2025年12月、毎年の冬フェス「音泉温楽」に合わせて廻った長野の湯などあれこれシリーズ、その2。
一人で松本市に到着、浅間温泉の入口付近にある「河昌」で山賊焼を食べた後はそのまま浅間温泉へ。
まず向かったのは以前に来て休業日でフラれてしまった「坂本の湯」。
浅間の温泉街の中ではかなり奥の方にある。
元は創業1885年創業の老舗旅館だったが2020年10月で旅館営業を終了。
その後2020年11月より日帰り施設として新たに営業を始める。
浅間温泉 坂本の湯
坂本の湯だが看板は坂元屋、これいかに。
後ほど少しふれます。
12時20分頃に到着。
玄関は看板や案内などなくシンプル。
元旅館だが靴は脱がずにそのまま土足でOK。
陽光の刺す明るいロビーが印象的。
入浴料は650円。
回数券もあり。
この料金でシャンプー類がついてないのはかえって珍しいかも。
自分のお気に入りを持参しましょう。
そのほか、土日限定の朝食メニューなどの案内もあったけれども投稿時現在の状況がわからないので詳細は省略。
営業時間は9時~21時まで。火曜と水曜が定休日。
浴場は玄関から入って左手だけれども、右手の方が別の入口みたいになっている。
おそらくこの奥が同居させているこども園の坂元屋。
旅館の広い施設のお風呂以外がこども園として利用されているというのはなかなか珍しい状況だし、ほほえましいじゃないですか![]()
こども園はさておき、おっさん一人は左手にある浴場へ。
浴場は男女別に内湯が1つずつのシンプルな構造。
多くの時間を独り占めで入浴することができましたよ![]()
ただし時節柄浴室内には湯気が籠っており、写真が不鮮明なのはおゆるしを。
では浴室内へ。
大きめの窓からの陽光が明るい印象を与えているのはロビーと同様。
数人がゆったり入れるサイズの浴槽。
浴槽側から入口を見た状況↓。
洗い場は左右に2組ずつ。
先述したようにシャンプー類の設置はなし。
またカランから出るのは源泉ではなく真湯。
では源泉お話を。
無色透明な湯は源泉名が「第1号源泉」。
源泉温度46.5度、pH8.9のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.4131g/kg。
湧出量は新しい分析書には載っておらず、少し古い分析書(H18)によると掘削・動力揚湯で287リットル/分。
この湯を完全かけ流しにて使用している。
浴槽には排湯の溝が2か所あり、それぞれしっかりオーバーフローを確認。
浴槽の向こうには完全かけ流しのお墨付き表記↓あり。
浅間温泉全体で、完全かけ流しは貴重?普通?
いずれにせよ、この日に入った浅間温泉の3つの湯は、先に明かすとすべて完全かけ流しでした![]()
浴槽の温度を測ってみると。。。
41.3度と理想的な温度。
源泉の成分数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが83.9mg、カルシウムが31.8mg、カリウム1.6mg、アンモニウム0.1mgなど。
陰イオンは硫酸が185.7mg、塩化物が32.0mg、炭酸水素が18.4mg、炭酸5.1mg、フッ化物1.3mg、硫化水素0.5mg、臭化物0.1mg、ヨウ化物0.1mgなど。
非乖離成分はメタケイ酸が51.4mg、メタホウ酸0.7mg。
溶存ガス成分に遊離硫化水素が0.01mgだけあったことは補足。
湯口の陶器の意匠がなかなかの趣。
ごく僅かだがタマゴ臭があり、淡い芒硝臭も。
僅かな塩味とごく僅かなタマゴ味を感知。
ただタマゴ風味は微妙だが、後ほど別の場所で確認(後述)。
湯口の白いモコモコが芒硝泉系の泉質を示しているかも。
その湯口の温度を測ってみると。。。
46.1度と湧出温度にかなり近く、相当に新鮮な状況で投入されていると解釈。
アルカリ系の自然なスベスベ感がありつつ、僅かにキシキシ感もあるか。
引きの入浴写真は逆光で地蔵が浸かってるような感じだけれども、浅間の湯を良い状態でじっくり楽しめる、想定以上によい浴場でした![]()
浅間温泉 坂本の湯
長野県松本市浅間温泉3-31-30
0263-46-1097
入浴料 650円
9~21時
定休日:火・水曜
<源泉名:第1号>源泉
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
46.5度
pH8.9
成分総計 0.4131g/kg
湧出量 287リットル/分(掘削・動力揚湯)※この数値のみH18の分析書による
無色透明
淡芒硝臭、微々タマゴ臭あり
微塩味、微々タマゴ味あり
自然なスベスベ感と僅かなキシキシ感あり
完全かけ流し
2025年12月入湯
※数値はH28の分析書より
ここから追記というかオマケというか。
「坂本の湯」からほど近いところにある山の手洗い湯。
坂本の湯の駐車場から小道を挟んですぐ。
ここは手を洗うだけでなくコップが常設してあって飲泉もできる状況。
そして投じられている源泉は坂本の湯と同様、第1号源泉。
この湯は先の浴槽に比べてかなりぬるかったものの、あちらよりタマゴ風味がくっきり感じられましたよ![]()
そして山の手洗い湯の向かい、坂本の湯の隣にある激渋な飯田屋別館、車はとめてあるもののすでに閉業していて入浴は叶いませんでした。






























