こんにちは
人が苦手な人の味方
心理カウンセラークミです
人との距離感はとても大切です
朝、ラッシュアワーに満員電車に乗ると「この人近すぎるな」とか、エレベーターに乗ると窮屈過ぎてストレスが溜まりませんか?
ガラガラの電車なのに、知らない人がすぐ隣に座りに来ると「もっと、他の席が空いてるやん」と思ったりしませんか?
それは、パーソナルスペースといいます
パーソナルスペースって聞き慣れない言葉ですよね
簡単にいうと
これ以上、人に近づいて欲しくないと感じる範囲のことです
私たちは、相手と初対面で会う時に、なかなか距離感がつかめなくて、「この人いい人やなぁ」とか思って関わったりすると、だんだんと、「しんどいなぁ」とか「いい人やと思ってたけど違うんかな?」とか悩んだりすることがあります。好きな人や親しい人にはもっと近くに来て欲しいと感じますが、知らない人や苦手な人だと、もっと間隔をあけて欲しいと思っています。
両親が忙しくて子供と距離か遠すぎると「愛されていない」と感じたり、逆に父親が、娘の思春期に近付き過ぎると「うっとおしい」と嫌がられます
そんな、相手との距離感を、知っているのと知らないのでは、全然違い、悩んだりすることの改善につながります
・親密ゾーン
自分から5センチの範囲がいい(親子や友人、恋人、夫婦)
体が相手に触れる範囲で心身ともに触れ合える距離
・対人ゾーン
自分から6センチから12センチの範囲ならOK(友人以外のお知り合い)
手を前に出して左右に振って相手にぶつからない範囲
・社会的ゾーン
自分から12センチから36センチの範囲ならOK(親しくない人)
相手の体に触れることは出来なくて細かい表情が見えにくい距離
机を並べて仕事をするのには最適でこれ以上近付くと相手が緊張します
・公的ゾーン
自分から36センチ以上の範囲ならOK(苦手な人や全く知らない人)
相手の様子が分かりにくくて、個人的な関係を作れない距離
まだ親しくない相手と仲良くなりたいときには、さりげなく、近づいたり、離れたりしながら、時間をかけて信頼関係を深めていくといいですよ
あなたが、相手に近付いた時に、相手が後ろに体をそらしたり、一歩後ろに下がったり、腕を組むようなことがあれば、その距離感は相手にとって警戒心や不快感を感じている範囲です
テーブルに座って、あなたがテーブルに手を置いたり、肘をついたり、前のめりになった時に、相手も同じように、前のめりになってくれたら、あなたに好意を持っています
その時に、相手がさっと手を引いてしまったり、座り直したりすれば、まだ、それほど親しくないということになります
真正面に座るテーブル席よりもカウンター席などで、隣同士に座るほうがお互いにリラックスして話しやすくなります
人によって、範囲は違うので「近づいたらさけられた」から「嫌われた」と決める必要はありません
ただ、その人の性格や、その日の気分も違うので、基本を知っておくだけでも面白いと思います
自分だけではなく、相手のパーソナルスペースも尊重するように、気を配ってあげると「あなたといると快適だ」とその人は感じて「あなたとまた会いたい」と思ってくれるようになっていくでしょう
自分自身が相手の行動で不要なストレスを溜めないためにも、パーソナルスペースをうまく活用することはとても役に立ちます
ぜひ、試してみてくださいね
本日もお読みいただきありがとうございました。