板留温泉 旅の宿 斉川 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

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板留温泉「民宿はせ川」の後、もう1湯ぐらい板留で入りたいと思いながら、先述通り連続してフラれる。

その内の1軒に、立寄りだったら斉川さんところがやってるわよと言われ、ならばと訪れたのが「旅の宿 斉川」。

 

 

部屋は10室ほどの小規模旅館。

よく見ると看板の下にこのような表記↓。

 

 

「立寄湯できます」とあり確かに安心して立寄れるが、できるかできないかのドキドキ感はない(^-^;

 

 

板留温泉 旅の宿 斉川

 

 

 

堂々と宿の中へ。

 

 

玄関上ってすぐ右に受付があると思ったら、そうでなく2Fとのこと。

館内にはシャンソンが流れていた。

奥に見える大きなこけしは張り子である。

 

そう言うわけで階上へ。

 

 

ちなみに女湯は中2F、男湯はその上の2Fであった。

それぞれ内湯と露天風呂がある。

また他に貸切の浴場もあるらしい。

 

 

立寄り入浴料はここにきて初めて500円

それでも全国的な宿の立寄り入浴を思うと高くはないだろう。

ちなみに宿泊は2食付きで8000円ぐらいから。

朝食のみや湯治コースなどもあるらしい。

 

 

終始独り占めにて入浴することができた。

 

 

それでは浴場内へ。

はせ川」と打って変わって、かなり広い浴場であり浴槽だ。

 

 

浴場はL字型。

プールのような浴槽は10人以上が楽に入れるであろう。

 

洗い場も充分な規模がある。

まずL字型の折れ曲がった部分に5人分。

 

 

さらに浴槽の後ろには4人分。

 

 

10室規模の宿にしてはしっかり大きな浴場。

立寄り入浴を率先してやっているのもよく分かる。

 

そしてカランを捻ると源泉が出た。

 

 

さらに浴槽に向かって伸びている緑のホース。

 

 

これは加水用の水ではなく、これまた源泉なのである。

すなわち加水なしの完全かけ流しであるニコニコ

 

 

無色透明な湯は「はせ川」と同じ源泉「板留3号源泉」。

おさらいをしておく。

源泉温度60.6度pH7.39カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉

成分総計1.871g/kg

源泉は動力揚湯で湧出量438リットル/分

 

 

オーバーフローは基本的に浴槽手前左端の溝から溢れていた。

 

湯口がなぜか2つ並んでいる。

 

 

浴槽の角にある堂々たる湯口の他に、張りぼての囲いがされた湯口。

どちらも源泉が出ているのだが、元の湯口だけだと投入量が足りずに付け足したのだろうか。

せっかくだから元からあると思われる湯口をアップで。

 

 

析出物や沈着が何とも素晴らしい。

淡い芒硝臭があり、淡い塩味がするのは源泉が同じだけに一緒。

 

 

ただし加水されてないのと投入量の多さ、人が入ってないと思われる新鮮さが際立っており、かなりよい印象だ。

よりしっかりとしたスベスベ感が、僅かなキシキシ感と共に感じられた。


 

肌に膜を張るような感覚があり、何とも心地よいニコニコ

通常はシブくて小さな浴槽を好むが、ここは気に入った。

 

湯口の横のガラス戸から外に出ると露天エリア。

露天風呂と言っても、スーパー銭湯などでよく見るツボ湯的な浴槽が2つ。

 

 

どちらも大浴場と同じ源泉を使用しており、完全かけ流しなのも同じ。

 

浴槽に浸かると風景は臨めないが、立ち上がるとご覧の眺め。

 

 

川とは逆の方向なので、何とも長閑な里山風景が楽しめる。

 

ではそれぞれの浴槽を、一応。

 


実はどちらも結構ぬるかった。

 

 

投入量が少なく誰も入らないまま時間が経っていたのか、下部の温度が特に低い。

これなら大浴場の方が断然よい。

 

それでも湯口の可愛さは必見ニコニコ

 

 

何かの植物のような白いのがこんもりとしていたニコニコ

 

 

完全かけ流しではあるが源泉温度を考えるとぬる過ぎるので、やはりこの後は大浴場の湯に入りなおしたのであった。

 

 

 

板留温泉 旅の宿 斉川

 

青森県黒石市板留字宮下8-1

0172-54-8308 

立寄り入浴料 500円

時間は要確認

 

<源泉:板留3号源泉
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・中性・高温泉)
60.6度
pH7.39
成分総計 1.871g/kg

483リットル/分(動力揚湯)
無色透明
淡芒硝臭あり
淡塩味あり
しっかりとしたスベスベ感と僅かなキシキシ感あり

肌に膜を張るような感覚あり
完全かけ流し

 

2018年5月入湯

※数値はH23年の分析書より