2024年1月の湯友と行く都内の飲み屋や温泉話、その2。
大井町の大井新地横丁にある「立ち飲み屋 ビー玉」で極上日本酒をたんまり飲んだ後は寒い外で珈琲などを飲みながらクールダウン。
ここからなら徒歩10分ほどで行ける距離に温泉銭湯があることは事前に確認済。
というか、前回も記したようにぼくは以前品川区大井に住んでいたことがあり、その際に何度となく行った温泉銭湯なのですよ。
ブログを初めてからはまだ訪れていなかったので、十数年ぶりに何度か目の訪問をしたのが「西品川温泉 宮城湯」。
最寄り駅は東急大井町線の下神明駅。
大井町駅からなら徒歩で十数分ぐらいの距離かな。
20時頃に到着。
宮城湯は1952年(昭和27年)に創業。
90年代に今のビル銭にリニューアル。
ぼくが初めて訪れた時はもうこのスタイルだった。
西品川温泉 宮城湯
3Fと1Fに浴場があり、毎週木曜日に男女が入れ替わる。
これまではなぜか男湯がほぼ3Fの時に訪れていた。
今回も3Fだった。
営業時間は平日が15時~24時。
土・祝が13時~24時。
日曜が11時~24時。
水曜が定休日。
昔はこのビルの地下が駐車場で、入浴客は無料でとめられた。
今はこちら銭湯用の駐車場ではなく、車で来たら近所のコインパーキングに停めることになる。
入浴料は都内の銭湯料金520円。
入浴は2時間以内で、そしてサウナは別料金となっている。
受付は2F。
仕事終わりの入浴客も多い時間帯。
かなり混んではいそうだった。
シャンプー類の販売はしているが、浴場内に設置あり。
では階段で3Fへ。
東京の銭湯の共通としてこちらも浴場内は撮影禁止。
オフィシャルページや銭湯紹介サイトなどから拝借しております。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
そこそこに新しく広い脱衣所。
実際は混んでいたのでわちゃわちゃでしたが。
※写真は銭湯紹介サイトより拝借
内湯エリアはなかなかにモダンな造り。
それぞれのカランやシャワーから出るのは源泉ではなく真湯、真水。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
内湯の浴槽も源泉は使用されておらず、真湯。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
明るいときに行ったことがないので、この雰囲気↑はよく分かりません(^^;
内湯エリアは広めの快適な普通の銭湯。
有料サウナがあるので、水風呂もあり。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
この写真↑を見ると源泉使用のようにも見えるけれどもそうではなかったはず。
これが非加熱源泉かけ流しだったらさらに値打ちが上がるんですけどねぇ。
では源泉を使用している露天風呂エリアへ。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
都会のビル銭の露天風呂なので塀はしっかり。でも窓があって外(夜だったので夜景)を見ることはできる。
その代り屋根はなく、そこは開放的。
※写真は銭湯紹介サイトより拝借
暗くてはっきりとは分からないものの、おそらく淡い黄褐色透明の湯は源泉名が「西品川温泉」。
源泉温度36.5度、pH8.2の、温泉法第二条の別表に規定するメタケイ酸の値による温泉。
そのメタケイ酸の値は66.9mg。
成分総計は0.367g/kg。
湧出量は動力揚湯で36.5リットル/分。
この湯を加温・循環濾過・塩素インにて使用。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
残念ながら淡く風味に消毒の塩素臭や味が乗ってしまっている。
それ以外はほぼ無味無臭だったか。メモがないもので(^^;
浴感は自然なスベスベ感だったかな。
※写真は銭湯紹介サイトより拝借
源泉の成分数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが47.3mg、カリウムが11.3mg、カルシウムが7.8mg、マグネシウムが5.6mg、アンモニウムが5.6mg、鉄Ⅱが1.1mgなど、数値は低いが色んなイオンが顔を出している。
陰イオンは炭酸水素が207.2mgとほとんど。以下塩化物7.7mg、炭酸2.5mg、硫酸0.3mg、硝酸0.2mg、フッ素0.1mgなど。
バランス的には重曹泉系の湯ということになるのかな。
非乖離成分は先に挙げたようにメタケイ酸が66.9mgで規定値。メタホウ酸が1.0mg。
モール泉の性質の参考になる腐植質は10未満となっていた。
他に遊離二酸化炭素が2.2mgなど。
色こそモール泉っぽさはあるけれども温泉感はそんなにはない湯。消毒の塩素風味も乗ってしまっているし。
とはいえ品川区の銭湯で天然温泉の露天風呂に入れるのだから、十分楽しさはあるでしょう。
オススメします。
次は大井町の飲み屋街まで戻り、もう一軒。
西品川温泉 宮城湯
東京都品川区西品川2-18-11
03-3491-4856
入浴料 520円
平日 15時~24時
土・祝 13時~24時
日曜 11時~24時
最終受付は23時半
水曜定休
1Fと3Fは毎週木曜に入れ替わり
<源泉:西品川温泉>
メタケイ酸の値(66.9mg)で温泉法の温泉
16.7度
pH8.2
成分総計 0.367g/kg
36.5リットル/分(動力揚湯)
淡黄褐色透明
ほぼ無味無臭
淡く消毒の塩素臭・味あり
自然なスベスベ感あり
加温・循環ろか・塩素イン
2024年1月入湯
※数値はH31の分析表より