※智積院にて
 
30代の折大変にお世話になった、「くみこさんの母親」とも言うべき女性の方が占い好きだったこともあり、事あるごとに「九紫火星」の運勢を覗いていたりします。
(注:みなせも、その女性の方も、さらには彼女の旦那さまも「九紫火星」であった)
 
…それによると、今年2021年は大きな変化の一年になるのだとか。
 
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」などと言いますが、こー見えてみなせさん、人から告げられたことは結構素直に受け入れる性質。
学生時代、「手相観てやる」と言ってきたクラスメイトに手を出したところ、即座に
 
ビシッ!! m9(`Д´) < 「お前は死ぬまで生きる!」
 
などと断言されまして、以後現在に至るまで数十年間に渉り、その「お告げ」を気に病み続けていたりする(ぇ
 
…で、春になった辺りより(注:九星気学では、立春を一年の始まりとする)、とある変化に気づいた。
 
みなせさん、最凶の雨オンナと化すw
 
定期開催の「京都蘖の会」含め、今年の春以降、5回の京都ガイドご依頼をいただいた。
…で、ものの見事に、5回とも雨!
 (゚∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
 
その前日やその翌日は、ピッカピカのお天気になったりしていまして、みなせに何の恨みがあって…と言いたくなる(次の瞬間には思い当たり過ぎて何も言えなくなるw)ほどに狙い撃ちのようなお天気なのが腹立たしさに拍車をかける。
 
…でもね、負けませんよう!
悪天候の時こそ、見えてくることがある、解かることがあると言うもの。
 
5回のうち2回、「早春の京都蘖の会」についてはこちらの記事をご覧いただくとして、ここでは他の3回を記録がてら、アップすることに致しましょう。
日付の新しい順から、ご報告してゆきますね。
 
5月17日:壬生から二年坂へ、幕末維新の記憶とお抹茶体験
(お天気:梅雨入り直後の蒸し暑い雨)
 
一昨年に山科~宇治を案内させていただいたCさんJさん、ご友人のYさんと一緒にご依頼をいただき、4人での道中。
この前日には例年になく早い梅雨入り宣言となり、まるで浴室にいるかのような蒸し暑い雨天に。
 
見るからに暑苦しい梅雨空…(;´Д`)
 
待ち合わせの地下鉄四条駅(阪急烏丸駅)すぐにある、「輝庭」さまのランチからスタート!
検温、消毒、換気、はす向かいでの着席等感染対策を徹底した個室で、京料理ランチををリーズナブルに楽しめます。

 

※ちなみに、「4人以下」という人数での飲食、また飲食時の各自の行動は、京都府制定の感染症対策である、「きょうとマナー」に準じていることを付け加えておきます。

 

この日は、壬生にある新撰組の遺構、「八木邸」をご当主直々のガイドでじっくりと楽しんだ後、東山二年坂へ移動してお茶席の体験をしました。
着物とお茶席は切っても切れない、けっこう密接な関係がありまして、お茶席のイロハは着付け教室でも確かやったはずなのです。
…などと、みなせも記憶を掘り起こして体当たりでチャレンジ…っ、てこの時点でもうアカンしw
 
↓お茶をたてる…何か色々と怪しいw
 
怪しいなりに、立てたお茶。
(読者の方より、「立てた」ではなく「点てた」との旨ツッコミあり。もう一回、腹切ってきます…orz)
 
お茶をいただく…。
怪しさ大爆発ww
 
細かいアラをつつけば、どれだけでも出てくる所作。
かつて手取り足取りご教授くださったはずの先生方姉さま方には申し訳ない限り。
一軒一軒の玄関先で腹切ってお詫びしたいくらいの心境でした。
(↑かえって迷惑ですw)
 
でもね、優しいスタッフの方々が作り出す和やかな雰囲気のおかげで、
お客さまにもたいへんご満足いただけた模様なので結果オーライかと(^^;

 
5月2日:ほほこさんと洛中そぞろ歩き
(お天気:晴れ時々雨)
 
アメブロでお世話になっているほほこさんより、「思い出の街京都を、着物姿で歩いてみたい!」とのリクエストをいただき、日曜日の一日、洛中エリアをご案内させていただきました。
 
わたしがいつもお世話になっている祇園の"KOUME"さんでの着付けとヘアセットからスタートした道中。
わたしもヘアセットをしていただいた後、着付けが仕上がるまでしばらく待っていて、「(感嘆の溜息)…」
「娘から借りたのよ~(笑)」とおっしゃる縞の着物を着付け、ヘアセットをしたほほこさんは、「粋」という言葉がぴったりの、見違えるほどの和服美人でありました。(※掲載許可済)
 
京都駅地下街"Porta"にて

智積院「利休好みの庭」にて。
 
「国宝級」(わたしの大切な友人の一人:談)の、深く味わいあるブログを書かれるほほこさんと、ほぼ貸し切り状態の縁側で、繰り返す時雨と時折さす日差しの中、それこそ「深イイ」、縁側トークに花が咲きました。
 
洗濯機での丸洗いOKな黒の着物は、雨天ガイドの強い味方です!
紫色や赤色等、帯揚げ帯締めに、強めの「差し色」がカギの模様。
 
今回は「抱き合わせ」という形に結っていただきました。
帯に織り込まれたにゃんこたちにも注目!
 
この日は、昨年夏の「初秋の京都蘖の会」コースを基に、豊国神社、方広寺(京都大仏跡)、智積院の東山七条界隈から、錦小路~寺町、新京極~三条通り京都市街を抜けて、相国寺~上御霊神社へ至るコースをご案内させていただきました。
寒気に伴う時雨模様、いわゆる「お天気雨」の一日。
相国寺に至る夕方には、きれいな虹も楽しめました。
 
 
 
…あのね、つくづく思いましたけどね。
なんだかんだ言っても、「何を着て京都を歩くか」ってけっこう重要なのだと、つくづく感じた一日でした。。
古都京都は着物着て歩いてナンボやで!!…とw
慣れない草履(雨除けの草履カバー付き)での道中にもかかわらず、心底楽しんでいただけてほんとうに良かったです。
 
3月21日:地元の友人Mさん送別会 with 横浜のかおりさん
(お天気:大変などしゃ降り)
 
この春、新たなスタートを切るべく、京都を旅立たれることになった地元の友人Mさんの送別会兼プチ観光and飲み会。
「袖摺り合った仲として、ちょっとだけ賑やかしに参ります。」と、横浜野毛で活動されているミュージシャンかおりさんが、急遽日帰り強行軍で駆けつけてくださいました!
(※すべて、掲載許可済)
(京都駅新幹線ホームにて)
 
急遽ご入洛のサプライズを仕掛けたかおりさんに、(聞いていたにもかかわらず)「え?なんで??聞いてないよ~」と、女優レベルの演技で逆ドッキリで返したMさんもなかなかの腹黒ww
…双方のすべてを知っていて、傍で無言でニヤニヤしていたみなせがいちばんの悪党ww
(おかげで傘でシバかれたw)
 
ランチ中にすべてタネ明かしして、再び大笑い。
…京都暮らし長ぅなると、腹黒ぅなりますぇ(笑)
 
ランチの後、山科の毘沙門堂門跡を観光。
 
明治時代まで代々皇族が住職を務めた「門跡寺院」のひとつ毘沙門堂は、「そうだ、京都行こう」のCMだけでなく、「元祖トリックアート」とも言われる、逆遠近法を用いた数々の襖絵鑑賞が楽しいお寺です。

 

咲き始めたばかりの桜、強い雨に濡れながらも凛として咲き誇っていました。
 
雨が上がった夕方の飲み会も、楽しかった。
今は外飲み禁止の日々ですが、こんな時間を、再びこころおきなく過ごせるように…、
 
4月末より、三度目の「緊急事態宣言下」にある京都。
数々の「不公平」にも見える事象を見せつけられつつ、腹立たしくも不便な日々は来月以降も続く雲行き。
…そう、梅雨空同様、「雨」はまだまだ止まない。
 
でもね、そんな中でも、がんばって門を開けてくれている寺社や、のれんを出してくれているお店は思った以上にたくさんあります。

補償金が出なくても、脚光を浴びなくても、時には理不尽な非難を浴びても、薄氷を踏む思いで営業してくれています。

 

そうしたお店や寺社を、各自が感染対策への高い意識を持って上手に利用することで、ささやかながら応援することができます。

「寺社・お店」、「お客さま」、「(案内人)みなせ」三者それぞれの、感染対策の高い意識「三位一体」の協力。

それが本当の意味で『力を合わせる』ことだと、個人的には思っています。

 

政治家はじめとする「上級国民」、および太鼓持ちのようなマスコミの発信する情報を鵜呑みにすることはしたくない。

また、彼らの推し進める利権イベントを非難したり、定期的に出てくる「違反者」を、まるでスケープゴートのように血祭りにあげてうっぷんを晴らしている風潮に乗じるのもまた空しい。

 

必要なのは、自身で情報を選別し、よく考え、自身の行動を自分の意思で決めること。

「正解のない」この状況で、 「自分だけの正解」を導き出し、貫くこと。

 
雨の日だからこそ、感じられること、楽しめることがある。

「緊急事態宣言」下だからこそできること、楽しめることが必ずある。

そうして、「想い出」を、「ご縁」を必ず紡いでゆくことができる。

 

いかに感染リスクを最小限に抑えながら、古都京都の風景を極め、想い出を紡いでいただけるか知恵を絞る。
(もちろん、何をやってもゼロリスクはあり得ない現実も承知の上で)

 
ご一緒くださり、ご縁を紡いでくださったひとりひとりに、こころからの「ありがとう」と「大好き」を…。
いつの日が、もっとこころおきなく、もっとのびのびと、楽しい想い出を、ご縁を紡いでゆけますように。
 
野良ガイドみなせ、「緊急事態宣言」下の日々でもルールに則って、みやこ京都の楽しい時間を過ごし、ご縁を紡いでいただけるよう知恵を絞って参ります!

晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。
楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ。
(吉川英治)