以前の記事で、私は次のように書きました。
「私はどんな小さな冤罪も許さない! その3」
「論争はしない」という「対話ブログ」。
そして、「対話」を拒むゼロさんのブログ。
そんなことでいいんでしょうか?
(中略)
自分のブログ内だけで通じる偏った言論空間は、冤罪の温床となることでしょう。
このたび、アンチブログで実際に冤罪に通じるデマが発生する瞬間を目撃したので、報告します。
過日、創価学会が大阪の「太閤園」を取得したことについて、ゼロさんは次のような記事を書いています。
「創価学会「太閤園」取得の裏側(04-03)」
大阪城の近くにある太閤園の譲渡先が
創価学会であることが
ネットのニュースで流れました
2月に売却が決定され
3月には譲渡先が決まったというが
なぜか藤田観光は
譲渡先を公表していなかったのだ
もちろん
譲渡先への配慮なのかも知れないが
その短期間の出来事に
何か裏がある
・・と思うのは私だけではないと思う
そんな矢先に
でこさんから
ご自身が覚醒されてから
「社長会全記録」を国立図書館で読み
その社長会グループの中に
その社名があったと教えてくれたのだ
やはりな・・と思った
そしてその時に
社長会全記録の一部をコピーされた物を
でこさんが
記事として更新してくれたので
こちらでもリブログさせて頂きます
でこさん
ありがとうございます(^_^)/
大阪「太閤園」の買収額は300憶円超とも言われ、カネあまり創価学会の財政力には驚くばかりで、そんな資金があるなら、もっと有効に使ってほしいと思う気持ちは、私もゼロさんと同じだと思います。
少なくとも、集めたお金と使ったお金は、きちんと会計報告して、会員の同意を得るべきでしょう。
ただ、一点だけ、でこさんの情報の取扱いに気になるところがあります。
先ほど、引用されていたでこさんの記事を読もうと思ったら、記事自体が削除されて読めませんでした。
私の手元に「社長会全記録」があるのですが、藤田観光の社名は、何ページにあったのでしょうか。
教えていただけると幸いです。
また、情報源が削除された場合は、それに基づいた記事の信ぴょう性に疑問が生じる訳ですから、ゼロさんもでこさんも、そのことについて説明する義務があると思います。
でこさんの情報はさらに拡散していました。
曽根さんは、「創価を監視する眼(04-04)」という記事で、次のように書いています。
創価が子飼いにしていると見受けられるような会社の業績悪化を、尻拭いしたと見える最近話題の大きな買い物。
これから、広宣流布の為という言い訳を付けながらどのように公表するのか、沢山の人が監視の目を向けています。
また、幼稚園児でも騙されないような言い訳しか考えつかないと私は予想していますが、そもそもこういった事に、沢山の人が胡散臭さを感じているのは火を見るよりも明らかです。
社長会の資料からいち早くその会社の名前を見つけ公開した でこ さんの情報は、拡散し続けています。
曽根さんは「太閤園」を売却した藤田観光のことを「創価が子飼いにしていると見受けられるような会社」と表現していますが、これは妥当な表現なのでしょうか。
この記事のコメントを寄せた創価学会員の水さんは、次のように書いています。
曽根さん はじめまして
私は現在会員である一方で、曽根さんの記事にはシンパシーを感じています。実は、もう2か月ほど前から記事を読ませてもらっていました。
太閤園のこと、社長会に〇〇観光の社名があったとのことで引用元のでこさんのブログで目を皿のようにして資料の写真を読んだものの引用資料には〇〇観光社の社名はなく、少々混乱したところです。というのも、さすがに同社の生い立ちからいって少なくとも社長会企業群に入っているはずはないと私自身思い込んでいたためです。そんなまさか、と。もしかしたら、社長会の開催場所の一つである箱根の茶屋が藤田観光の所有や管理だったのかもしれないと、調べたのですが所有を裏付ける資料はでてきません。
となると、社長会資料のなかでいったい同観光社がどのような文脈で掲載されていたのか知りたい(例えば都市部から大石寺への輸送バスを請け負っていた等)のですが、差し支えなければ教えていただけないでしょうか?お忙しいところ、大変申し訳ございません。これからもブログ更新楽しみにさせていただきます。
これに対して、曽根さんは次のように答えています。
水さんのご質問ですが、『藤田観光の名前が社長会の資料のどこにあるのか』という内容でお答えします。
私はそれを知りません。
知らないのでお答えすることが出来ないのが残念ですが、私のブログ記事をもう一度良くお読みになって頂けたら、質問先も変わるのかなと思います。
記事は、同じアンチブログ記事を読んだ私の経験を基に、感想など書かせて頂いています。
これから時間のある時に、その周辺の事を自分なりに調べて、情報収集する予定でいます。
要するに、曽根さんはでこさんの記事を素材にして、それをさらに盛って、「太閤園」を売却した藤田観光のことを「創価が子飼いにしていると見受けられるような会社」と表現していますが、それに関しての質問は、でこさんの方にしてくれと言っているわけです。
これは、ブログの記事を書いた本人の言い方としては、無責任ではないでしょうか。
もしかしたら、曽根さんはゼロさんのブログででこさんの記事のことを知り、でこさんの記事の信ぴょう性を確認しないまま、自分のブログの記事にしたということでしょうか。
その後、水さんは、次のように書いています。
学会は宗教法人であり、上場会社であるF観光社を資本関係で支配できないだろうに、どのような理由で子飼いとされているのだろうかとの疑問。社長会に参加する企業は、未上場で、学会関係者が大株主を務めたり、社長役員に副会長等を突っ込み、社長らの給与の決定等経営状況を社長会で報告させ、池田が実質支配していたものと理解しています。
子飼いの会社と言われれば、私たちはどうしても外郭の会社を想起しますが、上場会社を子飼い?というのも違うので、そこは、曽根さんもしくはでこさんの勘違いであって、もしかしたらF観光と昔々に大きな取引関係でも存在し、貸し借り等何らかの腐れ縁でもあって、それに基づいて、昭和や平成の借りを返せとでも脅されたのだろうかと思ったのです。
ご承知のように、この太閤園の買収、当然会員だけでなく外部の監視も非常に厳しいです。そのなかで曽根さんのおっしゃる内容のように、子飼いの会社(役員を送り込んでいた等何らかの形で学会の支配が続いている会社)の業績悪化の尻拭いというのなら、会員への説明で事足りないし、今の次元、様相で済む話ではありません。また、子飼いに非ずとも借りを返せというのなら、いったいその貸し借りの内実とは何ぞやと大いに衆目を集め、強い疑念を抱かれる。いずれにせよ、今以上に世間に凄まじき反創価感情が芽生え、選挙も散々でしょう。
今まで毎日のように更新されているかチェックをしてきたくらいなので、ケチをつけるつもりは一切ないのです。が、今の書きぶりであれば、子飼いの尻拭いってそんなまさか、本当ですか?とツッコミされるのも仕方ないと思います。それくらいシビアなお話です。そこで原典ではいったいどのような文脈でF観光が引用されていたのだろうか、それを曽根さんほどの方がどう確認されて、冒頭の言葉になったのかというのがとても気になったのです。
(中略)
ご存じないとのこと、まことに残念ではありますが、もし何か確度が高いことが判明したら続報を期待しています。
これに対して、曽根さんは、
冒頭の『子飼いと見える』の表現に、それが私の個人的な感想だという思いを乗せたのですが、誤解を招く表現だったのかと、一層の思案が必要だと考えました。
と答えています。
なんと「子飼いと見える」という表現は、曽根さんの個人的な感想だというのです。
ブログの記事を書く以上、情報の信ぴょう性を吟味すること。
個人的な感情はできるだけ抑えて、事実の上で議論をしていくことが重要だと、私は思います。
今回の、「子飼いと見える」という表現は、明らかに曽根さんのフライングだと思います。
そこは、誠意をもって、撤回し、関係者に謝罪すべきではないでしょうか。
でも、批判的なコメントをシャットアウトせず、誠意をもって対応している点は、ゼロさんよりましかな。
ゼロさんも、批判的意見はシャットアウトなんてしないで、風通しのいい言論空間にしていかないと、自身のブログが、デマの温床になりますよ。
また、よけいなお世話でしたね。
獅子風蓮でした。