湯村温泉 ホテル吉野 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

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2021年4月の頭に日帰りで巡った山梨の温泉シリーズ、その3。

韮崎市から甲府市へ移動した。

まずはこれまでの行程を。

 

韮崎旭温泉

武田乃郷 白山温泉

 

甲府市で向かったのは湯村温泉郷

 

 

湯村温泉と言えばどうなんだろう、全国的には兵庫県の湯村温泉の方が先に浮かぶだろうか。

そういうこともあって山梨の湯村温泉は、甲府湯村温泉と呼ばれることが多い。

開湯1200年の歴史ある温泉である。

とはいえ最近はこちらのとあるホテルが民事再生法を申請したことでも話題になった。

 

そして時間が止まったような温泉街がある。

 

 

宿は色々な規模で何軒かあり、温泉街にはライブハウスやイイ感じの食堂、居酒屋などもある。

今回訪れたのはこちら、「ホテル吉野」。

 

 

実は別の旅館を目指したのだが休みだった。

こちらは立寄り入浴が可能なのを電話で確認して訪れた。

 

 

湯村温泉  ホテル吉野

 

 

 

創業は未確認だが、建物は昭和ムードがたっぷりニコニコ

 

建物の外に源泉の案内があった。

 

 

データは古いが、こちらは敷地内で湧出する自家源泉

詳しくは後ほど。

 

 

着いたのはジャスト12時頃だった。

 

 

玄関入って右側には陶器のコレクション。

手前にあるのはアップライトのピアノ。

その奥に受付がある。

 

 

立寄り入浴料500円

立寄り入浴が可能な時間は20時までのようだが、何時からOKなのかは要確認。

 

 

受付とピアノの間にロビー的なスペースがある。

 

では浴場へ。

 

 

終始独り占めで入ることができたニコニコ

 

 

ご主人の話だと夕方は常連さんで混むらしい。

皆さんはその時間帯を避けて訪れられることをオススメする。

 

浴室内には内湯と小さな露天風呂がある。

 

 

まずはドバドバと湯が溢れ出す快音でニンマリにひひ

さらに、浴室内に漂う芳しい芒硝臭系の香りでもう一度ニンマリにひひ

そして浴槽内の様々な青系小タイルの美しさにさらにニンマリにひひ

 

 

浸かる前からすでに名湯の予感。

5セットあるシャワー付カランから出たのは源泉ではなく真湯、真水であった。

 

 

それではその源泉の話。

 

 

無色透明な湯は源泉名が「ホテル吉野」。まさに自家源泉ニコニコ

源泉温度40.9度pH9.0ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。なかなかの高アルカリ性。

成分総計1.360g/kg

湧出量は26.9リットル/分とけっして多くはないが、男女の浴槽をドバドバと満たすには十分ということなのだ。

この湯を加温・加水なく、完全かけ流しで使用している。

 

 

溢れ出しは溝に流れ込む↑のと、そのまま床へ流れ出す↓2パターン。

 

 

淡い茶系の沈着が見受けられる。

 

浴槽の規模は数人レベルだろうか。

 

 

ただし浴槽の深さは浅めだった。

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

38.1度と不感温度レベル。

これまたいつまでも入ってられる温度だニコニコ

山梨の湯ではこのパターンが多い。

あえて加温をしないのが源泉至上主義者としては嬉しい。

 

 

湯口で仄か~淡いタマゴ臭、そして僅かな芒硝臭を改めて感知。

淡いタマゴ味僅かな塩味がした。

 

湯口での温度を測ってみると。。。

 

 

40度ジャスト。

分析書の源泉温度が40.9度なので、湧出したての湯をそのまま投じられていることがわかる。

そう、極めて新鮮な湯なのであったニコニコ

 

 

しっかりとしたツルスベ感が心地よい。

そして韮崎旭みたいにあっという間に多量でこそないが、細かな泡付きがかなりあったニコニコ

 

 

ぬるめではあるが、ニュルプチ浴感の極上湯であることは間違いないニコニコ

 

 

改めて甲府湯村温泉の魅力に目覚めた瞬間であったにひひ

この日はここ1湯のみで移動したが、この後この温泉地にはしばしば通うこととなる。

それは後日のお話。

 

露天風呂エリアへ。

使用源泉は同じ。

 

 

露天は完全に一人サイズ。

湧出量と露天というシチュエーションにおける源泉温度を考えるとこのサイズしかなかろう。

実際浴槽温度を測ってみると。。。

 

 

36度と内湯よりもぬるく、厳寒期だとつらそうだ。

 

 

ここで源泉の成分について簡単に触れる。

陽イオンはナトリウムが357.0mgで78.67ミリバル%、カルシウムが76.9mgで19.45ミリバル%となっていて、この2要素でほとんど。

陰イオンは塩化物が393.5mgで56.23ミリバル%、硫酸が370.5mgで39.06ミリバル%となっていた。

メタケイ酸も103.8mgある。

 

露天も湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

39.6度と内湯とさほど変わらない。

 


 

基本的にはほとんどの時間を内湯で過ごした。

40分ぐらいは入っていたかな~ニコニコ

 

この後はお昼時だったので昼食へ。

 

 

 

湯村温泉  ホテル吉野

 

山梨県甲府市湯村3-11-14
055‐252‐2261

立寄り入浴料 500円

?~20時(要確認)
 

<源泉:ホテル吉野
ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 (低張性・弱アルカリ性・温泉)
40.9度

pH9.0
26.9リットル/分(動力揚湯)

無色透明

微~淡タマゴ臭、微芒硝臭あり

淡タマゴ味、微塩味あり

しっかりとしたツルスベ感あり

細かな泡付きしっかりあり

完全かけ流し


2021年4月入湯
※数値はH22の分析表より