ようやく通されたその処置室でさらに待たされること40分。。
さぁ、ドクターがいらっしゃいました…。
オーストラリアでは、ドクターと言っても若い人が多いんですよね。
人種も様々で。今回のドクターはたぶん30代中ば、私と同じくらいのアジア系(だけど生まれも育ちもオーストラリア)の女医さんで、めっちゃ性格はフレンドリーかつイージーなオージー。
娘の顎を見て、若干ためらったあと(そう見えた)、これは傷が大きいから接着剤やホチキスではダメみたい、縫う必要がありますね、と。
でしょうよでしょうよ!!
めちゃくちゃ傷が大きいですもん!!
はよー処置してあげて〜
なんだかようやく分かってもらえた感がありどっと疲れる。。
しかし、まだ娘は幼いため、縫い合するには全身麻酔が必要とのこと。麻酔師がいる処置室へ連れていかれることに。
娘を胸に抱っこし私は娘と移動式ベッドに横になりガラガラ押されて処置室へ移動。主人は横についていて。
娘はガラガラ動くベッドにもうニヤニヤが止まらず、私の胸の上でディズニーにでも来たかのような顔。
あんな傷すごいのに、この子痛くないんかな…?!とこっちがハラハラ。
麻酔師と若手のドクター二人(みんな移民系)が気さくに説明してくれ、娘の指に心拍測定を付け(これにも娘ニヤニヤ)、麻酔の準備などを始める。
主人はソワソワずっと横にいて、娘の手を握ったり医者と少し話をしたり。
私は娘を仰向けに抱えたまま一緒に横になっているので、なんだか隣の主人を見てると出産時を思い出してしまう。。笑
あれこれ準備にまた30分くらいかかり、お医者さんたちはマスクもなく、私たちも来たままの格好で施術開始。
大きな注射器を娘の太ももにグサリっ。
びっくりして「いたーーーい
」と声を上げ泣いた娘、徐々に意識が遠のいていき、目が半開きになり…
私は娘を仰向けに抱えた状態なので娘の顔や縫い合しているところは見えないのですが、逆に自分が施術されてる気分。
二人の若手ドクターが、「ちょっとここどうかな…」「あ、ここもした方がいいかも」という声を聞いて、このドクターたち大丈夫かしら…信じて任せるしかないのはわかっていても、やはり気が気じゃない。
娘の体はびくっびくっとたまに動くし、ますます大丈夫かしら…と焦る。
20分経過し麻酔が切れかけたころ、汗だくの若いドクターはようやく縫い終わりふぅーと溜め息。(おいおい…)
先のアジア系女医が縫い合をみて「ビューティフォー!」と指を立てる。(おいおい…)
ギリギリの時間で娘は徐々に目をうつらうつら明け、朦朧としてた目に焦点が合い始め、「パパー、ママー」とか弱く口を開ける。
もう私はその時点で涙がポロポロ流れてきちゃって、、、あぁよかった…とホッ。。。。
主人も目頭赤くして、多少最近はわがままで目に余るいたずらっこだったけど、健康元気でいてくれてたことに本当に感謝だね、と。
病気のお子さんを持つ親御さんたちの気持ちを多少なりとも親身に理解することができ、世界中の子供たちがみんな元気で健康でいてくれることを切に願いました。。
施術後、ぐたりとしたままの娘。自分の指をじーっと見たり、手首を動かしたり、大丈夫かな…と。
娘の好きな歌を歌うと一緒に歌ってくれたのでホッ。
そこから様子見のため水やクッキーを上げるも拒否。何も食べたくも飲みたくもない様子で、少し辛そうな顔をしたと思ったらゴホッと吐いてしまい。
結局、全ての処置が終わり帰路についたのは深夜2時でした。
何時間もの待ち時間といい、来てる人達の緊急性のなさといい、受付の看護師の対応といい、医師たちのイージーゴーイングさといい、まぁ、ツッコミどころ満載の救急体験でした…
当の娘は、顎の傷口は痛いとも何も言わず、歩いて転んだときにできた腕の擦り傷を痛い痛いという始末。
痛くないのであればいいのですが、本当に色々と心配しました。
【後日談】
数日経って今回のことを友人知人に話をすると、驚くことに誰もが「そうだよ!メルボルンの救急行ってもめっちゃくちゃ待たされるよ!!」と口を揃えて言っておりました…
理由はいくつかあり、
こんな風に重なり、その日も救急は混んでいたようです。
こんなことがあるので、だいたいの人はプライベートの保険に加入し、プライベート病院を利用するそうですね。
こんだけ待たされるのであれば、プライベート保険も視野にいれねば…
それにしても、日本や韓国の医療事情とは本当にずいぶん違うなぁと感じました

