西尾久(小台)  灯明(lavender opener chair) | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

いよいよ年の瀬も押し迫ってきつつ、2020年12月のささやかな忘年会シリーズ、第2弾かなにひひ

 

クリスマスよりも前のお話。

相方が西尾久に面白い店があると言ってきた。

若いアーティストがギャラリーと一緒に中で食堂もやっていて、それが完全に日本酒とアテの世界なんだそうだ。

普段は激渋系の飲み屋ばかりチェックしがちだが、若いアーティスト感覚でどうなっているのか俄然興味を惹かれた。

何よりギャラリーとしても行ってみたい。

地図を見るとJR尾久駅が近そうだが、田端駅からも徒歩十数分ぐらいで行けそう。

そう言えば上京してきて○十年、山手線で唯一降り立ったことが無い駅が田端駅だにひひ(高輪ナンチャラも無いけど)

相方に予約をまかせ、初の田端駅へ。

 

 

田端駅にはアトレが入っていて、とても近代的。

でも改札でてすぐ脇、建屋の中なのにもうイイ感じの飲み屋があったり(上の写真の右下、橙色がかった灯りのところ)

早めに着いたので駅から少し外れにある田端の角打ち飲み屋などをチェックしたが、立寄るまでの時間はなかった(写真もなし)

 

そして向かうは都電荒川線の小台駅が実は一番近いであろう、小台元銀座商店街。

 

 

どりーむすぺーすというのはよく分からん(^-^;

この商店街にはリニューアルされた銭湯、梅の湯がある。

 

 

建物の右に見える暖簾は梅京という飲み屋にひひ

何とも楽しい銭湯だが、今回は立寄らず。

でもここはいずれ行ってみたい。

 

そして目的地、ギャラリー名が「lavender opener chair」、食堂名が「灯明」。

先述通り、同じ店だ。

クラウドファンディングで2020年3月にオープンさせたらしい。

コロナ禍でオープン早々に休業も経験したようだが、現在は元気に復活。

 

 

今回は主目的が飲食なので、「灯明」に寄せた内容で。

ちなみに「灯明」は「とうめい」と読ませる。

 

 

灯明 (lavender opener chair)

 

 

 

こちらは若いアーティスト3人で運営している。

代表で厨房でも腕を振るう富樫さんも92年生まれというからまだ20代。

二世代以上も下、ぼくの子供といってもよい年代。

東京芸大を卒業した後にオランダへ留学し、現在は実家のある山形で農業を手伝いつつ現代芸術作家として活動されている。

どうやらギャラリーで酒とアテを出して楽しませる状況自体が彼の作品なのかなと勝手にニヤリにひひ

 

食べ飲みに来てもギャラリーの作品はもちろん無料で鑑賞できる。

 

 

このときの作品も現代芸術で、当然すんなり理解などできず、頭に浮かび続けるはてなマークの羅列が何とも楽しい。

 

さて、食事スペースはL字カウンター。写真は一番最後に掲載。

キャパは7人ぐらいか。

ぼくらが訪れた当初はやはり30歳前後の男性客が1人。

彼もアーティストで、あれこれ芸術談を聞けて交わせたのもこちらならでは。

 

ではメニューを、ドリンクから。

 

 

ふむふむ、でもホワイトボードにあった日本酒の揃えがやはり良いニコニコ

 

 

富樫さんの実家が山形の農家ということもあり、揃える日本酒は山形の地酒。

それもなかなか面白いのを並べてる。

若い頃から飲食業に携わってきたならこの揃えも分かるが、正直こちらでここまで充実させてるとは予想を超えていた。

やはり日本酒からスタートしよう日本酒

 

そしてアテは山形由来の品々。

 

 

現代芸術のギャラリーでこのほっこりメニューがあるギャップは、その時点でまさに現代芸術の作品ニコニコ

あまり頭でっかちになっても飲食に集中できないので、ここから先は飲み屋のオヤジモードでにひひ

 

ちなみに食堂というカテゴリーにしてるのは、こだわりの山形産の米を土鍋で炊いて食べられるなど、ご飯メニューがあるからのようだ。

普段から日本酒を飲むとご飯を食べないぼくは、ここでもご飯を逃してしまった。

 

まずはお酒。

最初は泡でしょうと、上喜元の活性にごりを。

 

 

猪口は自分で選べるスタイル。

 

 

何か特別なのがないかなと思ったが、ぼくは見つけられず。

どれも普段自宅で飲む猪口よりずいぶん小さいので迷ってしまった(^-^;

 

 

しっかり発泡があり、辛口で美味しい。

 

最初のアテは真鱈子のしょうゆ漬け

 

 

しっかりしょうゆに浸かっており、これは酒も進むし白飯があれば止まらないかもしれないにひひ

 

ちぢみほうれん草と菊のお浸し

 

 

白だしがしっかり効いている。

菊は「もってのほか」だろう。

山形の居酒屋で「もってのほか」のお浸しを食べ、嬉しくなったことを思いだした。

 

しめサバ

 

 

メニューにあるとほぼ必ず頼むのが、サバを〆た系のもの。

 

 

ややしんなり系でぼくの好みのタイプとは少し違ったが、気の利いた薬味は良かった。

 

これまで飲んだことのなかった、磐城寿

 

 

アカガネ雄町という米を使い、山廃で醸している。

これはなかなかヘビーだ。いいぞにひひ

 

と言うわけで、揚げ物。

里芋と大根の唐揚げ

 

 

どれが大根でどれが里芋かパっと見で分からないのも楽しい。

下味のダシが効いており、揚げ方もいい塩梅。

なかなかやるな~。

 

もう一つ揚げ物。

なすの山椒揚げ

 

 

山椒だけでなく、唐辛子やニンニクなどもあり、イタリアンなイメージ。

なかなか面白いし、美味しい。

 

途中でまた酒が切れ、ふもと井を。

 

 

熱燗純米だったので、ちょい熱ぐらいで燗してもらう。

味のコシが太く、これまた美味しい。

 

後ろの御仁が富樫さん。

繰り返すが、現代芸術のアーティストである。

 

サービスで浸し豆を出してくれた。

 

 

そんな百戦錬磨の飲み屋的なことまでできるとは、恐れ入ったニコニコ

またこの豆が歯応えがあって美味しく、酒のアテでいつも食べたい感じだった。

 

いや~、実は自分の中でもう少しハードルを下げて立寄ったのだが、そんな必要はなかった。

総額で4700円ぐらいだったか。

相方と二人分だから安いと思えた。

赤提灯と真逆の存在感なのでそっち系のオトウサンはなかなか入らないだろうが、もし入れば匹敵するぐらい楽しく飲め、酔いの回りかけた頭でふと自分が芸術作品の一端を担ってる気にもなってくるかもしれない、何とも不思議な空間。

飲み屋の枠を超え、舌的にも脳的にも心的にも楽しめた。

こういう活動は応援したいし、純粋にまた行きたい。

 

ぼくらが飲み終えた頃には富樫さんたちと同世代の男女が集ってきた。

 

 

 

灯明 (lavender opener chair)

 

東京都荒川区西尾久5−2−18

gallery @lavender_opener_chair
12時~22時
火水曜定休

 

2020年12月入店

 

 

次は同じ商店街でハシゴしたもう一軒。