あなたの好きな人のタイプは?
青白く垂れた目元の涼しげな人。面食いですが寡黙なカッコいい人は苦手。岡惚れ夢子ちゃんが現実と向き合う前に介護人看取り人となりました。
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生理不順や異常な頭痛腹痛が続いていて、それはきっと介護と仕事の両立というストレスのせいだと思っていたので、子供が産めなくなる深刻な病気が進行していたとは知る由もなく猪突猛進したのでした。
今、曜日が同じ28年前のビジネスダイアリーの余白を使って日記を書いています。以前ご紹介したタイムマシン日記です。
その婚活の時期と重なっていて感慨深いものがあります。
母の見守りを父に頼んで、日曜日毎にデートしていた記録を読みながら今年の日記を埋めています。
7回目のデートでやっと彼のひとり暮らしの家に連れて行って貰いました。ワタシはそれなりのツモリで行ったのですが彼はワタシの不純な下心を見透かしていて、よそよそしく販売物件の内覧会のような訪問になりました。事実、そこはとても変わった一軒家でした。公園の隣に併設されて、家賃はそこの管理と清掃という仕事付きの物件なのです。ひとりで住むには広すぎて、空いた壁に沿って新聞紙が整然と高く重ねられておりました。
「新聞紙は、冬は防寒に、夏は湿気を吸って、消臭効果もあるんだよ」
と、なんだか誇らしげでした。
スマホ無くPCも余り普及されていなかった時代です。日経朝日毎日読売と殆どの全国紙を揃え、全てに目を通している形跡がありました。
「夜の公園には怖いこともあるんですよ。真っ白い寝巻を着た白髪のおばあさんが踊っていたりして…注意しようと思って、外に出たら消えていたんです」
そんな話を聞いているうちに、近所の婦人部が新聞の集金にやってきて
「あら、お客様?珍しいじゃない」
と、大きな声で入って来ました。管理人の玄関は、とてつもなく広く開けっぴろげ。
「ああ、従妹です」
と、彼氏。
「こんにちは。ご苦労様です」
と、どこか会合のノリのワタシ。
婦人はそそくさと帰り、彼氏は飼っていた豚のブースカの話をしてくれたあと
「暗くなると、危ないから…」
と、いって家の近くまで送ってくれました。外はまだ明るかったけど・・
日記帳には、彼がご馳走してくれたいろいろなお店や、連れて行ってくれた公園や動物園や寄席などが書かれてあります。
彼は、きっと始めからワタシの打算と無謀な計画をお見通しだったのだと思います。死ぬ前の母に孫を抱かせてやりたいと、ただそれだけのエゴを。
彼の名は・・・あ、思い出せない
日記にはHEとあります。青白く垂れ眼で暑苦しげないい人物でした。
食には三の徳あり、
一には命をつぎ・ニには色を増し・
三には力を添う、
人に物を施せば、我が身の助けとなる、
譬えば、人のために火を灯せば、
我が前明らかなるがごとし。
(日蓮大聖人御書全集新版 食物三徳御書より)
HE君、きっと幸せな爺さんになっている・・と願う
my lonely meal one day
まい泉のヒレカツサンドを無性に食べたくなる時があります。あの甘いソース。いつ食べても変わらない豚のヒレ肉。サンドイッチのパンは汁気を吸って柔らか過ぎるのだけど、全体ですごくおいしい。キャベツのサラダを山盛り食べたくなります。にんじんの酢漬けを混ぜオリーブオイルを振りかけて
作り置きの野菜スープと赤ワインの残りでいただきました。
この日、いつものクリニックに出掛けて、5千3百歩のご褒美。
主治医のセコ先生が
「今日はいつになく素敵ですね。この後、銀座でショッピングですか?楽しんでらしてくださいね」
なーんて、持ち上げられちゃったものだからいい気持ちになって
「30年前に買ったOL服ですよ」
と、正直に照れ隠しのワタシ。
「体形が変わっていない証拠で、なおよろしい!」と、嬉しいコメント。
(プー「いつになく」って聞いてた?)
GWは饒舌な・・・
ブログ読んで下さりありがとうございました。fromくまりー