2019年9月の湯旅シリーズ、再開。
長野県最後のネタは栄村の温泉から。
その前にこれまでの流れ。
1.横落の湯
2.十王堂の湯
3.新田の湯
4.中尾の湯
5.秋葉の湯
6.松葉の湯
7.上寺の湯
8.熊の手洗湯
9.食堂なかまち (湯じゃないけど)
とろみかつ丼で満腹になり、さてたどり着いてのはそこら中が田んぼな界隈。
千曲川からもそれほど離れてないが、川は見えない。
仮設温泉、プレハブ温泉マニア(?)の中では有名な百合居温泉共同浴場はそんな中にポツンとある。
1995年に温泉を掘削したというからそれなりに経つわけだが、この仮設っぽい状態のまま現在に至っている。
なお管理は栄村役場。
隣には源泉タンクが。
こちらの源泉はここのみで使用されている(はず)。
百合居温泉 共同浴場
他のマル秘仮設浴場などは訪れていたのに、ここは今まで来れてなかったのだ。
そのままの状態であってくれてありがとう。
12時40分頃に到着。
壁には情報が一杯![]()
基本的に受付は無人。
営業時間はぼくが訪れた9月は12時~20時。
冬期は19時まで。
月曜定休。
無人なので料金は函に入れる。
入浴料は200円。
お釣りは出ないので必ず小銭を用意しておこう。
年間の通し入浴券が村民以外なら18,000円…毎日入れば1回約50円![]()
浴場は共同浴場らしく男女別に内湯が1つずつ。
脱衣所も建物同様、簡素である。
脱衣所の中は膏薬のニオイがかなり充満していた(^-^;
まあ利用客の多くは地元のジイチャン達、写真は載せないが実際にゴミ箱の中は膏薬がいくつも。
では浴室内へ。
先客は一人、しばらくして独り占めできた。
壁いっぱいに浴槽という実にシンプルな構造。
その気になれば10人ぐらいは入れそうな規模。
プレハブのまま改装されており、床や壁もまだ新しい。
この浴場内にも膏薬臭かよと思ったのだが、ジイチャン満載ならまだしも貸切状態でそれはいくら何でもおかしい。
後ほど詳しく見ていくが、どうやら源泉が揮発系のアブラ臭があり、それが膏薬臭と紛らわしかったようだ。
でも脱衣所には膏薬があったことも事実(^-^;
洗い場は左右にカラン&シャワーが1組ずつ。
石鹸類は無いので必要な人は持参を。
なおカラン注水写真を撮ってないので、源泉は出なかったものと思う。
無色透明な湯は、源泉名がそのまま「百合居温泉」。
源泉温度33度、pH8.45の単純温泉。
成分総計は0.678g/kg。
硫酸イオンは0、炭酸水素イオンは115.9mgだから、どちらかと言えば炭酸水素塩泉系の単純温泉。
他に目立つ数値はメタケイ酸が71.4mg、メタホウ酸が86.2mg。
メタケイ酸は規定値を越えたぐらいだが、メタホウ酸はわりと多いのでは。
加温してのかけ流し。
オーバフローの量はまずまずで、営業開始からまださほど時間が経ってないためか、新鮮に感じた。
掘削当時は50度近くあったそうだから、泉温は下がってきているのか。
非加熱源泉に触れられないのは残念だったが、常時ボイラー加温で入浴料200円は良心的だ。
湧出量は85リットル/分。
湧出量も以前よりかは減ったらしい。
なお浴槽の壁には穴があいていたが、循環用ではない。
これは女湯と通じているのだろう(未確認)。
湯口はプレハブ浴場によく似合う塩ビ管![]()
加水用の蛇口もあるが閉じられていた。
浴槽内の温度を測り忘れたが、やや熱め適温といったところ。
先述した通り、揮発系というか灯油系というかそんなアブラ臭があり、淡いアブラ味があった。
それ以外は目立った風味は無し。
分析表には塩味ありとなっていたが、実際は全く感じず。
しっかりとしたスベスベ感がある。
茶色っぽい綿状の大きめ湯の花が舞っていた。
長年の課題の湯の1つにようやく入れた感じ。
いつまでもこのプレハブ状態なのかは不明だが、湯量や泉温が減ってきているのは気になる。
末永くこのままの状態で営業が続きますように。
百合居温泉 共同浴場
長野県下水内郡栄村大字大字堺1226-1
入浴料 200円
5月~10月 12時~20時まで
11月~4月 12時~19時まで
月曜定休
<源泉名:百合居温泉>
単純温泉 (低張性・弱アルカリ性・低温泉)
33℃
pH8.45
成分総計 0.678g/kg
85リットル/分
無色透明
揮発系のアブラ臭あり
淡アブラ味あり
しっかりしたスベスベ感あり
茶色の綿状の湯の花あり
加温かけ流し
2019年9月入湯
※数値はH22の分析書より





















