。

 

そうだ、お医者さんに相談しよう。

仕事帰りに病院に行くことにした。

 

医師にやっと今朝から吸わないでいられていること、もう吸いたくないと思えるようになった、こと話をした。

 

「うんうん。」と医師は話を聞いてくれた。

便秘の話をすると、マグミットを出してくれた。

吐き気の話もした。

吐き気止めもすすめてくれたが、食欲のコントロール上の、安心感と、

吐き気のおかげで、タバコを吸わずにすんでいるかもしれないと、今回はことわった。

医師が

1錠を半分にして分けて、飲んでもいいと言ってくれた。

いろいろな飲み方があるんだとわかった。

 

夕飯のあと薬を1錠飲んだ。

 

夕飯後はまたまた激しい吐き気。

食後のデザートは食べられない。

 

わたしは普段食後に、自分で作ったケーキなど食べることが多い。

 

これから体重が増えるだろうから、体重増加に備えなくては、という気持ちがあった。

 

12日間、太らないよう、食べるものには普段以上に気をつけてきた。

体重は46kg。1kg減少傾向だった。

 

 

 

 

 

 

 


 

 
 
 

精神疾患の既往のある方は医師とよく話し合い、指示のもと、進めてください。