先日 奈良県の吉野にある金峯山寺の金剛蔵王権現の特別御開帳に

 

  出かけました。

 




国宝仁王門の大修理勧進のために普段は秘仏として安置されている

 

 日本最大の秘仏にご縁をいただきに。

 

 金峯山寺。。学生の頃、日本史の時間に写真を観たかたもあるんではないでしょうか。

 

 白鳳年間に修験道の阻、役行者によって創建された「蔵王堂」は国宝です。

 

 そのなかに本尊金剛蔵王大権現三体が安置されています。

 

 高さが7m。この仁王門の大修理勧進がなければ秘仏でお目に掛かれない

 

 ご本尊さま。2028年まで春と秋に御開帳されています。

 

 

  金峯山寺の蔵王権現にお客様が会いに行かれた話を伺ったのが3月末。

 

 ちょうど4月に京都行きの予定があったので、じゃあ、行ってみよう。そんな軽いノリからの

 

 発心でした。

 

 それまで明王像のような「忿怒」の相に対して特別に、「好きだ」とかいう気持ちも

 

 ありませんでした。ただ祖母が修験の修行を昔私が子供の頃していたため、

 

 よくいろんなお寺や四国88か所詣りなどに連れていかれることが多く、そして

 

 自然とお不動さんとお目に掛かる機会が多かったため、怖い、という気持ちもありませんで

 

 したが、私に情報をくださったお客様に私が聞いた質問が、「怖くなかったですか?」

 

 でした。

 

 「むしろ清々しかった」お客様はそうおっしゃいました。

 

 そのお言葉がすごく気になって。。そして絶対に行きたいってなったのです。

 

 とはいえ、予定がタイトな状態。15時までには京都に行かなくてはならない。

 

 そう金峯山寺にいるのは正味1時間だったのですが。。。

 

 さくらも終わり、ゴールデンウイークまで静かなその日は、ロープウエイも

 

 満席といえど、15人くらい。日本最古のロープウエイだそうで昭和風味です。

 

 上まで徒歩で上がることもできるし、30分くらいであがれるので

 

 気持ちいいと思うのでお勧めです。上まで上がるとそこからは10分くらい緩やかに

 

 歩きますがお店が点在しているのでわくわくしながら登れます。

 

  そしてついた蔵王堂。ちらほらの参拝者さんのおかげで蔵王権現3体がゆっくり

 

 拝見、そして感じられる空間。堂内に白い着物を羽織られた方々が案内してくださり、

 

 順番にすぐ近くで拝見させていただけます。

 

  じいいっと手を合わせて視線は蔵王権現様を拝見していると、なにやら

 

  目頭が熱くなって、、涙がでてきました。

 

  戦争のことや、災害のことなどに想いを馳せながら、自分の生き方を

 

 本当に覚悟を持つというか、ふらふらしなく生きたいと改めてお願いしました。

 

 そして。。。今回の目的のもう一つ、、、







 

 知る人ぞ知るといわれた「五獄神鏡」。前管長が蔵王権現の霊示を受けて

 

 謹製摸刻され、一般に頒布されているものだとか。

 

  身に着けて祈念すると百邪を退け、百福を増してその身を守護してくださり

 

 万能の功徳があるとのこと。 御開帳時にいただきたいな。そう思っていただいて

 

 まいりました。

 

 

 30代スピリチュアルなことをしていたころ、龍の生まれ変わりの人たちと龍の魂の

 眠る土地を訪れたり

 また別の人たちと剣山や奈良の神社にあるあるものを探しにでかけたり。。

 なんて

 暮らしのなかで なんだかしていたこともあったのですが。。

 

 今は毎日の暮らしの中に祈りがあり。毎日の暮らしの中、、娑婆の中での修業の

 娑婆行が一番だと思っています。

 

 本当の歴史をひも解くのも好きだけど。。

 

 本当のことを知り、わかりたいと思っています。

 

 昔々の人たちが、なぜ忿怒の相に救いを求めたのか。 どんな時代でも

 人間というものは進化しないのだろうか。。。文明は進化しているけれど・・

 

 と思いながら。

 

 今回の旅も瞑想を勧められる旅になりました。そうだよね。まずしてみること。

 

 ですよね。

 

 ご拝読いただきましてありがとうございました。