草津温泉「碧の湯」を後にし、北軽方面でとある湯に立寄ろうとするが、4月半ばでまだ冬季休業中だった。
改めて考えると酸性の湯に入りまくった後は、やはり仕上げの湯としてアルカリ系の優しい湯に入りたい。
よし、今まで行けておらず、前回は満員で見送った四万温泉の共同湯、御夢想の湯へ再トライしよう。
四万温泉街の一番奥にある御夢想の湯は、四万温泉発祥の地とも言われている。
細い坂道を上ると開けたエリアに出られ、車も10台ぐらいは停められそうだ。
足湯もあり、その向こうの茅葺き屋根の建物は江戸時代に建てられた日向見薬師堂。
ちょうど桜がイイ感じな時期であり、何とも美しいコントラストであった![]()
御夢想の湯は以前コンクリートのそっけない建物だったが、2006年にリニューアル。
無料の共同浴場にしておくにはもったないような素晴らしい木造の建築物となった。
入浴可能時間は9時~15時まで。
ちょうど終了時間まで入れるタイミングで訪れた感じだった。
四万温泉 御夢想の湯
人気の高い浴場であるが、平日の15時前はラッキーなことに誰も先客は居ない。
脱衣したら階段を下りて浴場に向かうスタイル。
前回訪れたときはこの浴槽にみっちり3人入っていた上に洗い場にもう2人居たため諦めて帰ったのであった(^-^;
広い窓に面した浴槽は四万温泉の共同浴場の中でも最も小さく、先述通り体育座りをして3人が入ったら湯が半分ぐらい溢れそうなレベルではある。
浴槽の小ささは理由があるわけで、浴場の価値とは関係ない。
実際すばらしい浴場である![]()
床の石材の使用もセンスよく、格式の高い旅館の浴場のようだ。
この浴槽をしょぼいと評してる人もいるがとんでもない、ぼく的には最高峰の浴槽であった![]()
また見上げた天井の美しさ。
階段を下りて浴場に達する構造だけに重層な造りになっていて、見上げてて飽きない。
そしてその浴槽。
黒御影石と思われる高級石材をくり抜いて造ったもので、およそ無料の共同浴場では破格の存在感だ。
入浴中の浴槽の肌触りが心地よいことこの上ない。
美しく澄んだ無色透明な湯は、源泉名「四万温泉 湯の泉の湯・山鳥の湯 混合泉」。
源泉温度45.2度、pH8.9の、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉。
成分総計は1.05g/kg。
完全かけ流しにて使用している。
源泉温度を考えると、完全かけ流しにするためにはこの規模より大きい浴槽だとぬるくなってしまうだろう。
そう言う意味でもこの規模が最高なのである。
浴槽内で実測温度は43.8度。
これはやや熱め適温で、長湯は少々つらいが心地よさはある温度。
小さい浴槽を回転よくしいつも新鮮な湯で満たすようにするには、この浴槽の規模は考えられた結果であることがわかる。
実際、極上湯なのであった![]()
細かな白い湯の花が舞っていた。
芒硝臭があり、石膏のニュアンスも少し感じた。
僅かな塩味がする。
湯ざわりは何ともまろやか![]()
草津の後の仕上げには抜群の湯だ。
湯口周りに見える白い析出物も品よく美しい。
自然なスベスベ感があり、何度でも繰り返すがぼく的には極上の湯であった![]()
あまりに心地よいので気が付けば15時をかなり回ってしまい、管理の方にせっつかれて上がることになった…ごめんなさい(^-^;
また違う季節に訪れたい。
以上、2018年4月の群馬の湯シリーズはこれにて終了。
長々とお付き合い、ありがとうございました。
四万温泉 御夢想の湯
群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
入浴料 無料
9~15時
<源泉:四万温泉 湯の泉の湯・山鳥の湯 混合泉>
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉 (アルカリ性・低張性・高温泉)
45.2度
pH8.9
成分総計 1.05g/kg
無色透明
淡い芒硝臭、石膏臭あり
微塩味あり
自然なスベスベ感あり
細かな白い湯の花あり
完全かけ流し
2018年4月入湯
※数値はH26の分析表より
オマケ。
群馬の湯めぐりに欠かせないのが、渋川市にある永井食堂。
何度もこのブログで記事にしているので、今回はオマケ扱い![]()
帰りに寄り、例によって「もつ煮定食 590円」を注文。
今回はもつ大盛にせず。
例によってお膳縦置きはやや食べにくいがルールだから仕方ない。
魔性のもつ煮で美味しいご飯をたんまりいただいた![]()



















