天然温泉 テルメ龍宮、久しぶりに ~ 大阪でまた一人飲みや湯など その3 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2023年8月末に一人で行った大阪の飲み屋や温泉などのお話シリーズ、その3です。

まいどの「大阪屋」で目覚まし一杯、「潮屋」で立ち食いうどんの後、本来の用事や昼食を済ませてから向かったのは大阪メトロの朝潮橋駅。

 

 

地下鉄の路線だけれども、こちらは地上駅。

ここから徒歩10分ほどにある「天然温泉 テルメ龍宮」が目的地。

 

 

平日は15時から営業なのだがこの日は日曜。日曜のみ朝8時からオープン。

 

 

14時半頃に到着。

日曜の昼過ぎは間違いなく混んでそう(^^;

 

 

天然温泉 テルメ龍宮

 

 

 

2010年10月以来、13年ぶりの再訪。今後関西方面へ行くたびに温泉銭湯の再訪は増えそう。

以前の投稿はこちら↓。ブログ初めた年の投稿なんで、内容は薄いかも。

 

 

建物の感じは経年分の年季が見られ、料金は以前↑の410円から490円となっていた。

これは大阪の銭湯料金。

 

 

ただしこの490円もこの時まで。

どうやらこの後すぐに520円に値上がりしてしまったはず。大阪の銭湯料金の値上げに基づいて。

そしてサウナは別料金。それ以外が充実しているのでそれでいいでしょう。

 

脱衣所は一瞬無人になったのでこの写真のみ↓撮影。

 

 

真湯と循環の温泉浴槽があるメインの内湯はやはり混んでいて、しかも多くの人がぼくが様子をうかがっている入口側を向いてじっとしている。

何だなんだと思ったら入口の脇にTVモニターがあり、男子マラソン中継中で見入っている人が多かったのでした。

 

こちら「テルメ龍宮」はその内湯エリアの他に後述する露天風呂エリア、そして地下にも浴場エリアがある。

地下が無人だったので、そこから先に行きます!

 

脱衣所から下に降りる階段があり、裸のまま移動。

 

 

専用の入口の脇には味わい深い洗面台。源泉は出なかったけれども。

 

 

なぜかこの地下エリアを利用する人は少なそうだった。

マラソン中継のせい?地下もTVモニター、あるのに今気づいた。

 

 

洗い場のカランとシャワーはむかしながらの銭湯スタイル。

浴槽に使用されている湯は先述通り真湯のみ。

 

 

この地下エリアのみでも街中の銭湯としては十分な内容に思えた。

 

水風呂もある。サウナは利用しなくても水風呂は使わせていただくこと多し。

 

 

立ちでのシャワールームも。

 

 

そして1Fに戻るも、やはり内湯は人が多くて撮影は無理。

奥側左にあるブースの様になったエリアの中はなんとか撮れました。

ブース入口からみて左側にある浴槽が一応源泉を使用。

 

 

淡い色の壁の絵があるけれども、天井部分が一部空いていて半露天のような構造。

湯口からたくさんの湯が投入されているが、循環濾過されておりせっかくの源泉の風味はほとんど感じられない。

オーバーフローも無し。この辺は前回と変わらない。

 

 

湯口の沈着などイイ感じの雰囲気なんだけれどもね~。

 

もう一つ、右側というか手前側にさらに小さなバスクリン浴槽があったが空だった。

 

 

前回訪れた時も空だったかな。

 

さてさて、源泉かけ流しで有名となった露天風呂は当然複数のお客が寛いでいたのだけれども、僅かな時間だけ独り占めすることができました~イヒ

必死のパッチで撮影温泉

L字型の浴槽は以前と変わらない。

 

 

ただし、源泉の色味が記憶とかなり違う!

その辺は後程詳しく。

 

浴槽の奥の隅のエリアから露天風呂入口を向いた景色がこちら。

 

 

露天入口ドア脇にある掛け湯槽(こちらではかかり湯)は寄りの写真を撮ることができなかった。

これが源泉だったかどうだったか、メモがありませぬ。

 

入口側から見て右側の浴槽↓が寝湯もあったりし、浴槽も浅め。

 

 

こちら側↑には湯口はなく、写真右側に浴槽の幅いっぱいに見えるのは排湯孔。

なので浴槽の縁からのオーバーフローは通常ほとんどない。

 

もう一方の方がメイン浴槽でしょう。

 

 

浴槽の素材の色が黒っぽいので湯の色味が写真で伝わりにくいのはご容赦を。

実際は淡い黄色透明で、源泉名は「龍宮温泉1号」。

源泉温度44.7度pH7.9単純温泉

成分総計0.487g/kg

掘削、動力揚湯で湧出量は293リットル/分

この湯を完全かけ流しにて使用している。

浴槽温度は体感で42~3度。

そうなのだけれども、この湯はぼくの記憶の中の龍宮温泉1号とは全く違う。

以前のお湯はこんな色↓。

 

DVC00645.jpg

※2010年10月に撮影

 

2010年当時の龍宮温泉1号は成分総計14.838g/kg、高張性のナトリウム-塩化物泉。

ガッツリ系のお湯だったのが、2023年時点で総計が14g以上も減っているとは。

源泉名が変わらないということは同じ源泉がここまで変わったということなんでしょう。にわかに信じられないけれども。

もちろん総計の多少が湯の価値とは全然関係ないのは自明なこと。

 

では現在の写真に戻して、成分の数値について簡単に抜粋。

 

 

陽イオンはナトリウムが110.0mgでほとんど。以下カルシウム2.3mg、カリウム1.9mg、マグネシウム1.2mg、アンモニウム0.8mg、鉄Ⅱ0.1mgなど。

陰イオンは炭酸水素が252.0mgで大半。以下塩化物40.5mg、りん酸水素2.1mg、硫酸0.3mg、臭化物0.2mgなど。

非乖離成分はメタケイ酸が67.6mg、メタホウ酸が0.8mg。溶存ガスでは遊離二酸化炭素が7.2mg。

重曹泉系の単純温泉。

硫酸イオンよりも炭酸水素イオンが多いバランスは以前と同じだけれども、塩化物イオンのバランスが全く変わってしまった。

 

 

タマゴとアブラが混じったような淡い香りがし、淡い金気臭もあったか。

淡いタマゴ味淡い金気味

総計のわりにしっかりとした存在感のある湯なのは、以前の源泉の名残なのですかね。

黒っぽい沈着は以前からの蓄積でしょう。

グレーっぽい湯の花が舞っていた。

 

 

しっかりとしたツルスベ感は重曹泉らしい。

そして何より細かな大量の泡付きが素晴らしい照れ

 

以前の源泉と今の源泉の状況、どちらが好きかと問われれば、ぼくは現状の方かな。

総計が少なくて存在感のある湯は好みのタイプなので。

どちらにせよ、銭湯料金で完全かけ流しの素晴らしい温泉に入れ、他にも充実の銭湯アイテムに満ちているこちらは、広くオススメできるところで間違いなし!ニコ

 

次はこの日の宿へチェックインしに向かったのだけれども、先にその後荷物を軽くして向かったハシゴ酒のお話から。

 

 

 

天然温泉 テルメ龍宮

 

大阪市港区港晴2-3-35

06-6572-0027

入浴料 490円(※2024年現在は520円)

平日 15時~23時

日曜 8時~23時

木曜定休

<源泉名:龍宮温泉1号>

単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

44.7度

pH7.9
成分総計 0.4516g/kg

293リットル/分(掘削・動力揚湯)

淡黄色透明

淡タマゴ臭、淡アブラ臭、淡金気臭あり

淡タマゴ味、淡金気味あり

しっかりとしたツルスベ感あり

細かな大量の泡付きあり

グレーっぽい湯の花あり

完全かけ流し


2023年8月入湯
※数値はR1の分析書より