小樽での日々。 | 公美子の音楽紀行

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コンサート活動の様子や、日常をポツポツと。

東京に戻り、日常生活が始まりました。


実は未だに、初詣に行けていない私・・・・・初詣


神様は大遅刻した私を受け入れて下さるでしょうか?!



何故、初詣に行けなかったかと言いますと。



新年早々(1月3日から)、小樽で行われた今井信子先生のヴィオラ・マスタークラスに参加していたからなのです!


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ヴァイオリン弾きの私が何故、ヴィオラのお勉強会に参加するの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今井先生に教えを乞いたい奏者は、ヴァイオリン、チェロ、などなど、多岐にわたります。



私も10代の頃より、先生にお世話になっていたのですが、ここまで集中してレッスンを受けるのは本当に久しぶりでした。




 (写真はレッスン中の風景です。)



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到着早々、思いがけず、先生とヘンデル(ハルボルセン編曲)のパッサカリアを共演する機会を頂く事になり、早速リハーサル。




最初のリハーサルから、先生のアイディアと、音楽に対する深い知識に、驚愕。



今まで、何度となく演奏しているこの曲が、こんなアプローチがあるだなんて!

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リハーサル後に自宅に戻り、リハーサルの録音を聴き、注意された事を楽譜に色ペンで書き込むなんて、何年振りの事だっただろうか・・・。



その他にも先生のソロで、尊敬するヴァイオリニストの島田さんや、同郷の奥泉君、学生時代からの仲良しの大島君と一緒に、演奏したブルッフの「ロマンツェ」。


カルテットとの共演バージョンは世界初演だったとか。



演奏中、あまりの先生の音色の美しさに、涙が出てきてしまいました。

思えば、留学中も苦しい時も先生のCDを聴いて、励まされていた私。

私もいつか、先生の様な音色を奏でる事が出来ます様に・・・・・・。


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その他にも、奥泉君と、韓国人のヴィオリストのSeungwon君や、パリ在住の先輩、井上さんと共演したベートーヴェンのストリング・トリオ。





素晴らしいメンバーとの室内楽の共演で、頭の中は常に音楽の事だけに集中。






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 10代の頃からお世話になっつている信子先生。


今回のレッスンの時も、時には厳しいお言葉も頂きましたが、先生の言葉には絶対な説得力がり、段々と自分の感性が研ぎ澄まされる感覚でした。


「音楽をなめたらいかん!!」と新年早々、気持ちを新に致しました!




先生の存在はいつでも、私の憧れ、そして夢です。