問診は患者さんに取り辛いことでもあることを知る | 医療カウンセラー土田くみが伝えるカウンセリング技術のつけ方磨き方|スーパーバイズ・教育分析・心理カウンセラー養成

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Kumi心理カウンセリング研究所代表 公認心理師土田くみが対人援助職のかたが心理支援も併せて出来るよう、カウンセリング技術のつけ方磨き方をお伝え致します。

公認心理師の土田くみです。

(プロフィールは>>こちら)


今週は入院していますが、今回の入院で初めて気付いたことがあります。


何十回も入院しているのに今まで感じなかったことがあります。

10年以上前から入院する病院だったので、看護師さんはお馴染みだったのですが前回の入院はコロナ禍前だったこともあり、ガラッと看護師さんが変わってました。そうすると1から問診が始まります。

いつからこの病気になったのか?

歩けなくなったのはいつですか?

車椅子になったのはいつですか?

原因になった理由はなんですか?

この病気になってからの手術の経緯は?


など自分の人生を問診を通して話さなくてはいけません。

若い看護師さんで興味津津には聞いてくれますが、


○心電図は足に付けて大丈夫ですか?

→いやぁ~触られたら痛いから無理ですね


○レントゲン取ります、立てますか?

→いやぁ~無理ですね


手は使えますから着替えはできますので大丈夫です。


こちらの病院はまだ脊髄刺激装置を埋め込む患者さんが多く、その辺の知識はお持ちなんですが、私の病気である複合性局所疼痛症候群タイプⅡについては余り看護師さんたちは知らないのです。


だから全部自分のことを話さないと行けないのです。


前に話したけどな、、

と思っても、日帰り入院とは違い一応手術扱いのようなもので、だから色々検査もありますが疲れます。

しかし何よりこの19年を話すことが辛いのです。


なった経緯を話す問診は辛い。

これは精神科の問診でも言えることかなと思います。


家族構成やら、いつからからや症状を話していると段々その時に戻っているようなフラッシュバックに襲われます。


きっと患者さんもそうだと思うと今まで申し訳なかったなと、改めて初診の時はこちらは経緯を話して頂くことを丁寧に寄り添うことが必要だと分かりました。


そして誠実に真摯に受け止め急かしたりしないで淡々とではなく、(私は今の状況だけ伝えたかった)途中大丈夫かを聞くことも大切な気がします。

心理検査のように淡々とには行かないし、家族にしても、あの頃のことがフラッシュバックにつながると辛くなり、その日の夜は一人で泣けて来ました。


なわけで、今回の入院は患者さんの初診時は1番は気持ちを大切にする、そして問診の途中でしんどくなることもあるかも知れませんがあなたのこれからの治療に必要なことでより良くなって頂きたいと思ってのことなので辛くなったりしたら申し訳ないですと一言伝えてからスタートするのも良いかもです。


これは私が感じた個人的な意見ですが。


良く患者さんが病院変わったらまた1から話さないと行けないですよね?

と躊躇されますがいくら紹介状があっても本人には負担なわけです。


こう言うことをしっかり踏まえてアセスメントをしカウンセリングに繋げていけるようにと思います。


以上今日は入院しての今回の気付きは患者さんを今まで以上に丁寧に観察する、問診の辛さを理解するについて書きました。



看護師さんが他の看護師さんに分かるように1番見えるところに貼ってくれました。


な感じで今日は入院しての気付きでした。


お読み頂きありがとうございます。




公認心理師  土田くみ

 

 


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